D&I推進者会議
開催日:2022年10月27日
「2022年度 第5回ダイバーシティ推進責任者会議」を開催しました
2022年10月27日(木)、 第5回ダイバーシティ推進責任者会議をオンラインにて開催しました。
会議は11月1日から募集開始となる2023 J-Winダイバーシティ・アワード/アセスメントについての説明から始まりました。次いでダイバーシティ推進責任者メンバーの声から実現したD&I推進支援活動の報告に加え、ダイバーシティ推進責任者・ダイバーシティ担当者の有志の皆さんによる研究会活動の発表。後半に行われたグループディスカッションでは「女性社員のキャリアアップ意識」の評価・測定について情報交換がなされました。
アジェンダ
- 2023 J-Winダイバーシティ・アワード/アセスメント説明
- D&I推進支援活動 上期トピックス
- 研究会活動テーマ別報告
- 課題研究会「経営層の理解促進」「企業文化の醸成」「D&I推進サポート」
- ベストプラクティス研究会「女性管理職・役員登用」「アンコンシャス・バイアス」
- グループディスカッション
「女性社員のキャリアアップ意識」の評価・測定について
2023 J-Winダイバーシティ・アワード/アセスメント
今年もダイバーシティ・アワード/アセスメントのエントリーが始まります。
アワードへの挑戦もさることながら、アセスメントに参加することで、自社のD&I推進の取組および実績の進捗状況、経年変化の可視化が可能になります。また、同業他社との比較により、自社の位置づけを客観視することにもつながります。
アセスメントは年に一度の定期健診。継続受診(エントリー)が大切である旨、事務局よりお伝えしました。
女性活躍推進の実績と課題解決のための取組を数値化
- 自社進捗と他社比較による位置づけの見える化
- アセスメントのスコア+社長&社員ヒアリング、プレゼンテーションにより先進企業をアワード表彰
ダイバーシティ・アワードの詳細は下記ページをご参照ください。
研究会活動テーマ別報告
現在33社45名のダイバーシティ推進実務者の皆さんにより、事例の徹底共有を行う「ベストプラクティス研究会」、具体的な施策として取り上げにくい共通課題に取り組む「課題研究会」という2つの研究会活動が進んでいます。
ベストプラクティス研究会からはテーマ「女性管理職・役員登用」に関して、8社(内田洋行、サッポロビール、JFE商事、昭和電工マテリアルズ、DACホールディングス、日本財団、三菱UFJ信託銀行、ゆうちょ銀行)の施策から「候補者リストの作成・運用」「育成方法(キャリアアップマインド)」「育成方法(スキル・経験)」「上司・職場へのアプローチ」などの特徴的な取組について。
テーマ「アンコンシャス・バイアス」については5社(ゆうちょ銀行、アルプスアルパイン、コニカミノルタ、日本財団、三井住友信託銀行)の事例から、主に社員への気づきを促すe-Learning、研修、ワークショップについて、対象・運営方法等の報告がありました。
課題研究会はテーマグループごとに、ゴールや活動内容を定めて自主的に活動を進めています。スタートから約2か月が経って、「当初の仮説の見直し」「外部とのコンタクトを試す」「まずは自身が楽しむ気持ちを持って執筆分担する」など、それぞれの討議、活動が進んでいます。
11月16日には内永会長理事、横尾理事長への活動中間報告を行い、軌道修正しながら、年度末まで活動を継続する予定です。
グループディスカッション
「女性のキャリアアップ意識」の評価・計測(可視化)について
D&I推進、女性活躍推進を進める上で「女性のキャアアップ意識」が課題であるとよく聞かれ、キャリアアップ意識を向上させるため、いずれの企業も様々な取組を行っています。しかし、実際のところその取組は漠然としており、数値化について共有の機会は設けられていませんでした。そこで、今回は8グループに分かれて情報交換を行い、グループとしてどんな方法で進めるかをディスカッションしました。
各グループディスカッションの内容は本会議の全参加者に共有される予定です。
参加者からは「社内でも検討しなければならないと思っていたのでタイムリーな課題だった」との声があった一方で、「手が付けられていない状況で討議のハードルが高かった」との意見もありました。
今後も客観的な数値と個別の面談結果を並行して利用していくような検討テーマを取り入れていく予定です。
「ベストプラクティス研究会」「課題研究会」のテーマは、年度初めのダイバーシティ推進責任者会議の討議の中から挙げられたものであり、今回報告を行った上期の活動「企業責任者会議の設置」「会長講演の録画視聴」もダイバーシティ推進責任者の声から実現された活動です。
今後も皆さんの声を積極的に取り入れ、相互協力のもと、会員企業の皆さまにとって有効な企画を実施してまいります。