男性ネットワーク
開催日:2025年01月09日
2024年度 第9回 男性ネットワーク定例会を開催しました

2025年1月9日(木)、第9回 男性ネットワーク定例会をオンライン(ZOOM)にて開催しました。
昨年5月に開始したプログラムも大詰めに来て、プログラム終了後、具体的にどんな行動をとるべきかを考える段階となりました。そこで、今回は2019年度、2020年度と2年連続して男性ネットワークに参加されたOB、デロイトトーマツグループ パートナー 栗原健輔様をお迎えし、参加のきっかけ、プログラム参加中に起きた考え方の変化や現在の活動などについてお話しいただきました。講話終了後はメンバーからの率直な質問にも丁寧にお答えいただきました。
■アジェンダ
- 本日のゴールと進め方
- 男性ネットワークOBご講演と質疑応答
- 分科会チーム別ディスカッション
- お知らせ
■ 男性ネットワークOB講演
デロイトトーマツグループ パートナー 栗原 健輔 様
・現在、ニューヨーク赴任した配偶者とともに海外勤務中
2019年、2020年と2年連続して男性ネットワークに参加しました。
当初、女性活躍が進まないのは制度や運用のせいではないかと考えていました。しかし、制度は充実していたことがわかり、実はマジョリティである男性が中心となってつくり上げてきたオールド・ボーイズ・ネットワーク(OBN)こそが、私たち男性が主導して解決すべき問題であることを認識しました。
早速、社内イベント(約130名参加)や男性ネットワーク分科会メンバーによる5社合同イベント(約400名参加)などを実施しました。J-Winプログラム終了後は社内で新たな組織「男性ネットワーク」を立ち上げ、その後グループ会社に展開し、現在3年目を迎えています。
ご講演では、「D&I推進の本来の目的が、企業の生き残りをかけた経営戦略、組織の成長であることを正しく伝える」「Diversityだけでは目的が達成できずInclusionがあってこそ新たな価値が生み出される」「マジョリティが中立でいては格差が再生産される。マジョリティの行動が必要」などのメッセージをご自身の経験に写真やイラストを交えて、わかりやすく伝えていただきました。
男性ネットワークメンバーからの質問(抜粋)
- 何を言っても理解しない層、D&I推進は女性優遇ではないのかというメンバーはある程度いると思うが、どう対応しているか。
- ニューヨークでは、周囲にD&I意識が自然に備わっていると感じるか。
- 海外に比べ日本では女性の子育てに対する義務感が強いように思うが、実際はどうか。家庭内の分担はどうなっているか
- 多様な働き方の中で、メンバーの業務での評価、成果の測り方をどのようにしているか
- 社内の男性ネットワークの活動では女性、若手も自由闊達に話ができるのか。出来るならそれはなぜか
- D&I推進を自分事化するきっかけとして身内の事情(娘がいる、共働き)が多いように思う。独身者には家族の話は刺さりにくい。そういう対象に自分事化するにはどう伝えるか
- 最近、アメリカでの保守的アクティビストの話を聞いた際に、実際のところどう感じるか。自社での動きは?
分科会で様々な活動、討議を続ける中で、昨年11月にはJ-Win Executiveネットワークメンバー、12月にはD&I推進責任者、今回1月は男性ネットワークOBという様々な皆さんの生の声に触れる機会を得ました。これらを踏まえ、次回、2月21日の定例会では男性ネットワークメンバー内での分科会活動報告を実施します。