Executiveネットワーク
開催日:2024年09月12日
2024年度 J-Win Executive ネットワーク 9月度定例会を開催しました
9月12日(木)に紀尾井フォーラムにて開催。会場37名、オンライン17名の計54名がハイブリッド形式で参加しました。
■アジェンダ
- 定例会
①新メンバー紹介
②定例会・各委員会等 活動報告 - 講演会
- テーマ:「パラダイムシフトの時代を生きる」
- 講師:NTTデータグループ シニアアドバイザー 岩本敏男様
- 懇親会
今回は新たなメンバーの紹介の後、定例会では定例会・各委員会などの活動報告を行い、その後 NTTデータグループ シニアアドバイザー 岩本敏男様より「パラダイムシフトの時代を生きる」と題した講演会を実施。最後に懇親会を行いました。
「パラダイムシフトの時代を生きる」
NTTデータグループ シニアアドバイザー 岩本 敏男 様
世界は今、大きな転換期を迎えている。 世界は、気候変動やデジタル化など、様々な要因が複雑に絡み合い、かつてないほどの変化を経験しています。 講演では、このような状況を「パラダイムシフト」と捉え、企業経営への影響について考察していただきました。 企業は、従来の株主重視の考え方から、従業員、顧客、地域社会など、多様なステークホルダーを重視する「ステークホルダー資本主義」へとシフトしていく必要があります。また、AIなどのデジタル技術を活用し、ビジネスモデルを革新することで、変化に対応していくことが求められています。 特に注目すべきは、AIの急速な発展です。AIは、人間の知的労働を代替し、ビジネスのあらゆる領域に影響を与えています。しかし、AIの活用には、倫理的な問題やリスクも伴うため、AIガバナンスの重要性が強調されています。 経営者には、自己認識と哲学に基づいたリーダーシップが求められます。激変するビジネス環境の中で、長期的な視点を持って経営を行うことが重要です。 世界が直面するパラダイムシフトと、それに伴うビジネス環境の変化、そしてAIの進化が、企業経営にどのような影響を与えるかについて、深い洞察を提供していただきました。特に、ステークホルダー資本主義、デジタル化の加速、AIの活用といったキーワードを軸に、現代の経営者が直面する課題と、それに対する解決策を提示して下さいました。
この講演をお聞きして、Executive ネットワークメンバーも経営者が直面する複雑な課題に対して、示唆を頂いた多角的な視点を理解し、必要な知識とスキルを習得し、自社の成長とよりよい社会の発展に向かって貢献していきたいと強く感じることができました。
参加者の声(アンケート結果より抜粋)
- パラダイムシフトにより社会の変化とともに企業活動をどう変化させていくか、これができた企業や人が勝ち残る、大変刺激的なお話でした。
- パラダイムシフトの時代にどう経営をしていくか、AIと向き合い、正しく知り、AIとどう共存していくか、まずはこれからの人材投資、人財育成を考えていきたい。
- 経営者の矜持とは何かを教えて頂いた。歴史、経営等、知識の深さと自分の言葉で語れることの重要性を痛感しました。
- 領域が広く、歴史や事の成り立ちにも深く触れられて「知の巨人」の迫力を感じました。