J-Win NEWS
2026年02月05日
駐日アイルランド大使館・在日アイルランド商工会議所の共催イベントで
J-Win Executive ネットワーク メンバー 小林 暢子 さんが登壇しました

2026年2月5日(木)、駐日アイルランド大使館に隣接するアイルランドハウスにて「Women in Leadership ―女性のリーダーシップ」イベントが開催され、J-Win Executive ネットワーク(JEN)メンバーがご招待されました。メンバーを代表して、EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 小林 暢子さんがパネラーとして登壇。会場ではJENメンバー13名 、Next stage ネットワーク メンバー15名が聴講しました。
このイベントは、2月1日が「聖ブリジッド(アイルランドの女性守護聖人)の日」であることにちなんで、多様性とジェンダー平等へのアイルランドの取り組みを示すため、アート・ビジネス・政治など、さまざまな分野で活躍する女性の功績と創造力を祝賀する、アイルランドの祭典です。
アイルランド大使 コール駐日大使による開会のご挨拶から、会はスタートしました。
■アジェンダ
- アイルランド大使 コール駐日大使による開会のご挨拶
- アイルランド政府設立による評価組織「バランス・フォー・ベター・ビジネス」プログラムディレクター
アンドレア・ダーモディ氏による講演 - パネル・ディスカッション「ジェンダー平等に向けてのダイアローグ:進展と課題、機会について」
・登壇者
古布 薫氏(30%クラブジャパン インベスター・グループ チェア)
小林 暢子氏(EYストラテジー・アンド・コンサルティング EYパルテノン パートナー/ JENメンバー)
アンドレア・ダーモディ氏(Balance for Business プログラムディレクター)
・モデレーター:
アシュリン・バリー氏(在日アイルランド商工会議所 副会長/アイルランド政府 商務庁 マーケット・アドバイザー)
本イベントでは、まずアイルランドでのジェンダー・バランスの進展に関する取り組みが紹介され、8年間で経営層における女性比率が2倍以上(18%から40%)に上がるなど、大きな成果が出ていることが発表されました。
その後、JENメンバーの小林 暢子さんら4名によるパネル・ディスカッション「ジェンダー平等に向けてのダイアローグ:進展と課題、機会について」が行われました。

(写真)パネル・ディスカッション風景 左から、アシュリンさん、古布さん、小林さん、アンドレアさん
パネル・ディスカッションでは、アイルランドと日本に共通した課題や、アイルランドで行われている施策について多角的な対話が行われました。
小林さんからは「多様性はパラドックスで、話すほどに男女の壁は高くなりがち。敵対しない形で壁を取り去る工夫をしていきたい」、古布さんからは「(女性活躍の過去の施策では)女性だけに変更を促したのが失敗の原因だった。これからは男性も変わっていかなければならない」、アンドレアさんからは「アイルランドの女性管理職比率が18%から40%に上がった裏には、私たちの働きかけがあった。日本の皆さんも男女のベストバランスに向けて働きかけることを続けてほしい」などのメッセージがありました。
J-Win Executive ネットワークでは、今後も多様性から生まれる新しい価値創造を促進するため、このような国際交流の機会を積極的に創出してまいります。
■参加者の声(アンケートより抜粋)
- アイルランドでもこの8年で女性役員比率が2倍以上となったとのことで、社会への働きかけ次第で社会が変わっていくことを目に見える形で示していただけたことは、日本社会も希望が持てると感じた。
- 女性がAI業界にあまりいないという話と、AIをイネーブラーに変革を推進するという観点は参考になりました。AIが前提になる環境においての経営戦略を検討する時期にあるので、AIの観点からのダイバーシティ促進の施策も検討したいと思います。
- 女性のボードメンバーを40%まで達成し、文化的にも定着しつつあることに驚きました。振り返ってみると日本でも女性のボードメンバーの数は劇的に増えており、存在が当たり前で不在であることに男性自身もバランスを欠いていると認識されるような社会になることはとても重要であると感じました。優秀な女性は職場にもたくさんいらっしゃるので、その方を引き上げていけるよう支援していきたいです。
- 安倍政権における女性活躍推進の失敗から学ぶこと、トップマネジメントのアカウンタビリティの必要性、インセンティブを与えてまで真剣に取り組むしくみなど、現在抱える課題の解決の糸口になるようなアイデアがたくさんいただけました。
- 現在取り組んでいる社内の女性活躍推進について、少し気恥しいというか、まだそんなことやっているの?ブームはもう去ったよ、という社内の雰囲気があるが、企業戦略の人材活用としてジェンダー・バランスをとることに大義があると自身から発信しつづけようと思ったし、自信をもって今の取り組みを進めてよいのだと勇気をいただいたので、益々取り組みを加速させます。
- 国内外でご活躍されている女性リーダの先輩方のお話、ネットワーキングを通して、私も一助として日本と、また日本を基点として海外連携を益々盛り上げて参りたいと思いました。
- アンドレアさんのご講演で、アイルランドの約10年前の女性役員比率が現在の日本の比率に近いことを知り、驚きました。アンドレアさんは「アイルランドでも女性の活躍はまだまだこれから」と話していましたが、それ以上に日本の現状が遅れていることに改めて気づかされました。 また、パネル・ディスカッションでは、男性に比べて女性のロールモデルが圧倒的に少ないという現実を指摘され、私自身もその通りだと感じました。JENの小林さんの「女性だけでなく、男女ともに働きやすい環境を作ることが大切」という言葉も印象に残りました。
- 「ジェンダーのDiversityは年代の違いがある」という小林さんのコメントに共感しました。小林さん、古布さん、Andreaさんをはじめとする、世界中でこれまで切り開いてきた方たちの経験から本質的なポイントをもっと学び、さらに考え、対応していきたいと思いました。