男性ネットワーク
開催日:2025年11月07日
2025年度 第7回男性ネットワーク定例会を開催しました

2025年11月7日(金)、2025年度第7回男性ネットワーク(男性NW)定例会をオンライン(ZOOM)にて開催しました。
今回は、恒例となったJ-Win Executiveネットワーク(JEN)メンバーをお迎えしてのラウンドテーブル。事前に分科会ごとに「活動を進めるうえで直面した疑問」等をまとめ、当日JENの皆さんに率直に伺い、お答えいただきました。
【アジェンダ】
- 本日のゴールと進め方
- ラウンドテーブル 1回目
- ラウンドテーブル 2回目
- JENの皆さんからのコメント・ご感想
- グループディスカッション ~ラウンドテーブルからの気づきの共有~
■J-Win Executiveネットワークの皆さんとのラウンドテーブル
今回、手挙げでご参加表明くださったJENメンバーは10名。ラウンドテーブルでは、男性NWメンバーの分科会ごとに「これまで活動してきた中で疑問に思ったこと」「経営層としてのお考え」「ご自身のキャリア上のご経験」などの事前に準備した質問を、JENの皆さんに投げかけました。1回35分のラウンドテーブルを2回実施し、テーブルごとに2名のJENの方のお話を伺いました。
◆ご参加くださったJ-Win Executiveネットワークの皆さん(企業名50音順)
- 株式会社イオンボディ 藤田 紀久子 様
- NTTテクノクロス株式会社 岡 敦子 様
- 株式会社NTTデータフロンティア 加納 友季子 様
- NTTドコモビジネス株式会社 高橋 聡子 様
- NTT西日本株式会社 横山 桂子 様
- 損害保険ジャパン株式会社 藤中 麻里子 様
- 株式会社DACホールディングス 川﨑 恭子 様
- デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社 橋本 純子 様
- 有限責任監査法人トーマツ 奥谷 恭子 様
- ユニアデックス株式会社 高柳 陽子 様
◆男性NWメンバーからJENの皆さんへの質問(一部抜粋)
- 「D&I推進の意義」「女性活躍という言葉の捉え方」についてのお考えをお聞かせいただきたい。
- 職場の「満足度」を向上させる手段の一つとして、組織外交流があると思うが、具体的に実施している取組について教えてほしい。また、横のつながりを拡げるため、参加者を増やすための施策についてどんなものがあるか。
- D&Iについて成果が上がっている、先進的な取組と、成果が望めない取組について。
- 職場のマジョリティである男性陣の理解、参画を促進する取組について。
- 職場や現場での、無意識のバイアスを取り除くような取組を紹介いただきたい。
- 意思決定層の多様化に関し、具体的にどんな人たちにアプローチし、どんな環境作りをすると効果的か。
- 現在、職場で不安に感じ、管理職になりたくないという声が多い。ご自身はどう乗り越えたかのご経験を伺いたい。また、こういう制度や支援があれば良かったというアイディアは?
■グループディスカッション
後半は、男性NWメンバーが各ラウンドテーブルで印象に残ったご発言、コメント、考え方について共有しました。
◆ラウンドテーブルでの気づきの共有
- 「女性のロールモデルは必ずしも女性である必要はない。そもそもライフまですべて同じ人はいない。男性でもこの人の仕事のスタイル、考え方がいいなと思ったら取り入れればよい」という言葉が印象に残った。
- JENの皆さんがとてもパワフルで常に笑顔だったのが印象的だった。聞いている我々もエネルギーをもらえる感じがした。
- 会社は違えど目指すべきもののコンセンサスや経営視点が一致しているというのはすごいことだと感じた。我々男性NWの活動が成すべき動きの必要性も再認識した。
- 「女性に下駄を履かせる」ということについて。「どんどん履かせるべき。または、男性が履いている下駄を脱ぐことで、やっと、同じスタートラインにつく」というご発言にハッとした。
- 「会議に女性がいない時、それ自体に感度を持てているか?」女性が入っていないこと自体がおかしいと思わないとおかしい。
- 「女性は本当に管理職になりたくないのか? それは私たちの議論でバイアスがあるのではないか?」と質問されて改めて考えさせられた。
- 「管理職には苦しさ以上に面白さもあり、その面白さを知った人が強い」というコメント。
- 「インポスター症候群」という言葉。女性が男性に比べて自信が持てないという状況があることを初めて知った。
- 「企業で活躍する女性が自然発生するのを待っていても進まない。企業の多様な意思決定のためにまず現状を打破しなければいけない」という話がとても印象に残った。
なかなか機会のない女性エグゼクティブとの対話で、最初は緊張気味だった男性NWも、どんな質問にでも笑顔で即答くださるJENメンバーに驚くとともに多くの気づきを得たようです。
次回12月の第8回定例会では、男性NWのOBの方に、プログラム参加前後の意識の変化、現在の自社での活動について伺います。