Executiveネットワーク
開催日:2024年11月20日
2024年度 J-Win Executive ネットワーク11月度定例会を開催しました
11月20日(水)、紀尾井フォーラムにて J-Win Executive ネットワーク 11月度定例会を開催。会場29名、オンライン27名に 数名のExecutiveネットワーク卒業生を加え、計56名がハイブリット形式で参加しました。
■アジェンダ
第一部 活動報告
4研究会から中間報告
- 活動報告・共有事項
第二部 講演
『人とAIが協調する経営戦略』
~事業における最先端テクノロジーの活用事例
株式会社ABEJA 代表取締役CEO 岡田陽介氏
今回の定例会は、4つの研究会から中間発表を行い、その後、株式会社ABEJA 代表取締役CEO 岡田 陽介様の講演会を実施。終了後には講師を交えての懇親会を行いました。
■講演
『人とAIが協調する経営戦略』
~事業における最先端テクノロジーの活用事例
株式会社ABEJA 代表取締役CEO 岡田陽介氏
AIの進化と最新動向(SLMとLLM、AIガバナンス等々)から始まり、グローバルにおける技術進歩が企業経営に与える影響や、我々、Executiveネットワークメンバーが企業経営において、これをビジネスにどう繋げるのか、さらにはAI開発における日本とアメリカの法の環境の違いについて、と話が進みます。
具体例のご紹介では1)既存の価値をデジタルで拡張する、2)既存の価値をデジタルで代替する、3)既存の価値を提供するためにリアルとデジタルの価値をミックスなど、世界の大企業や日本企業が取り組むAI活用事例から、岡田様がDXフェローを務められている那須塩原市のDX変革の話まで、具体的な事例を交えて大変分かりやすく丁寧にご説明いただきました。
日本企業にとって、法的環境を踏まえつつAI活用を進めることで、グローバル競争力強化の可能性が大いにある。日本はAI分野に関しては最善策をとっており、勝ち筋しかみえないという力強いお話でした。
講演後のQ&Aでは、日本の法律体系のどこが先駆的であるのか、今後日本が優位な状況下でどのように競争力を維持していくのか、フェイクの検証について、企業のAI指針の導入率の現状と留意点、人と組み合わせるのに最適なAIモデルは? など核心をついた質問の数々にご丁寧にお答えを頂きました。
岡田様のお話に、参加者は大変勇気づけられ、社内に持ち帰り、将来にむけて、今後どのように「人とAIが協調する経営戦略」を進めていくか、思いを馳せ、「わくわく感」がとまらないご講演となりました。
■ 参加者の声(アンケートより抜粋)
- AIへの先入観や苦手意識が低減されました。これから必ず必要になるスキルであると理解して、共存できるよう社内でも活用したいと思います
- 日本が進んでいる点もあるとは良い驚き。別次元で物事を捉えている講師の視点に気づきを頂いた
- 生成AIについて現在日本はよいポジションにいるし、投資額やナレッジデータとなる言語にも大きなポテンシャルを感じていて「勝ち筋しかみえない」と力強く言及されていたことが印象的
- 難しいことをわかりやすく語って頂き、たいへん勉強になった。また我々よりずっと若いこうした優秀な世代がこうして未来をつくっていくのだと、大きな希望を持つことができた
- 自分たちはこうした人たちをどんどん伸ばし支えていく年代になっていることも感じた
- 使える部分は積極的にAIを活用し、人間がやらねばならない部分と上手く共存していくことが、今後の事業展開において重要であると感じました