活動・収支報告
2018年度は、120社の企業にご参加いただき、J-Win活動を進めて参りました。これら参加企業のうち、10社がスポンサー会員であり、1社が協賛会員、109社が一般会員でした。これら会員企業の皆様とともに、女性リーダー育成活動、及びダイバーシティ推進支援活動を行いました。当法人の活動も11年度目を迎え、以下の活動を行いました。
女性リーダー育成活動
J-Winの女性リーダー教育の最大の特色である、三層の女性ネットワーク活動では、2018年度は、「第8期High Potentialネットワーク」のメンバーによる活動(293名)が、職種、年齢を越えて展開されました。また、部長層・課長層を中心に、High Potentialネットワークの卒業生並びに会員企業の同等職位の女性社員を対象とした「Next Stageネットワーク(268名)」、さらに執行役員以上を対象とした「Executiveネットワーク(40名)」と、3層あわせて総勢601名の女性ネットワークとなりました。
東京以外の地域でのダイバーシティ推進支援を目標とした活動では、2年目を迎えたJ-Win関西支部にHigh Potentialメンバー31名、Next Stageメンバー29名の60名が参加し活動を行いました。
2018年度は新たにJ-Win九州支部を設立し、九州地域での女性メンバーネットワーク活動を始動しました。九州経済連合会会長の麻生 泰様を筆頭呼びかけ人とし、九州の自治体や、経済界などから18名の方に呼びかけ人に就任いただいております。初年度はHigh Potentialメンバー14名が活動を行いました。
1)High Potentialメンバー活動
「Women to the TOP!」の実現に向けた最初の一年の活動で、キャリアアップに向けたSwitch-Onが活動の目標です。
一年間の活動を通じて、目指す姿を明確化し、TOPを目指す意識を持つことを目的に、幹事会を中心として活動方針やスローガンを定めて活動を行いました。具体的には、自ら設定したテーマについて年間を通じて研究する「分科会活動」とメンバー全員の学びである「定例会」「合宿」を中心に活動が行われました。
分科会活動では、10の分科会に分かれて、自ら設定したテーマについて年間を通じて研究しました。
定例会は、東京・関西・九州の3拠点で計19回実施しました。様々な講師の方のご講演を通じて視座を高めるとともに、グループワークで自らの行動変革につなげるような課題を設定し、取り組みました。東京での定例会は関西・九州にも中継を実施し、同内容の研修が受けられるように工夫しております。
12月には米国・ボストンへの4泊6日の「海外研修」を行い、44社から84名が参加しました。当海外研修では、Innovate yourself!-Reach out to make it happen-をスローガンに、現地の企業、団体とのセッションを通じて、イノベーションを生み出すためのD&Iの重要性とリーダーの行動や心構えを学びました。帰国後は、研修の振り返りを行うとともに、個人の行動宣言を策定しました。
2019年3月に、一年間の活動の総括として、拡大会議にてHigh Potentialメンバーだけではなく、会員企業のみなさまのご出席のもと、多くのご来賓の方々をお招きして分科会の活動報告を行いました。一年間の活動の結果、「TOPを目指したい」と考えるメンバーは、活動開始時の47.8%から93.2%と大きく上昇しました。
プログラム | 実施日 | 実施場所 | プログラム内容 | 参加人数 |
---|---|---|---|---|
1)定例会 | 4月26日 (関東・関西・九州合同) |
東京 ウィメンズプラザ |
・J-Win理事長 内永ゆか子の講演 「経営戦略としてのダイバーシティ」 ・ネットワーク活動概要紹介 |
261名 |
5月14日 (関東・関西・九州合同) |
TKP竹橋 |
・High Potentialネットワーク卒業生から |
264名 | |
7月13日 (関東開催) |
TKP竹橋 | ・第8期High Potential活動方針発表 ・Executiveネットワークメンバーとのラウンドテーブル | 201名 | |
7月27日 (関西開催) |
大阪大学 中之島センター |
・第8期High Potential関西活動方針発表 ・・Next Stageメンバーによるパネルディスカッション Next Stageメンバーとのラウンドテーブル | 27名 | |
7月27日 (九州開催) |
アクロス福岡 | ・第8期High Potential九州活動方針発表 ・講演 西日本電信電話株式会社 常勤監査役 大賀公子様 「持続的成長の担い手としての女性への期待~64年の振り返りから~」 |
14名 | |
8月3日 (関東開催) (関西・九州へ中継) |
ビジョンセンター永田町 J-Win関西オフィス アクロス福岡 |
・講演 株式会社アクアビット 代表取締役 田中栄様 「未来予測2018~2030~過去の延長線上に『未来』はない~」 ・グループワーク 「キャリアの夢を思い描く」 |
229名 | |
9月10日 (関東開催) (関西・九州へ中継) |
機械振興会館 J-Win関西オフィス アクロス福岡 |
・講演 株式会社三菱UFJ銀行 執行役員 コーポレート・コミュニケーション部長 南里彩子様 「私のライフキャリア」 ・グループワーク 「自身が目指すトップ像の共有」 「自身が目指すキャリアのゴールを実現するために」 |
206名 | |
9月26日 (関西開催) |
みずほ証券(株) | ・講演 三井住友トラスト・ウェルネスパートナーズ株式会社 取締役社長 前田克典様 「リーダーシップ・マネジメントについて考えるヒント」 ・上司との意見交換会 |
27名 | |
9月28日 (九州開催) |
アクロス福岡 | ・講演 日本航空株式会社 執行役員東京空港支店長兼株式会社JALスカイ社長 屋敷和子様 「リーダーシップについて~女性社長の経験から~」 ・講師とのラウンドテーブル |
9名 | |
10月12日 (関西開催) |
大阪大学 中之島センター |
・講演 西日本電信電話株式会社 常勤監査役 大賀公子様 「持続的成長の担い手としての女性への期待」 ・グループワーク 各自が目指したいリーダーになるための行動宣言 |
22名 | |
10月12日 (九州開催) |
アクロス福岡 | ・男性管理職とメンバーの意見交換 「自身のキャリアへの野望」 「自身が上司や先輩から教わってきたこと」 |
12名 | |
10月26日 ~10月29日 (関東開催) |
TKP八重洲 | ・Executiveメンバーとのラウンドテーブル 「キャリアビジョンを描く ~並みポジティブマインドへ転換~」 |
245名 | |
11月12日 (関東開催) (関西・九州へ中継) |
機械振興会館 J-Win大阪オフィス アクロス福岡 |
・講演 経済産業省大臣官房会計課 政策企画委員 今里和之様 「今後の産業政策の方向性について」 ・グループワーク 「J-Winに参画をして変わったこと」 「今後、社会や企業にどのように貢献していくか」 |
230名 | |
12月6日 (九州開催) |
アクロス福岡 | ・Next Stageメンバーの講演・ラウンドテーブル ・グループワーク 「リーダーマインドの確立」 |
12名 | |
12月11日 (関東開催) (関西・九州へ中継) |
TKP市ヶ谷 J-Win大阪オフィス アクロス福岡 |
・講演 経済協力開発機構(OECD) 東京センター所長 村上由美子様 「グローバル時代のリーダー像~語学力や海外経験だけではないグローバル時代のリーダーに求められるものとは~」 ・グループワーク 「私のグローバル宣言」 |
184名 | |
12月17日 (関西開催) |
損害保険ジャパン 日本興亜(株) |
・メンバーの上司によるパネルディスカッション ・グループワーク 「パネルディスカッションの感想・気付き共有」 「あなたがグローバルリーダーに任命されたらどうするか」 |
26名 | |
1月11日 (関西開催) |
大阪ガス(株) | ・内永理事長とのラウンドテーブル 「TOPの視座を学ぶ」 「さらなるリーダースタイル・行動の具体化促進」 |
30名 | |
1月25日 (九州開催) |
アクロス福岡 | ・講演 損害保険ジャパン日本興亜株式会社 執行役員熊本支店長 野間和子様 「AI・RPAなどデジタル時代を勝ち抜くために」 |
11名 | |
2月6日 (関東開催) (関西・九州へ中継) |
機械振興会館 J-Win大阪オフィス アクロス福岡 |
・Next Stageメンバーパネルディスカッション 「Next StageメンバーはどのようにWomen to the TOP!を目指し続けているのか」 ・グループワーク 「卒業後もWomen to the TOP!を目指し行動し続けるために」 |
205名 | |
2)分科会 | 4月26日~3月31日 | ・東京1 100年人生のポジティブな歩み方 ・東京2 新しい価値を生み出し続ける組織になるために ・東京3 未来を見据えて私たちがエグゼクティブを目指すためのアクティベーションプロセスの考察~PASSIVEからACTIVEへ~ ・東京4 私たちが考えるこれからのチームビルディング ・東京5 私たちが本気で経営層を目指すには~軸を見つけ成長し続ける~ ・東京6 これからの時代のTOPに必要な力~レジリエンスとは~ ・東京7 10年後に活躍できるリーダーを目指す~VUCA時代をSurviveするために~ ・東京8 働き方の多様化が進むこれからの時代のマネジメント ・関西 人財育成 ~管理職手前の女性に向けて~ ・九州 Diversity&Inclusion~女性活躍in九州~ |
31名 31名 32名 32名 29名 31名 31名 29名 30名 14名 |
|
3)研修合宿 | 6月8日~9日 | つくば国際会議場 | ・J-Win卒業生スピーチ ・キャリアアップ研修 ・講演 J-Win理事長 内永ゆか子「仕事からの贈り物」 ・ロールモデルによる講演 ・ロールモデルとのラウンドテーブル ・「キャリアの夢」の発信 ・分科会セッション、Next Stage講評 |
274名 |
1月18日 | TKP市ヶ谷 | ・講演 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社 取締役会長 髙橋薫様 「TOPの視座を学ぶ~個人目線から組織目線へ~」 ・グループワーク 「分科会活動共有」 「TOPの視座を意識して組織目線に変換する」 |
234名 | |
4)海外研修 | 12月9日~12月14日 | 米国 ボストン |
・企業訪問・団体訪問 Boston Scientific Corporation Takeda Pharmaceuticals International MartinTrustCenter for MIT Entrepreneurship Massachusetts Institute technology Cambridge Innovation Center Fish Family Foundation IBM Watson Health ・トロント日本商工会 懇親会 |
80名 |
5)拡大会議 | 3月14日 | ホテル イースト21東京 |
・第8期High Potentialネットワーク活動報告 |
706名 |
2)Next Stageメンバー活動
High Potentialメンバー活動の卒業生や会員企業の課長層・部長層の女性社員を対象に、2年目以降、「Women to the TOP!」に向け、上級管理職を目指し更に企業人としてGear Upするための活動です。
Next Stageネットワークは、「企業で上級管理職として活躍し、私たちが企業・社会を変える原動力になる」というビジョンのもとに、2017年度に活動内容を従来の「女性活躍」のテーマから「ビジネスパーソンとしての視点を養う」に大きくシフトしました。今年度は新たに「Give Back」を目標に加え、後進育成委員会(部長職相当30名)を立ち上げ、High Potentialネットワークの分科会活動支援に取り組みました。 また、特別プログラムは、内永塾に加えて、女性技術者リーダー育成を目的とした内永技術塾(U-STEAM)を立上げ、第1期塾生20名が参加しました。 2018年度は昨年度の活動の締めとしての5月の活動報告会、6月のキックオフに続き、定例会を7回、合宿を1回、行いました。定例会の内容は関西へ中継し、関西メンバーが同内容の研修が受けられるようにしています。
また、研究会活動ではビジネス・社会課題・イノベーション・リベラルアーツの4分野10研究会が活動を行いました。今年度新たに「SDGs Action」「[関西支部]地域の未来創造研究会」「宗教に学ぶ経営者視点研究会」が発足し、初年度の活動を行いました。委員会活動は「内永塾委員会」に加え、High Potentialネットワークの分科会活動支援を行う「後進育成委員会」を立上げ、またこれら全てを幹事会が統括し、一年間の活動を行いました。年度の活動の総括として、すべての研究会・委員会活動の活動成果報告を、Next Stageメンバーだけではなく、会員企業のダイバーシティ推進責任者、講師の方やJ-Win理事を招待し、2019年5月、120名が参加し、開催しました。
プログラム | 実施日 | 実施場所 | プログラム内容 | 参加人数 |
---|---|---|---|---|
1)キックオフ | 7月28日 (関西へ中継) |
TKP竹橋 J-Win大阪オフィス |
・2018年度活動方針・計画発表 ・パネルディスカッション ・グループワーク 「今期実現したいこと」 J-Win理事長 内永ゆか子のメッセージ |
114名 |
2)定例会 | 7月26日 (関西へ中継) |
機械振興会館 J-Win大阪オフィス |
・講演 日本アイ・ビー・エム株式会社 執行役員グローバルビジネス事業戦略コンサルエィんぐ&デザイン統括 池田和明様 「デジタル・フィジカル世界での戦い方~グローバル経営層スタディからの示唆と展望~」 |
133名 |
8月29日 (関西へ中継) |
機械振興会館 J-Win大阪オフィス |
・講演 株式会社シーエムディーラボ代表取締役社長 工学博士 デジタルハリウッド大学大学院特任教授 尹煕元様 「フィンテックが変える世界」 |
112名 | |
9月27日 (関西へ中継) |
機械振興会館 J-Win大阪オフィス |
・講演 株式会社アサツーディ・ケイ ブランドアーキテクト本部 プランニングディレクター 藤本耕平様 「つくし世代(20代の若者)を動かすための新しいマーケティング手法」 |
103名 | |
10月18日 (関西へ中継) |
機械振興会館 J-Win大阪オフィス |
・講演 龍谷大学 世界仏教研究センター長 国際学部国際文化学科教授 久松英二様 「たまに役立つ宗教的発想」 |
83名 | |
11月9日 (関西へ中継) |
機械振興会館 J-Win大阪オフィス |
・講演 経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 新エネルギー課 再生エネルギー推進室室長補佐 山王静香様 「今後の日本のエネルギーの展望~再生可能エネルギーの主力電源化にむけて~」 |
86名 | |
12月18日 (関西へ中継) |
機械振興会館 J-Win大阪オフィス |
・講演 東京藝術大学名誉教授 三田村有純様 「日本の藝術産業が未来を創る」 |
69名 | |
2月12日 (関西へ中継) |
機械振興会館 J-Win大阪オフィス |
・講演 アクセンチュア株式会社相談役 程近智様 「経済界が考える日本の未来~その本質を考える~」 |
92名 | |
3)研究会委員会 | 2018年6月28日~ 2019年3月31日 |
・営業系研究会(ビジネス) ・技術系研究会(ビジネス) ・ミレニアル世代研究会(ビジネス) ・働き方改革研究会(社会課題) ・生涯現役で働き続けるための働き方研究会(社会課題) ・SDGs Action(社会課題) 日本の子どもの未来を創る! 教育格差解消への取り組み ・第四次産業革命研究会(イノベーション) ・[関西支部]地域の未来創造研究会(イノベーション) ・古典研究会(リベラルアーツ) ・宗教に学ぶ経営者視点研究会(リベラルアーツ) |
15名 10名 13名 32名 25名 15名 34名 22名 43名 30名 |
|
4)ラウンドテーブル | 9月14日 | 西日本電信電話(株) | ・J-Win内永理事長との少人数でのラウンドテーブル 東京)10月4日・11月27日 関西)9月14日 |
30名 |
10月4日 | ㈱カーギルジャパン | 30名 | ||
11月27日 | ㈱カーギルジャパン | 25名 | ||
5)内永塾 | 10月17日 | エーオンジャパン(株) | ・経営層を目指す部長職相当を対象とした人材育成塾 ・経営陣、内永塾長による講義 ・経済同友会メンバーによるメンタリング |
20名 |
12月20日 | エーオンジャパン(株) | 20名 | ||
1月30日 | エーオンジャパン(株) | 20名 | ||
2月15日~16日 | 椿山荘 | 20名 | ||
6)内永技術塾 | 5月15日 | シスコシステムズ | ・技術系の係長・課長職相当を対象とした人材育成塾 ・経営陣、内永塾長による講義 ・技術同友会メンバーによるメンタリング |
20名 |
7月10日 | シスコシステムズ | 20名 | ||
8月7日 | シスコシステムズ | 20名 | ||
9月13日 | アステラス製薬㈱ | 20名 | ||
10月12日~13日 | ザ・プリンスさくら タワー東京 |
20名 | ||
7)合宿 | 1月18日~19日 | 東レ(株) 総合研修センター |
・研究会中間報告 ・講演 J-Win理事長 内永ゆか子 ・講演 一橋大学院 国際企業戦略学科教授 楠木建様 「イノベーションの本質~それは何ではないか~」 ・グループディスカッション 「ストーリーとしての競争戦略/楠木建著」を読んで」 「「○○にイノベーションをおこせ」<外食産業/出版業>ー」 |
105名 |
8)活動報告会 | 2019年5月23日 | TKP秋葉原 | ・2018年度活動報告 ・委員会総括、研究会報告 ・ご来賓講評 ・Next Stageパネルディスカッション |
195名 |
3)Executiveメンバー活動
企業の執行役員以上を対象にした、三層のネットワークのTOPに位置するネットワークです。2018年度Executiveネットワークは、従来の「Give Back」の他に、新たに「Challenge」をテーマに加え、1年間の活動を行いました。
自己研鑽では経営者としての知見・視野を広げることを目的に、外部講師による講演とラウンドテーブルを行う定例会を6回行ったほか、研究会活動を立上げ、3つの研究会が活動を行いました。
更に、日本のエグゼクティブリーダーとして国内外の団体との連携を強化し、ExecutiveネットワークのVisibility向上に取り組み、第1回目の活動として、カナダのNPO団体APFC(Asia Pacific Foundation of Canada)との合同企画を2019年4月に実施しました。カナダからの訪日メンバーも含めて200名以上が参加するイベントとなりました。 Give Back活動は、第8期High Potentialメンバーに向けた少人数でのラウンドテーブルを2回実施したほか、Next Stageによる第8期High Potentialメンバーの分科会活動指導を行う「後進育成委員会」の立ち上げを支援しました。
プログラム | 実施日 | 実施場所 | プログラム内容 | 参加人数 |
---|---|---|---|---|
1)キックオフ | 5月9日 | アークヒルズクラブ | ・2018年度活動計画 ・J-Win理事長 内永ゆか子講話 |
19名 |
2)定例会 | 6月13日 | TEPIAニューオータニ | ・活動ビジョン発表 ・講演 日興リサーチセンター株式会社 社会システム研究所長・主任研究員 寺山恵様 「ESG投資と日本企業の課題」 |
25名 |
7月11日 | アークヒルズクラブ | ・講演 株式会社日本総合研究所国際戦略研究所理事長 公益財団法人日本国際交流センター シニア・フェロー元外務審議官 田中均様 「国際情勢の読み方」 |
25名 | |
9月12日 | TEPIAニューオータニ | ・講演 メディアアーティスト、筑波大学学長補佐 准教授デジタルネイチャー研究室 主宰 落合陽一様 「日本再興戦略と多様性」 |
19名 | |
10月10日 | アークヒルズクラブ | ・講演 プロアクト法律事務所弁護士 竹内朗様 「役員のためのコーポレートガバナンスとリスクマネジメントの新常識~3線ディフェンスとリスク情報のエスカレーションを中心に~」 |
28名 | |
11月14日 | アークヒルズクラブ | ・講演 首都大学東京教授 木村草太様 「日本国憲法の歴史的意義と学び方」 |
27名 | |
1月16日 | アークヒルズクラブ | ・講演 三井不動産リアルティ株式会社 上席アドバイザー 宮本佳代子様 「進化」 |
25名 | |
3)合宿 | 2月9日 | アークヒルズクラブ | ・講演 東京大学 高齢社会総合研究機構 特任教授 秋山弘子様 「長寿社会の課題と可能性」 ・研究会活動発表 ・2019年度活動方針協議 ・ネットワークの意義と今後についての検討 |
27名 |
4)研究会 | 5月9日~3月31日 | ・日本近現代史と憲法 ・これからの日本を考える ・日本の文化 |
企業内D&I推進支援活動
企業内D&I推進支援活動は、会員企業様内の「経営戦略としてのダイバーシティ・マネージメント」のより一層の促進と定着のために活動を行っております。
会員企業内におけるダイバーシティ推進責任者・担当者様のニーズが多様化していることを認識し、2018年度はダイバーシティ推進責任者会議のプログラムの種類を4つに分けて実施しました。
また、2017年度新たな試みとして開始した男性ネットワークは、2018年度も11社14名の新たなメンバーで活動を行いました。メンバーは3つの分科会に分かれて活動を行い、活動成果は2019年3月の拡大会議で発表を行うとともに、分科会の発表は、2019年4月度のJ-Win理事会およびダイバーシティ推進責任者会議で行いました。
2017年度に開始した会員企業様訪問も継続して行い、各企業におけるダイバーシティ推進の現状や課題、ダイバーシティ推進責任者・担当者の悩みを理解し、信頼関係を築くとともに、そこで得られた情報をJ-Winの企業内D&I支援活動に反映させる等有意義なものとなりました。
2019J-Winダイバーシティ・アワードは、本年で12回目の開催となりました。D&I推進を進める先進企業を表彰することで、日本のD&I推進を加速することを目的としています。また、毎年同じ基準でアセスメントを行いますので、参加企業にとっては自社の経年変化を知り、強み弱みを見極め、D&I推進を効果的に進められるツールとなっております。
1)ダイバーシティ推進責任者会議
会員企業のダイバーシティ&インクルージョン推進度合いに応じたダイバーシティ推進責任者・担当者支援強化を目的に、プログラムを「情報共有(4月・9月・2月)」「ベストプラクティス共有(5月)」「課題ワークショップ(6月、7月、10月、12月、1月)」「内永理事長とのラウンドテーブル(11月)」の4つに分けて計10回実施しました。回数は2017年度比3回増加しております。 課題ワークショップは2017年度に初の試みとして実施した「特定課題検討会(情報共有会)」での気づきを活かした検討 会で、J-Winが独自に設定する、8領域の特定の課題に特化して会員同士で意見交換する中から、解決のヒントを得てもらうことを目的に設定したプログラムです。
プログラム | 実施日 | 実施場所 | プログラム内容 | 参加人数 |
---|---|---|---|---|
情報共有 | 4月24日 | 日比谷図書文化館 |
・J-Win理事長 内永 ゆか子のメッセージ |
65名 |
プラクティス共有 | 5月24日 | TKP竹橋 | ・2017年度男性ネットワーク活動報告 ・2018J-Win ダイバーシティ・アワード 受賞企業の取り組み紹介 事例1:新日本有限責任監査法人 事例2:全日本空輸株式会社 事例3:サントリーホールディングス株式会社 事例4:アフラック生命保険株式会社 |
79名 |
課題ワークショップ | 6月14日 | 東京ウィメンズプラザ | ・会員企業同士の意見交換による課題共有・議論の場 ・テーマ:女性の意識・女性の育成 |
25名 |
課題ワークショップ | 7月19日 | 東京ウィメンズプラザ | ・会員企業同士の意見交換による課題共有・議論の場 ・テーマ:管理職のアカウンタビリティ |
24名 |
情報共有 | 9月10日 | 機械振興会館 | ・High Potentialネットワーク卒業生による発表 「分科会活動から得られたもの」 ・2019J-Winダイバーシティ・アワード募集要項説明 |
50名 |
ワークショップ | 10月23日 | 東京ウィメンズプラザ | ・会員企業同士の意見交換による課題共有・議論の場 ・テーマ:上級管理職登用に向けての取組 |
19名 |
ラウンドテーブル | 11月29日 | 機械振興会館 | ・「上級管理職登用に向けての取組」をテーマとした少人数のラウンドテーブル | 19名 |
課題ワークショップ | 12月11日 | 東京ウィメンズプラザ | ・会員企業同士の意見交換による課題共有・議論の場 ・テーマ:組織風土の改革・男性の意識改革 |
15名 |
課題ワークショップ | 1月22日 | 日比谷図書文化館 | ・会員企業同士の意見交換による課題共有・議論の場 ・テーマ:業務プロセス・評価プロセスの見える化 |
6名 |
情報共有 | 2月6日 | 機械振興会館 | ・講演 日興リサーチセンター株式会社 社会システム研究所長・主任研究員 寺山恵様 「ESG投資と日本企業の課題」 |
32名 |
2)男性ネットワーク
2017年度新たな試みとして開始した男性ネットワークは、2018年度も11社14名の新たなメンバーで活動を行いました。
男性管理職が女性活躍を推進するにあたり、男性自身の抱える問題点を出し、課題を考え、取るべき具体的な行動案や施策を
導き出すことを目指した活動を行いました。
2018年度はメンバーが3つのグループに分かれて、それぞれ「D&Iの本質の浸透」、「女性社員のキャリアを後押しする
コミュニケーションの在り方」、「女性自身(女性の意識改革・育成)」というテーマを設定し、自主運営活動により、自分たちがどうすればよいかという自分事として議論を深掘りしました。活動成果は2019年3月の拡大会議で発表を行いました。2019年4月度のJ-Win理事会およびダイバーシティ推進責任者会議で、活動成果報告を行い、大きな反響がありました。
男性ネットワークは2019年度から規模を拡大し本格的に始動するために準備を進めております。
実施日 | 実施場所 | プログラム内容 | 参加人数 |
---|---|---|---|
8月8日 | 機械振興会館 | ・第2期男性ネットワークの概要説明 ・グループディスカッション ・J-Win理事長 内永 ゆか子とのラウンドテーブル | 14名 |
10月16日 | 東京ウィメンズプラザ | ・グループディスカッション・分科会テーマ設定 分科会1:D&Iの本質の浸透 分科会2:女性社員のキャリアを後押しするコミュニケーションの在り方 分科会3:女性自身(女性の意識改革・育成) |
14名 |
12月13日 | 東京ウィメンズプラザ | ・Next Stageメンバーとの意見交換 ・分科会活動 |
14名 |
1月17日 | 東京ウィメンズプラザ | ・分科会活動 ・行動計画・行動案・施策の策定 |
14名 |
2月13日 | 東京ウィメンズプラザ | ・先輩経営者との意見交換 ・分科会活動 |
14名 |
3月19日 | 東京ウィメンズプラザ | ・活動・行動計画の策定 ・今後に向けた意見交換 |
14名 |
3)2018J-Winダイバーシティ・アワード
2018年度も、企業におけるダイバーシティ推進を加速するため、内閣府、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、経済同友会、日経ウーマノミクス・プロジェクト他の後援により、「2019 J-Winダイバーシティ・アワード」を実施しました。企業のダイバーシティ推進の進捗度合いに応じ、2部門に分けて募集をし、アドバンス部門に14社、ベーシック部門に31社、計45社の応募がありました。
第一次審査を行い、アドバンス部門から5社、ベーシック部門から4社の合計9社をファイナリスト企業として選出し ました。 さらに、東京家政大学名誉教授樋口恵子氏を審査委員長とする審査委員会により第二次審査(ヒアリング)、プレゼンテーション審査、最終審査会を行い、両部門合計で4社の授賞を決定しました。同時に決定した経営者アワード、リーダー・アワードの個人賞も含めて授賞企業と授賞理由を、2019年3月14日開催の拡大会議にて発表し、授賞式を執り行いました。
詳細はNPO法人J-Winホームページでも公表しております。
詳細はこちら
【応募から受賞決定まで】
10月2日~12月初旬 → 応募と一次審査
1月中旬~2月上旬 → ヒアリング(二次審査)
2月22日 → プレゼンテーション(最終審査)
2月22日 → 受賞決定
【応募総数】
45社
【報告書】
全体報告書(2019年5月)
応募社別のアセスメントレポート(2019年3月30日発行)
D&Iレポート、2019 J-Winダイバーシティ・アワード速報(2019年3月14日※拡大会議にて配布)
企業賞 | ||
---|---|---|
アドバンス部門 | 大賞 | 全日本空輸株式会社 |
準大賞 | 日本航空株式会社 | |
ベーシック部門 | ベーシックアチーブメント大賞 | デロイト トーマツ グループ |
ベーシックアチーブメント準大賞 | SGホールディングス株式会社 | |
個人賞 | ||
経営者アワード | イオン株式会社 取締役兼代表執行役社長 グループCEO 岡田元也様 |
|
リーダー・アワード | デロイト トーマツ合同会社 パートナー グループダイバーシティ担当 公認会計士 林敬子様 |
広報・渉外活動
J-Winの認知度向上を目的とした情報発信強化を2017年度から継続して実施しました。メールマガジン発行・Facebookへの投稿・J-Winホームページへの掲載などを通じて、活動目的や活動結果等の発信を、2017年度よりも機会と量を増やし実施しました。メディアへの露出件数も前年度より3件増加し14件となりました。
また、現在の活動内容に合わせ、法人案内パンフレットを刷新しました。12年の活動の歩みやアドバイザリーボードメンバーからのメッセージも掲載し、J-Winの全体像を伝えるものになっております。
プログラム | 発行/実施日 | 主な内容 | 部数/人数 |
---|---|---|---|
1)J-Win Reportの発行 | 6月 | ・J-Win設立10周年特別記念号 ・アドバイザリーボードメンバーからのメッセージ ・J-Win理事からのメッセージ ・J-Win活動紹介 ・第1期から第7期メンバーの紹介 ・女性ネットワーク活動 10年のターニングポイント ・女性メンバー10名のJ-Winストーリー ・企業支援活動の10年 ・J-Win 10周年記念同窓会開催報告 |
発行部数 約4,500部 |
11月 | ・TOPインタビュー EY Japanカントリー・マネージング・パートナー EY新日本有限責任監査法人理事長 辻幸一様 ・さらに高みへ!Next Stageの歩む道 ・関西・九州 広がるJ-Winのネットワーク ・Top Runner Vol.2 株式会社プリンスホテル 執行役員 経理部担当(兼)経理部長 石田 尚子様 ・イベントレポート ・J-Win通信 |
発行部数 約4,000部 |
|
1)Facebookページ運営 | 随時 | ・https://www.facebook.com/JWinNPOOrg/ ・イベントの情報、メディア掲載情報を発信 ・フォロワー数:約480名 |
投稿回数 102回 |
3)メールマガジン配信 | 3回/月 | 発信回数 34回 配信先 約4,800件 |
注)上記における肩書は開催当時のものです
活動・収支報告、貸借対照表
2018年度の収入は、会員企業からの年会費が155,015千円、Executive、Next Stage、内永塾等の参加会費が25,200千円、進捗診断事業に係る収益が691千円、セミナー等の収入が1,230千円、その他の収入が3,334千円で収入の合計は185,470千円でした。
一方、ネットワーク事業として47,739千円、企業支援事業として23,561千円、広報として13,850千円、営業・渉外として4,170千円、拡大会議として7,248千円、進捗診断事業として909千円、セミナー等の事業として1,344千円を支出し計98,821千円の支出となりました。これら事業を進めるために管理費として、役員報酬、給料、福利厚生費、等、78,240千円を支出しました。
結果、当期経常増減額は、8,408千円の増となりました。
また、NPO法の改正に伴い、2018年度事業報告より、貸借対照表も報告書に含めて報告致します。