Executiveネットワーク
開催日:2026年01月20日
2025年度 J-Win Executive ネットワーク 1月度定例会を開催しました

2026年01月20日(火)、J-Win Executive ネットワーク(JEN)1月度定例会を、紀尾井フォーラムとオンラインのハイブリッド形式にて開催し、会場41名、オンライン17名が参加しました。
■アジェンダ
- 活動報告
- ご講演:上野 千鶴子 様 「日本企業とジェンダー」 女性はなぜ活躍できないのか?
- Q&A
今回は、社会学者で東京大学名誉教授の上野 千鶴 子様に、『「日本企業とジェンダー」 女性はなぜ活躍できないのか?』と題して、近年増えた非正規共働きの問題点や、雇用システムがつくりだした「女性の分断」などについて、緻密なデータと実証実験を交えて、ご講演いただきました。
■ご講演
テーマ:「日本企業とジェンダー」 女性はなぜ活躍できないのか?
上野 千鶴子 様
社会学者 / 東京大学名誉教授 /
認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長 /
上野千鶴子基金代表理事
講演は「なぜ女は働いてもカネにならないのか」という衝撃的な問いかけからスタート。
その後、統計データやファクトを示しながら、日本のジェンダー格差や労働問題の構造を論理的かつ分かりやすく説明いただきました。
そして、女性活用は人権課題であると同時に、企業の利益率向上にも直結する「経済合理性のある選択」であると強調され、上野節が炸裂する痛快かつ深い学びの時間となりました。
また「今、意思決定権を持つリーダーに求められているのは、この政治的・意図的につくられた”人災”とも言える雇用の偏りを認め、性差別的なシステムを解体すること」との提言も。
「今日ご参加の皆様方は、意思決定権をお持ちの方たちなのですよね。どうぞ意思決定権を正しく使っていただきたい」と、JENメンバーへの期待のメッセージも語ってくださいました。
講演後のQ&Aでは、メンバーから「若い世代にどう伝えていくべきか」「私たち、経済界の女性リーダーたちにどのような期待をされているか」「女性活躍は終わったという世間の人たちにどう伝えていくべきか」などの幅広い質問が寄せられ、上野様から明快なご回答と、メンバーへの励ましの言葉をいただきました。
「混沌とした世の中で、自らの枠を超えて社会に影響を与えていく」そんな決意を新たにした定例会となりました。
■参加者の声(アンケートより抜粋)
- データに基づく日本の格差がさらに拡大している現状に絶望感を抱いた。誰もが努力すれば、報われる社会、希望や夢を持てる社会を作っていくには、一人ひとりができることを全部するという言葉を実践していきたいと思う。
- 「あなたたちは経営の意思決定で、変えられる立場」「小さなことでもよいから動いてみるべき」という言葉が強く印象に残っており、役員という立場であるこの期間に、動いて会社、そして社会を変えていこうという思いを新たにした。
- 構造的な差別とは何なのか? その結果が示すデータを目の当たりにし、改めて自社を振り返り、できるところから変革していきたいと思った。
- 女性活躍推進について日頃から感じていたもやもやを、各種データや研究結果などを使って整理していただき、背中を押された。いただいた情報とパワーをもとに「変える」ための営みを熟慮・実行していこうと思う。