Next Stageネットワーク

開催日:2025年11月18日

2025年度 J-Win Next Stage ネットワーク 第2回定例会を開催しました

2025年11月18日(火)、Next Stage ネットワーク 第2回定例会を開催し、155名のメンバーが参加しました(会場・オンライン)。

■アジェンダ
  1. オープニング
  2. ご講演
    テーマ:「理念を成果に繋げるリーダーシップ 〜志・大義・共感のすすめ〜」
    ご講演者:株式会社Criacao(クリアソン)代表取締役社長CEO 丸山 和大 様
  3. 質疑応答
  4. グループディスカッション
  5. 振り返り(グループ代表2名)
  6. 総評

今年度の定例会テーマは 「Shift(シフト)」―スピード感を増す社会変化をとらえ、経営者としての視座・覚悟を持つ自己へシフトする―と設定しています。
第2回目となる今回は、「理念を成果に繋げるリーダーシップ 〜志・大義・共感のすすめ〜」をテーマにご自身の理念を確立し、周囲を巻き込みながら「行動変革」を実践されてきた、株式会社クリアソンCEO 丸山 和大 様より、リーダーシップの本質に迫るご講演をいただきました。

丸山様は、新卒で大手商社に入り7年間勤務したあと、2013年に起業。東京都新宿区を本拠地とするサッカークラブ「クリアソン新宿」(JFL所属)の代表として、サッカークラブ事業を筆頭に、地域商店街と連携するなど、スポーツと社会を繋ぐさまざまな取り組みを行っています。
サッカークラブ「クリアソン新宿」は現在、JFL(Jリーグの一つ下の全国リーグ)に所属。「東京・新宿からJリーグ、世界一のサッカークラブを」を合言葉にJリーグ加盟を目指している、成長中のチームです。

明確な志を持ち、圧倒的に行動して、共感者を増やしながらビジネスを広げていくという、失敗談も交えた熱く論理的なお話は、リーダーシップの一つの形を具現化したものであり、その情熱的な姿勢に触れたメンバーたちが「一緒に仕事をしたい!」と感じたほど、あっという間の70分でした。

学生時代からプロサッカー選手を目指していたが、かなわなかったという丸山様。創業するにあたり、サッカーをビジネスの軸に据えつつも、単なるスポーツとしてではなく多面的に捉え、地域活性などの幅広い貢献と、確固たる理念を元に、ビジネスを続けてきました。
サッカーへの熱意と、周囲への性善説で仲間やパートナーを増やしてきた軌跡は、“奇跡”とも言える人と人とのつながりによるもので、だからこそ現在の成功に至っていることを納得させられる内容でした。

「リーダーによって、よくも悪くも人が活き、人が滅ぶ」という信念をもとに、性善説で仕事をし、仲間を信じきる強さや矜持を保ち続ける丸山様のリーダーシップ論に、感銘を受けたメンバーが多数。明日から社内のチームや人への接し方が変わるご講演でした。

■参加者の声(アンケートより抜粋)
  • 「理念を持っていれば、それに向かうために、仮説でも積極的に行動する力になる。なので、行動することをやめなかった」という部分に、とても共感しました。机上で考えているだけでなく、行動することで理念が磨かれていくのだろうと思いましたので、私も明日から、まず行動、を心掛けます。
  • 「世界一になるというのは、まだ誰も達成していないから、みんなで目指しやすい」というのはなるほど、と思いました。目標が高すぎると心配になりそうですが、誰よりも上にあるから、がむしゃらに目指すことができるという考え方もあるのですね。
  • 丸山様の信頼関係の築き方の中に、たくさんの″内省″があったことが印象的でした。サッカーは失敗の多いスポーツだけど、挽回が可能だったり、仲間がいればフォローし合ったりできると伺い、自分のチームも失敗を恐れず、失敗してもすぐに立ち上がれる、そんなチームにしていきたいと思いました。
  • 志や大義を持ち、目指すべき方向性が明確で、自信にあふれていて素敵だと思いました。丸山様の情熱が周囲を動かす原動力にもなっているのだと感じました。
  • 「自分の仕事の先の何が、世界や業界のためになるか」、大きな視野で捉えることが大事と改めて感じました。その心を持って業務の進め方を見直したいと思います。
  • 自分がこれからどのように考え、行動していくべきかのヒントが随所にあり、とても刺激を受けました。今後のアクションプランとしては「性善説を前提に、最も身近にいる同僚や部下を大切にし、それぞれの強みを活かすマインドへ切り替える」「相手が何を考え、何を求めているのかを意識しながら、丁寧に話を聞く」「理念を因数分解し、『なぜ』を繰り返しながら徹底的に考え抜く」を行っていきたいと思っています。