ダイバーシティ＆インクルージョンを支援するNPO法人

2023年6月14日（水）、第2回男性ネットワーク定例会を、会場（エッサム神田ホール2号館）とオンラインによるハイブリッド形式で開催しました。

第1回定例会（5月25日開催）での 内永会長理事による「経営戦略としてのダイバーシティ・マネジメント」の講演を受け、今回の定例会では男性ネットワークメンバーが内永会長理事に質問や意見を投げかけるラウンドテーブルを行いました。

ラウンドテーブルでは、男性ネットワークメンバーの「D&I・女性活躍推進に関する疑問点の解消」をテーマに、20名を超す参加者からの質問挙手があり、自分事として積極的にとらえようとしているメンバーの姿勢を見ることができました。

男性ネットワークメンバーからの質問内容をいくつか紹介します。

• 女性はマイノリティだが、若い層も同じように考えていくべきでは。
• どうすれば女性営業職を増やせるか。女性の担当者では困るとの意見も届く。
• 女性の職位が上がっていくことに不満はないが、この人がどうして上がるのだろうというケースもある。女性管理職比率の目標が先行しているのではないか。
• 男女平等に扱いたいというと男は男らしく、女は女らしくということを言われる。
• 会社組織をヒエラルキー型のピラミッド構造で進むのではなく、フラットな組織を目指した方が女性は活躍できるのではないか。働き方を変えるべき。

定例会の最後は、内永会長理事からのクロージングメッセージが伝えられました。

技術が進化し社会は変わる。価値観が変われば、求められているものが何かをゼロから考え直すことが必要になります。多様な価値観の必要性を頭ではわかっていても腹には落ちにくいものです。いろいろな人たちに触れて、多くの気づきを得ること。そして今は、女性を変化のための触媒のような存在として考え、活躍の場を広げていくことが男性管理職である皆さんの役割です。