High Potentialネットワーク
開催日:2024年07月04日
第14期 High Potential ネットワーク 7月度定例会を開催しました
7月4日(木)、第14期 High Potential ネットワーク 7月度定例会を会場(機械振興会館)とオンラインのハイブリッドで開催しました。 6月のつくば合宿を経てこの7月度定例会のテーマは「自分色のリーダーを見つけるための第一歩として、視野を広げる」です。
【アジェンダ】
第1部 講演 ハロルド・ジョージ・メイ 様
第2部 ワークショップ
第1部では、多くの日本企業のCEOや役員を歴任されたオランダ生まれの実業家 ハロルド・ジョージ・メイ様の講演。 第2部は講演を受けてのワークショップです。
「自分・社会・企業を変える10の提言」
ハロルド・ジョージ・メイ様
企業に対する誇り、ジャパンブランドの大切さ、リーダーシップ精神、発想の転換、研修を通じての進化、高い目標、社員の満足度向上、組織のコミュニケーション課題、マーケティングの力、社内の雰囲気づくり、そして 仕事は楽しく など、組織論からブランド、マーケティング、コミュニケーション、リーダーシップに至る企業活動をリードする上で重要なポイントを、ヨーロッパと日本の社会と企業を知り尽くしたメイ氏だからこそできる分析により、様々な観点より提言という形でお話しいただきました。 メイ氏の高いプレゼン力による大胆かつ新しい発想に満ち、熱意のこもったお話により参加者は大いに刺激を受け、その後多くの質問が飛ぶ活発なQAタイムとなりました。
『自分・社会・企業を変える10の提言』 (メイ氏のご講演より)
① 「企業に対する誇り」がパワーの源
② ジャパンブランドの大切さを再確認すべし
③ 一人ひとりにリーダーシップ精神を求める
④ 発想の転換:見る角度が違う人材が重要
⑤ 研修を通じて自分を進化し続ける
⑥ 高い目標を掲げよう
⑦ 360°評価で社員満足度を向上
⑧ 組織の三大課題を解決するべし
⑨ マーケティングの力で記憶に残る
⑩ 仕事は楽しく!
第2部ではご講演を受けて 「10の提言からリーダーに大切なもの」をテーマにしてのワークショップを行いました。ご講演での気づきやそれを仕事にどのように活かしていくかなどをグループで話合い共有しました。自分の業務で再認識したこと、すぐにでも実践したいことに加え、メイ氏のプレゼン力の高さ、その着眼点にも話題が及び、貴重な情報交換の時間となりました。
メイ氏のご講演、その後のワークショップを経て事後アンケートからはメンバーに少しずつ「自分色のリーダー像」が見えてきたようです。High Potential ネットワークの挑戦はこれからも続きます。
参加者の声(アンケート結果より抜粋)
- 会社に所属して何年も経つと会社の弱みに目が行きがちになるが、自社にしかないサービスや付加価値に目を当て、自社への誇りを持つべきだと再認識した。
- 企業に対する誇りがないと仕事をしていても自信がなくなってしまう事を再確認しました。
- コミュニケーションの大切さは日ごろより考えていたが、部署内など小さい単位でしか考えていなかった。会社の組織のレイヤーを減らすことについても有効だと思った。
- 目標を掲げるときに、失敗を恐れて縮こまるよりも、高い目標を掲げて成果を大きくすることを意識したいです。
- 目標設定時になんとなくではなく、意味のある目標を設定し、その意味をきちんと熱意を持って伝え、目標が達成できるよう進捗を追っていきたいと思います。
- 見る角度の違う人材が重要というのも新たな気づきだった。
- 自分を客観視、自己研鑽でアップデートすることで、効率的かつ効果的な仕事を行い、会社にもっともっと貢献していこうと思いました。
- 「高い目標を掲げよう」「仕事は楽しく!」の2点は、具体的な行動イメージに繋がった。
- 管理職として、「仕事は楽しく」というメッセージはとても響くものがあった。自分が一番楽しみ楽しませるというマインドを持たないといけないと気づいた。
【ハロルド・ジョージ・メイ様 ご略歴】
ハイネケン・ジャパン、日本リ-バ(現ユニリ-バ・ジャパン)、サンスタ-、 日本コカ・コーラ副社長を経て、2015年にタカラトミ-代表取締役社長となる。
2018年に新日本プロレスリング代表取締役社長兼CEOに就任。20年10月退任。
現在 アース製薬(株) 社外取締役 アリナミン製薬(株) 社外取締役 (株)コロプラ 社外取締役 パナソニック(株) 社外取締役 キューピー(株) 社外取締役 (株)サンリオ 顧問 日本能率協会マーケティング評議員 TBSニュース番組 「Nスタ」 レギュラーコメンテーター