J-Win NEWS
2022年04月21日
日本経済新聞夕刊に内永理事長の 「私のリーダー論」が掲載されました
メディア掲載情報
2022年4月14日(木)、4月21日(木)の2週にわたって、日本経済新聞夕刊 第2面の「私のリーダー論」に、J-Win 内永理事長のインタビュー記事が掲載されました。
NPO法人J-Winで、内永理事長はこれまで数千人の女性メンバーに対しキャリアアップの大切さを伝えてきました。女性リーダーを増やすために必要なのは、リーダー自身が管理職としての充実感や自身の経験をもっと語るべきだ、といいます。
私のリーダー論(上)「女性リーダー、経験を伝えて」(4月14日掲載)
女性の働き方では仕事と家事の両立ばかりに目を奪われがち。
何もかも完璧を目指すのではなく、男性の家事・育児参加や家事代行などの力を借りることも大切です。罪悪感を持たなくてもいいことも、もっと示すべきでしょう。
J-Winの活動ではGive backの精神を大事にしています。
自分の力だけでキャリアを積めたわけではない。チャンスをもらい多くの人に助けてもらったのだから、それを次の世代に返すのは義務だと言う精神です。
インタビューの最後は企業の本気度に関する質問です。海外での経験により問題意識を持ち、対策を真剣に考える経営者が増えていること、投資家や学生の目も厳しくなっていることなどを取り上げ、D&I推進に向けた改革の必要性についてお話されています。
私のリーダー論(下)「部下をもっと好きになる」(4月21日掲載)
新卒で日本IBMに入社し「女性初」を歩み続けてきた内永ゆか子さんにとって、上司や部下からの「手厳しいひと言」がリーダーとしての成長につながった、というお話からスタートします。
上司の米国人から「会社をやめる時にどの地位にいたいのか」の質問に「部長」と答えると「社長や会長を目指せ」と言われたこと。この助言を機に5歳ごとに区切って、どんな仕事や役職を経験すべきかという計画を作るようになりました。
部下との関りについて印象に残っていることは、異動が決まった上司である私へのアドバイスとして「私たちをもっと好きになってください」と言われたこと。当時は部下を好きになるよりも負けたくないと構えてしまい、対立してしまっていたのです。
それからは対立しても、心の中では「この人が好きなの」と思うようにして、部下からの言葉は長らく私の座右の銘になりました。
これまでの様々な経験から「リーダーに必要な4つの素質」について述べています。それは、ビジョンが持てる人であり、自分なりの価値判断が出来て決定を下せる人、顧客や社員を大切にできる人、そして前向きに考えられる人です。
「これまでに真のリーダーだと感じた人は」の問いには、1997年12月に米国の講演会でお会いした、英国 サッチャー元首相のお名前をあげています。