Next Stageネットワーク

開催日:2026年09月15日

2026年度 J-Win Next Stageネットワーク 第2回定例会を開催しました

2026年9月15日(火)、2026年度 J-Win Next Stageネットワーク 第2回定例会を開催し、会場(ビジョンセンター東京)・オンライン合わせて198名のメンバーが参加しました。
2026年度の定例会のテーマは「越境リーダーシップ」です。第2回は「自分の専門領域以外の変数を認識する」の第一歩として、「社会課題」の領域から視野を広げていきます。

■ アジェンダ
  1. オープニング
  2. ご講演
     テーマ:越境の学びをどのように組織・社会に還元するか
     ご講演者:特定非営利活動法人 クロスフィールズ 代表理事 小沼 大地 様
  3. グループディスカッション
  4. グループ発表・質疑応答
  5. ご講評

今回は、特定非営利活動法人 クロスフィールズ 代表理事 小沼 大地 様より、「越境の学びをどのように組織・社会に還元するか」についてご講演いただきました。

■ご講演
「越境の学びをどのように組織・社会に還元するか」
特定非営利活動法人 クロスフィールズ 代表理事 小沼 大地 様

まず講演の冒頭で紹介された「瓶詰めのノミ」の寓話は、多くの参加者に強い印象を残しました。

環境によって自ら限界を作ってしまうノミも、その限界を超えて跳ぶ新しいノミが1匹入ることで、周囲のノミまで跳べるようになるお話は、組織や個人の成長を考える上で非常に示唆に富むものでした。

講演では、小沼様の青年海外協力隊での原体験や社会課題の現場での実践を交えながら、越境学習の本質が語られました。 特に「越境の価値は新たな環境での経験だけでなく、元の組織へ戻った際に感じる違和感の中にもある」という点が印象的でした。その違和感を言語化し、自組織を客観的に見直すことが、学びを組織へ還元する出発点であることを学びました。

また、社会課題とビジネスの距離が縮まる一方、既存の枠組みだけでは解決できない課題が存在することも示されました。そうした課題に向き合い、社会の未来を切り拓いていくためには、異なる領域をつなぐ越境が重要であることを改めて感じました。

何より心に残ったのは、小沼様が自身の想いを飾ることなく語られる姿でした。人を動かすのは理屈や仕組みだけではなく、その人の信念や情熱であることを改めて実感しました。

長年企業で働く中で忘れかけていた理想や志の大切さを思い起こすとともに、越境を通じて得た新たな気づきや視座を、組織や社会のより良い変化へどうつなげていくかを考える機会となりました。

■ 参加者の声(アンケートより抜粋)
  • 特に印象に残ったのは、「自由に跳べるノミが1匹入ることで、周囲のノミも跳べるようになる」というお話。組織を変えるためには、外の世界を知る存在や異なる価値観に触れることが重要であり、越境とはHomeとAwayを往還しながら学びを持ち帰ることだという考え方に強く共感した。
  • 社内異動も小さな越境だと気づきを得た。世の中も変わってきていることを知りながら、保守的になっている自分を見つめ直すきっかけとなった。何を期待されているのか、ポジショニングを意識することを頭でわかっているつもりだが視野を広げる意識を向ける機会にしたい。
  • 部門間を越境する業務が主務の中、若手にその楽しさやわくわく感をどう伝えるとよいのだろうかと考えながら聞いた。青年海外協力隊での花束のストーリーのように、数字ではなく「現実的なひとつの幸せになった事例」を若手に体験してもらえたらと思った。
  • 私自身、今”越境中”で、感じている苦労や違和感を言語化していただけた。また「ゼロ100でなく、自分の中の越境的な生き方」があっていいというお話が聞けたことで、アウェイを感じていた現在の自分の状況を肯定的に受け止めることができた。
  • J-Winのような所属企業外での活動は「複数の生き方」にあたると受け取り、できる・できないなど考えすぎずに思うことは行動していきたいと感じた。自分の中に多様性を持つことと、社外活動について仰々しく捉えずに職場でシェアすることを行っていきたい。