J-Win NEWS

2026年03月13日

「2025年度 J-Win 拡大会議」を開催しました

2026年3月13日(金)、「2025年度J-Win拡大会議~多様性を明日への成長に~」を、会場の日経ホールとオンラインのハイブリッド形式で開催しました。
第15期High Potential ネットワークメンバーを中心に、その上司や人事部門、J-Win関係者など、会場とオンライン参加を合わせ、約600名の皆様にご参加いただきました。

今回の拡大会議では、新テーマとして「多様性を明日への成長に」を掲げ、従来の報告形式から大きく進化しました。パネルディスカッションやメンバーによる「生の声」、アワード受賞企業の知見を共有する実践的なプログラムといった新たな試みにも挑戦しています。

後援:アイルランド大使館、スウェーデン大使館、セルビア共和国大使館、
フィンランド大使館、メキシコ大使館(五十音順)
【プログラム】
  1. 開会挨拶 J-Win理事長 横尾 敬介
  2. 来賓挨拶 女性活躍担当大臣・内閣府特命担当大臣(男女共同参画) 黄川田 仁志 様
  3. 女性三層ネットワーク活動報告
      Beyond Boundaries
      「企業を超え、世代を超え、未来を創る
        ~女性三層ネットワークが生み出す越境型リーダーシップ」
    ・三層幹事長による活動総括
      「企業を超えたネットワークは、人材にどんな成長をもたらすのか?」
    ・High Potential ネットワーク活動報告
      「次世代リーダーは、どのように視座を広げていくのか?」
    ・JEN×Next メンタリングペアによるトーク
      「なぜ“社内で起きない変化”が起きるのか?」
    ・三層メンバークロストーク
      「女性活躍はもう終わったテーマなのか?」
  4. 企業支援活動報告
    ・D&I推進プログラム
    ・D&Iアセスメント
    ・男性ネットワーク 2025年度メンバーによるトークセッション
  5. 2026 J-Winダイバーシティ・アワード表彰式
  6. ダイバーシティ・アワード アドバンス部門 大賞 受賞企業講演
  7. クロージング

■ 開会挨拶 J-Win理事長 横尾 敬介

J-Win拡大会議は、横尾理事長の挨拶から幕を開けました。
理事長はまず、ダイバーシティ&インクルージョンは理想論ではなく、企業の持続的成長を支える経営戦略であること。
そのうえで、女性活躍をその第一歩と位置づけている理由について、同質性の高い組織の殻を破り、変化の時代を生き抜くための最も確かな原動力になると信じているからだと語りました。
最後には、「本日お集まりの皆さま一人ひとりが変革の担い手であり、ともに学び、ともに問い、ともに行動することで、次の時代を切り拓いていきましょう」と呼びかけ、力強く開会の挨拶を結びました。

■ 来賓ご挨拶
女性活躍担当大臣・内閣府特命担当大臣(男女共同参画) 黄川田 仁志 様

来賓のご挨拶では、女性活躍担当大臣・内閣府特命担当大臣(男女共同参画) 黄川田 仁志 様よりビデオメッセージを賜りました。

メッセージでは、女性活躍の推進は、すべての方が個性と能力を十分に発揮し、生きがいを感じられ、多様性が尊重される社会の実現につながるものであると同時に、我が国の経済社会にイノベーションをもたらし、持続的な発展を確保するうえでも不可欠な要素であると強調されました。
そのうえで、誰もが仕事と生活を両立しやすい職場環境の実現や、採用から登用に至るまで一貫したキャリア形成の支援を通じて、女性役員を社内から登用できる体制を整えていく重要性について述べられました。

J-Win拡大会議 ● 女性リーダー育成支援

■ 女性三層ネットワーク活動報告 — Beyond Boundaries

「企業を超え、世代を超え、未来を創る ~女性三層ネットワークが生み出す越境型リーダーシップ」をテーマに、Executiveネットワーク、Next Stageネットワーク、High Potentialネットワークの三層幹事長が登壇しました。 各ネットワークの活動総括に加え、ネットワークのさらなる深化について共有されるとともに、「企業を超えたネットワークは人材にどのような成長をもたらすのか」という問いを軸に、活発な議論が展開されました。

パネリスト
・SMBC信託銀行 執行役員 津村 あや 幹事長(Executive ネットワーク)
・大日本印刷 本部長 緑川 美咲 副幹事長(Next Stage ネットワーク)
・NTTファシリティーズ 主査 田代 瑞穂 幹事長(High Potential ネットワーク)

■ High Potential ネットワーク活動報告

「次世代リーダーはどのように視座を高めていくのか?」
第15期High Potentialネットワークは、「挑戦と経験」をスローガンに掲げました。
期初には、経験不足がキャリアアップへの不安につながっているという声も多く聞かれましたが、こうした課題意識のもと、メンバー一人ひとりが「挑戦と経験を重ねる」ことを意識しながら活動を推進してきました。
その成果として、メンバーからは多様性とは一人ひとりが持つ“色眼鏡”であり、多様な人々との対話を通じて視座を広め、成長へとつなげていくことの重要性。また、J-Winでの活動を通じて、挑戦を生み出す土台には、安心して任せ合える環境、すなわち心理的安全性があることへの気づきが報告されました。

モデレーター
・津村 あや 様(Executive ネットワーク)
パネリスト
・西部ガス 内田 ゆかり 様(High Potential ネットワーク)
・ブリヂストン 木城 香菜子 様(High Potential ネットワーク)
・みずほ銀行 高橋 梨々花 様(High Potential ネットワーク)

■ JEN×Next メンタリングペアによるトーク

「なぜ“社内で起きない変化”が起きるのか?」をテーマに、J-Win女性ネットワークによるメンタリングの取り組みが紹介されました。
J-Winでは毎年、ExecutiveネットワークとNext Stageネットワークのメンバーによる1対1のメンタリングを実施しています。当日は、プログラムに参加したメンターとメンティの代表が登壇し、具体的な歩みや得られた効果、そしてそれぞれの気づきについて語りました。
異なる企業・業種の視点が交わることで、自身の前提や組織の常識を相対化し、新たな行動変容につなげる。こうした越境型の対話こそが、社内だけでは生まれにくい変化を引き出す要因となることが示されました。

モデレーター
・津村 あや 様(Executive ネットワーク)
パネリスト
・アフラック生命保険 田中 亨子 様 メンター(Executive ネットワーク)
・監査法人トーマツ 中村 悦子 様 メンティ(Next Stage ネットワーク)
・NTT東日本 境 麻千子 様 メンター(Executive ネットワーク)
・三井情報 畑中 かおる 様 メンティ(Next Stage ネットワーク)

■ 三層メンバークロストーク

「女性活躍はもう終わったテーマなのか?」という、挑戦的な問いを掲げてクロストークが行われました。近年、「女性活躍はすでに一定の成果を上げており、次のステップに進むべきだ」という声がある一方で、現場では依然として構造的な課題が残っているという実感も共有されています。
本セッションは、結論を急ぐ場ではなく、世代や立場の異なる当事者のリアルな視点を交差させることで、女性活躍を“次のフェーズ”へと進めるための問いを深めていく場です。参加者とともに、多様な視点から今後の方向性を考える機会となりました。

モデレーター
・津村 あや 様(Executive ネットワーク)
パネリスト
・KPMGコンサルティング 麻生 多恵 様(Executive ネットワーク)
・みずほフィナンシャルグループ 河野 朋子 様(Executive ネットワーク)
・トランスコスモス 鈴木 亜希子様(Next Stage ネットワーク)
・NECビジネスインテリジェンス 豊田 千代子 様(Next Stage ネットワーク)
・アフラック生命保険 上原 美咲 様(High Potential ネットワーク)
・サッポロビール 高橋 有紀子 様 (High Potential ネットワーク)

J-Win拡大会議 ● 企業支援

■ 企業支援活動報告

J-Win企業支援部の河野部長より、企業支援活動の全体像として、「CEO会議/実行リーダーの会」「企業責任者会議」「男性ネットワーク」「D&I推進者会議」、および「D&Iアセスメント」について紹介がありました。
この「D&Iアセスメント」は、この日、表彰式が執り行われたJ-Winダイバーシティ・アワードの第一次審査データとなっています。
企業における「女性活躍推進のために重要な取組8領域」と、登用・採用・定着といった「実績指標」を数値化することで、各社のD&Iの進捗状況を可視化し、次に取り組むべき課題の見える化につなげていく仕組みであることが示されました。

■ 男性ネットワーク活動報告 2025年度メンバーによるトークセッション

男性ネットワークによるトークセッションでは、各分科会の活動テーマに基づき、女性活躍を阻害する要因の分析や、そこから得られた気づき、今後の行動宣言などが共有されました。
「実効性のある女性活躍推進」チームからは、必要となるマインドセットや阻害要因、具体的なソリューションについての議論が紹介されました。その中で、「誰が取り組むのか」という発想を他責ではなく「We(私たち)」に転換することが、大きな気づきへとつながったことが示されました。
このセッションの最後には、「私たちは“チェンジエージェント”として行動していく」という力強い宣言とともに、「From OBN to Change Agent!!」が披露され、会場の共感を集めました。

パネルディスカッション
モデレーター
・アルプスアルパイン 影山 廣彰 様 (男性ネットワーク)
パネリスト
・三菱UFJ銀行 峯田 陽一 様 (男性ネットワーク)
・NTTテクノクロス 萱森 秀樹 様 (男性ネットワーク)
・フジタ 小柳 英輝 様 (男性ネットワーク)

■ 2026 J-Winダイバーシティ・アワード表彰式

「J-Winダイバーシティ・アワード」には、D&Iを推進し、女性リーダーを継続的に輩出している先進企業を表彰する「企業賞」と、企業においてD&I推進と定着に顕著な貢献をした個人を表彰する「個人賞」があります。
2026 J-Winダイバーシティ・アワードを受賞した企業賞の4社と、個人賞の4名を以下にご紹介いたします。
*企業名・肩書などは授賞当時のものです。
*リーダー・アワードの掲載はお名前五十音順です。

企業賞 【アドバンス部門】
  • 大 賞:アフラック生命保険株式会社
  • 準大賞:株式会社三菱UFJ銀行
企業賞 【ベーシック部門】
  • 大 賞:NTTテクノクロス株式会社
  • 準大賞:パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社
個人賞 【経営者アワード】
  • 株式会社三菱UFJ銀行 取締役 頭取 執行役員 半沢 淳一 様
個人賞 【リーダー・アワード】
  • 株式会社三菱UFJ銀行 人事部 部長 兼 人事部ダイバーシティ推進室長
   上場 庸江 様
  • 東日本旅客鉄道株式会社 マーケティング本部 くらしづくり・地方創生部門
   小西 好美 様
  • 株式会社商工組合中央金庫 DE&I推進部 部長
   船曳 泰雄 様


表彰式の様子、授賞理由については、公式サイトにて詳しくご紹介しております。ぜひご覧ください。
▶ 詳細レポートはこちら: https://j-win5.jp/topics/20260313-2/

表彰式終了後には、企業賞アドバンス部門で大賞を受賞されたアフラック生命保険株式会社 代表取締役社長 古出 眞敏 様にご登壇いただきました。同社の先進的なダイバーシティ推進の取組みについてのご講演は、多くの参加者にとって今後の活動への大きな示唆となりました。

● 第15期High Potentialネットワーク卒業セレモニー

J-Win拡大会議の終了後には、第15期 High Potentialネットワークメンバーによる卒業セレモニーが行われ、J-Winアドバイザーの日本IBM 髙橋 志津様よりエールのお言葉をいただきました。1年間にわたる活動を通じて、それぞれが挑戦と成長を重ねてこられたこと、また日々の業務と両立しながら取り組まれてきたことに、心より敬意を表します。
ご卒業、誠におめでとうございます。