男性ネットワーク

開催日:2026年06月12日

2026年度 第2回男性ネットワーク定例会を開催しました

2026年6月12日(金)、2026年度第2回男性ネットワーク(男性NW)定例会を会場(エッサム神田ホール2号館)とオンライン(Zoom)にて開催(D&I推進者会議との合同開催)しました。

早稲田大学商学部 准教授 村瀬俊朗先生に 「多様化する価値観や背景を持つメンバーをどうチームとして機能させるか」と題し、多様化自体を育むこともさることながら、どう活かして企業、組織の価値に変えていく、リーダーの言動の重要性についてご講演いただきました。
ご講演後はD&I推進者を交えて、気づきや所感を共有しました。立場や組織文化の違いから異なる観点があることを見出す機会ともなりました。

【アジェンダ】
  1. J-Winからのお知らせ
  2. 村瀬 俊朗先生 (早稲田大学商学部 准教授)ご講演
    「多様化する価値観や背景を持つメンバーをどうチームとして機能させるか」
  3. D&I推進者+男性NW合同グループディスカッション
  4. 男性NWグループディスカッション

■ご講演
「多様化する価値観や背景を持つメンバーをどうチームとして機能させるか」
村瀬 俊朗 先生(早稲田大学商学部 准教授)

「先行きが読めない」社会、世界の中で、どう対応していくのか、日本にとっても多様性は非常に重要なキーワード。まず、組織を形成する集団の最小単位としてチームがあり、チームがどう多様性を活かせるかを考えてみる。様々な企業を見てきた経験から良い職場、良いチームは自然発生的には生まれないということがわかっている。

人は似たような考えを持つ者同士の方が楽ではあるが、多様な人たちが揃った時にシンプルなものでも全く違って見える。そして、出会ったことのない、組み合わせたことのない要素を組み合わせることで、創造性の種から芽が出始める。しかし、会議では多様な人がいるにも関わらず、多様な意見が出ないことが多くある。重要なのは発言しやすい環境を作ること。「声を出してください」では声の上げづらさは変わらない。チームリーダーがロールモデルとなり、メッセージを届けるだけではなく、言動が合っているのかが重要なポイントとなる。

最終的には粘り強く相手に自分の時間を投資して話を聞くような泥臭い作業をみんなで行っていくことに尽きると思う。皆さん、お忙しい中で大変だと思うが、ぜひ、頑張って不可能を可能に変えていっていただきたい。

ご講演後は男性NWメンバーとD&I推進者との意見交換を実施し、講演から受けた印象や学びを語り合いました。 立場や組織文化の違いから異なる観点があることを見出す機会ともなりました。

■参加メンバーからのコメント
  • D&Iは多様な人材を単に受け入れるだけでなく、違いを活かして組織の成長につなげる考え方である。心理的安全性を高め、多様な視点を組み合わせることが、より良い意思決定やイノベーション創出につながると理解した。
  • 様々なことを考える際、主語を「私」ではなく相手や周囲にするとよいのかもしれないと感じた。主語が「私」だとどうしても自分目線、自分よがりになってしまうが、その主語を例え「△△さんからすると…」と置き換えることで、他者へのよりよい考え方や行動が自然とできてくるのではないかと感じた。
  • 良いチームは自然には発生しない、という言葉が印象に残った。自身も日々のコミュニケーション、チーム運営で感じており、主体性や多様な意見を引き出しより良いチームにしていくという意識が重要であると思う。
  • 現在まさしく約50名の部下と関係性を築こうとしているところ。その中で忍耐や時間が必要という先生の率直な意見が心にスッと入ってきて腹落ちした。辛抱強くいろいろ対応してみようと思う。
  • 多様化する価値観や背景を持つメンバーに対してどうチームを機能させるかということについて、たくさんのヒントをいただいた。リーダーとして必要なことはまさに基本的なことを着実に行うことだと改めて実感した。
  • 良い職場や良いチームは自然には発生しない。日々の小さな行動が、職場の風土を作り出すというフレーズが印象に残った。日々の気遣いと小さな行動を継続していきたい。
  • 「心理的安全性の重要性」「良い職場や良いチームは自然には発生しない」「日々の小さな行動が、職場の風土を作り出す」など改めて重要性を認識した。
  • 「異見」が共有できる環境は、自然には生まれず、リーダーが意図的に作り出していく必要がある、という点は、改めて考えるきっかけになった。「自身が規範になる」を意識した日々の行動をしていこうと思う。
  • DEI推進で短期的には弊害が出てくる部分も併せて説明いただいたことで、その先に得られるメリットの解像度や時間軸が分かりやすかった。先で得られるメリットに信念をもって取り組むことの大切さも学べた。
  • 多様性を受け入れることがなぜイノベーションにつながるのか?なぜ企業は多様性を推進しているのか?その背景をよく理解できた。
  • 多様性は「諸刃の剣」であると初めて気づかされた。諸刃の剣ではありながら企業の生き残り戦略としてもDE&Iの取り組みが必要だと改めて感じた。