J-Win NEWS

2025年07月30日

J-Win Executive ネットワーク ✕ お茶の水女子大学グローバルリーダーシップ研究所によるビジネス解説講座を開催しました

7月30日(水)から8月1日(金)までの3日間、J-Win Executive ネットワークに所属する現役女性経営者 3名が講師を務める特別講座「企業のリアル、変革を仕掛けるイノベーションとは」を開催しました。
会場のお茶の水女子大学には、夏休前にもかかわらず多くの学部生・大学院生が参加しました。

■ 一日目 ► 7月30日(水)
なぜ必要か - イノベーションの価値とは
NTTテクノクロス株式会社 代表取締役社長 岡 敦子 氏

NTT 初の女性取締役としてのご経験や、研究開発・新技術の事業化に携わった視点から、イノベーションの本質や社会にもたらす価値について、学生にもわかりやすく語っていただきました。 質疑応答では、「女性経営者に直接お話を聞くのは初めてで感動しました」 「文系の私にもできるイノベーションの形はありますか?」 「NTTのIOWN構想まで話が広がって、未来にワクワクしました」などの声が寄せられ、学生たちにとってもキャリアや将来を考える貴重な機会となりました。

■ 二日目 ► 7月31日(木)
「どう起こすか ― イノベーションを起こすには」
株式会社デイリースポーツ案内広告社 常務取締役 佐藤 美由紀 氏

イノベーションは起きるものではなく起こすもの。総合広告代理店DACグループ初の女性取締役として社会実装力や新たな価値を創出した経験より、様々な実例の紹介とともに「気づき」を深めるミニワークを実施しました。日常生活に潜む小さな違和感に目を向け、課題を見つける視点こそが、イノベーションの第一歩。課題発見力・アイデアカ・実装力の3つがそろってこそ、新しい価値が社会に生まれるというメッセージに、学生たちも真剣に耳を傾けていました。

■ 三日目 ► 8月1日(金)
「どう実現するか ― イノベーションを起こす組織とは」
アフラック生命保険株式会社 執行役員 田中 満実 氏

超VUCA時代における顧客ニーズの多様化に、アジャイル型の組織がどう対応し、変革をリードするか。全社変革の責任者としての経験をもとに、田中氏が解説しました。 講座の後半には、参加者全員が3グループに分かれてアジャイルを体感するグループワークを実施。いま企業が求めるのは、変革を起こす力を持つ人財。アジャイルはあらゆるチーム・場面での応用が可能です。 「ありたい未来 × 変革思考・勇気 × 前に進む力」を一人ひとりが自らの力として育んでほしい ― 。そんなメッセージに、学生たちは自身の未来やキャリアを重ね合わせていたようでした。

■参加者の声(アンケートより抜粋)
  • これまで社会がどのように変わってきたか、今後どのように変わっていくのかを大きな視点から捉える機会は初めてであり、興味深く聞かせていただいた。今回お話を通して様々な企業が多種多様な「イノベーション」を模索していると知り、今後さらに想像もつかないような未来が待っているのでは、とワクワクする気持ちを持つとともに、そうした社会を作っていく存在としての自分を強く意識しました。
  • イノベーションを起こすことが価値観改革につながることが興味深く、魅力的だと感じました。今の快適な生活は数え切れないほどのイノベーションによって作られたものであり、先人たちの努力の結晶でもあります。自分もイノベーターになり、誰かの助けとなるようなイノベーションを起こしていきたいです。
  • 「イノベーション=技術革新」という概念を持っていました。しかし、イノベーションは我々の身の回りにありふれたもので、誰にでも起こせるものだと確信を得ました。今の私たちが快適に暮らせるのは、多くの人のイノベーションがあったからこそなのでしょう。いつか自分もイノベーションを起こして、誰かの生活をより豊かにしたいです。
  • 3日間かけ、段階的にイノベーションについてお聞きしたことで徐々に解像度が上がっていったように感じます。今まで遠い世界のことだと思っていたイノベーションが、私にも起こせそうだと分かり勇気が出ました。イノベーションを、「新結合」「誰かの不を解決するためのもの」と言い換えると考えやすく、私にもイノベーションできる!という自信を持って、日々を過ごしていきたいと思います。