High Potentialネットワーク

開催日:2024年08月30日

High Potential ネットワーク関西8月度定例会を開催しました

8月30日(金)、J-Win High Potential ネットワーク 関西 8月定例会を大阪梅田のブリーゼプラザで開催しました。台風10号が最大級の勢力を保ったまま九州から四国に 上陸するという天候の中、急遽ハイブリッドスタイルに変更。会場9名、オン ライン6名、計15名の関西メンバーが全員で参加することができました。

関西8月定例会の実行委員は、本定例会のテーマを「Break Through & Make Clear!」と設定。「関西女性のキャリア志向の傾向を理解し、特性を活かしつつ心理的障壁を乗り越えて、キャリアビジョンを明確化する」ことを目的に企画を練り上げました。

【アジェンダ】

第1部 講演前ワーク
第2部 講演 長町理恵子様
第3部 講演後ワーク ディスカッション

「関西女性のキャリア志向とキャリアビジョン確立」
追手門学院大学准教授 長町理恵子様

講演は、女性活躍推進・多様社会の実現によって、多様な視点や価値観で創意工夫が生まれる「社会のメリット」と、稼ぎ手が複数になり世帯収入の増加が見込める「個人のメリット」について。さらには、女性が働きやすい会社はだれもが働きやすく、優秀な人材確保につながる「企業のメリット」など、多くの効果がもたらされるという長町先生の力強いメッセージからスタートしました。 労働問題の専門家で、男女共同参画や多様社会を研究テーマとされている長町先生は、大学進学率や就業率などの統計データや昇進意欲や役割意識など調査結果をもとに、関西圏の女性たちがどのような位置づけにあるのかを客観的に分析して、「女性活躍推進には府県別のきめ細かい取り組みが必要」「女性だけではなく男女がともに、男女共同参画、ワーク・ライフ・バランスの視点をもつ」などの考察を示してくださいました。 女性の就業率が全国より低位にあり、潜在的な労働力を活かしきれていない関西ではある ものの、だからこそ関西の地域や企業特性に応じた個別の施策が女性活躍推進につながる可能性があるという長町先生の説明には、地元の現状を体感している関西メンバー15名は 深く頷きながら聴き入っていました。
そして「多様な選択肢が増えることが関西経済・社会の活性化につながる」という力強い言葉が、長町先生から参加したメンバー全員に届けられました。

講演後のグループワークでは、長町先生にも各テーブルにご参加いただき、活発な意見交換が行われました。
メンバーからは「視野を広げていくことで自分の可能性を狭めることなくチャレンジ精神を持っていくことが大事」「今まで自分が見てきたリーダー像ではなく、今の自分ができ るリーダーを考えたい」など、講演の内容を自分事化した意見が多く出されました。

最後に長町先生からも、現場の第一線で働くJ-Win関西メンバーと直接ディスカッションが出来て有意義な時間だったとご感想をいただき、これからの関西の在り方について多くの気づきと理解を深めることができた貴重な機会となりました。