CEO会議/実行リーダーの会| 企業責任者会議

開催日:2024年12月04日

第7回 企業責任者会議を開催しました

2024年12月4日(水)第7回 企業責任者会議を会場(国際文化会館)とオンラインのハイブリッド形式にて開催しました。

■アジェンダ
  1. J-Win理事長挨拶
  2. 2025年度 J-Winプログラム募集のご案内
  3. J-Win D&I推進者 研究会活動報告
    ・D&I推進 A to Z 研究会
    ・事例研究会「管理職登用に向けた取組」
    ・事例研究会「LGBTQ+を念頭とした人事制度の対応」
    ・事例研究会「D&I推進の社内浸透へのボトムアップ活動」 ・事例研究会「Equityについて」
    ・事例研究会「働き方改革~管理職の負荷を低減する~」
  4. 企業責任者お取組ご紹介
    株式会社西武ホールディングス
    執行役員 人財戦略部長 石橋 憲司様
  5. グループ情報交換
    「今年度注力している取組 ~有効だと感じたこと、直面した課題~」
  6. クロージング
■横尾理事長挨拶

2024年度がJ-Winにとって変革の年であり、組織や各プログラムの見直しを実施してきたこと、また、新たにパーパスを「多様性から生まれる新たな価値を、人、企業、社会の成長へとつなげる」と定めたことをお伝えしました。
また、各種規定の導入、変更に当たり、企業責任者の皆さまのご協力に御礼を述べました。

■2025年度 J-Winプログラム募集のご案内

会員企業の皆さまが翌年度の教育・人材開発計画をされる際に参考としていただけるよう、J-Win各プログラムの、参加対象者、活動期間、募集期間、費用等についてご案内しました。

■J-Win D&I推進者 研究会活動報告

会員企業、グループ会社のD&I推進実務者、プロジェクトメンバー等有志が参加する活動として2つの研究会「D&I推進A to Z研究会」「事例研究会」があり、活動の内容と企業責任者に向けた提言を行いました。
前者は主にD&I推進担当となって2年未満のメンバーが1年のプログラムを通じ、「D&I推進がなぜ必要かを自身が腹落ちし、その価値を社内で語り、ありたい姿とそれに向けた施策を具現化」しようというもの。後者はD&I推進者から募ったテーマについて各社の施策事例を徹底的なQAで事例共有し、自社の課題解消へのヒントをつかもうというものです。 今回の企業責任者会議では以下の研究会メンバーより短時間で的確にご説明いただきました。また、事例研究会の5つのテーマについては詳細な内容がまとめられた「成果物」が配布されました。

  • D&I推進 A to Z 研究会
       株式会社NTTデータフロンティア 三宅 優子 様
  • 事例研究会「管理職登用に向けた取組」
       日本電気通信システム株式会社 中島 優歌 様
  • 事例研究会「LGBTQ+を念頭と下人事制度の対応」
       株式会社商工組合中央金庫 宇戸 裕生 様
  • 事例研究会「D&I推進の社内浸透へのボトムアップ活動」
       アルプスアルパイン株式会社 山内 はるな 様
       株式会社三井住友銀行 唐木 恵理 様
  • 事例研究会「Equityについて」
       古河電気工業株式会社 浅井 俊絵 様
  • 事例研究会「働き方改革~管理職の負荷を低減する~」
       東日本旅客鉄道株式会社 田島 綾乃 様

企業責任者からはどれも現場に即した大切な研究テーマであるとのコメントをいただきました。特に「働き方改革~管理職の負荷を低減する~」について「管理職の労働時間のKPI」「マネジメントの内容による役割分担」「部下の適性人数」などに興味を示されました。

■企業責任者お取組紹介

株式会社西武ホールディングス 執行役員 人財戦略部長 石橋 憲司様

鉄道、ホテル、不動産という業態の異なるグループ中核会社を持ち、今年「働く人を、ほほえむ人へ。」をグループの人財戦略として発表。D&I推進では「意識・風土醸成」「属性別活躍推進」を通じ「個人X個人が最大限活躍できる組織」を目ざし、グループ全体で体制を整え、進めていることをお話しいただきました。 「意識・風土醸成」施策の例として「男性育休」の好事例を高頻度で掲出する、中核会社の4社長の座談会の内容発信など、ご紹介いただきました。男性育休取得率73.5%、平均取得日数が96.9日という効果には参加者から感嘆の声が漏れました。 更に、多様性を活かすことを体験する「チームビルディング・ワークショップ」「女性のイキイキ」を支援するグループ横断イベントなど新たな取組のご紹介も参加者の刺激となりました。

■グループ情報交換

「今年度注力している取組~有効だと感じたこと、直面した課題」をテーマに各社の状況や課題について、3~4人のグループに分かれ、情報交換を行いました。各グループでの情報交換内容は集約の上、後日企業責任者全員に共有されます。

参加者からの事後アンケートでは「西武ホールディング様の事例紹介、各研究会の発表の中で、取り入れたい施策があった」「意見交換、研究会等との交流など、大変有意義な機会。効率よく多くのことが学べてよかった」「各検討チームの発表に様々なヒントがある」など満足度がうかがえる会となりました。

企業責任者会議は来年度も5月、12月の開催を予定しています。