男性ネットワーク

開催日:2024年12月12日

2024年度 第8回 男性ネットワーク定例会を開催しました

2024年12月12日(木)、第8回 男性ネットワーク定例会をオンライン(ZOOM)にて開催しました。
前回のJ-Win Executiveネットワーク(JEN)の女性役員とのラウンドテーブルに続き今回は5名のD&I推進の実務責任者を招いてラウンドテーブルを行いました。
5月に男性ネットワークプログラムがスタートした際にはD&I推進の目的を正面から捉えたこともないメンバーもおり、「ウチは遅れていて、何にもやっていない」などという声もありました。
8月に分科会が始まり、世界との比較をし、自社の施策を調べ、アンケートやヒアリングを通して、少しずつ認識が変わってきた中での今回のD&I推進の実務責任者とのラウンドテーブル。男性ネットワークメンバー、実務責任者とも飾ることのない率直な意見交換が行われました。

■アジェンダ
  1. 本日のゴールと進め方
  2. D&I推進の実務責任者とのラウンドテーブル
  3. 分科会チーム別ディスカッション
  4. お知らせ
■ D&I推進の実務責任者とのラウンドテーブル

1セッション35分を2回、男性ネットワークメンバーは2名の責任者の方に「D&I推進を行う目的」「推進施策の内容」「推進上の課題」について伺う機会となりました。
また、分科会を進める中で出てきた疑問点についてのアドバイスもいただきました。どうしてもD&I推進の目的、視点が女性部下の両立支援(家事育児支援)一辺倒に行きがちな男性ネットワークメンバーに対しては「そもそも入口を間違えていないか?D&Iを可哀そうな女性を救う施し施策だと思っていないか?」「D&I推進は企業の存続がかかっているんです!」というストレートな言葉が改めて響いたようです。
更に、話はD&I推進責任者の皆さん(今回は5人全員が女性)のキャリアの歩みにも及び「上司からの後押しが非常に大切、そういう上司になってほしい」という期待も伝えられました。

ご参加くださったD&I推進の実務責任者の皆さん
  • アフラック生命保険株式会社 横尾 真紀子 様
  • イオン株式会社 江藤 悦子 様
  • KDDI株式会社 内海 かなめ 様
  • 株式会社DACホールディングス 川崎 恭子 様
  • TDK株式会社 安藤 科容子 様
男性ネットワークメンバーのラウンドテーブルからの気づき・所感(一部紹介)
  • 現場に近い方のお話リアルで、各社の現状がよくわかるセッションでした。忌憚のない意見交換ができたのが良かった
  • 「社内推進には強力なトップダウンが成功の秘訣」と改めて感じたが、「トップにその重要性に気づかせ、舵を切らせる我々の活動とその成果報告・上申こそが我々の役目である ことに気づき、腑に落ちた
  • 「上司が良かれと思って配慮していることが、実際には機会を奪っていることがある」とのお話があり、「自分では配慮しているという自負がある場合でも、その配慮が適切なも のなのかを再度考える必要がある」と感じた
  • D&Iは「企業の生き残り戦略」であり、今後それを推進・整備できていない会社は人が集まらなくなる まさに人的資本経営であることを再認識した
  • 「D&Iは違いを受け入れることが大事 一番分かり易い違いが男女の違い だからまず女性活躍を進める」これを聞いた時、今までより推進したほうが良いという気持ちが強くな った

次回第9回定例会は年明け1月9日、過去に男性ネットワークに参加したOBより当時の想い、プログラム終了後の社内活動について伺います。