Executiveネットワーク
開催日:2024年06月19日
2024年度 J-Win Executive ネットワーク 6月度定例会を開催しました
6月19日(水)、会場(紀尾井フォーラム)とオンラインで開催、 会場39名 WEB17名 合計56名が参加しました。
■アジェンダ
第1部 活動報告
新メンバー自己紹介
- 定例会報告
- 後進育成報告
- ラウンドテーブル/アルムナイ報告
- 卒業生NW委員会報告
- 今月のJEN
- J-Winからお知らせ
- 次回定例会紹介・グローバルNW委員会報告
第2部 講演
テーマ:『跳ぶように考え、這うように証明する! 21世紀に求められる人物像・社会像』
久能祐子(くのう・さちこ)氏
京都大学 経営管理大学院特命教授 S&Rエバーメイ財団 共同創業者・理事長
ハルシオン 共同創業者・名誉議長 フェニクシー 取締役・共同創業者
- 全体Q&A
■2024年度のテーマ
「グローバル環境下における日本が解決すべき課題」を深堀すること。また「最先端テクノロジー」の動向を学ぶ ことです。
第1部活動報告は定例会・委員会の活動概要、テーマ、ポイント、スケジュール、参加への協力など、積極的な活動方針が伝えられました。また、今月のJENではメンバーの各種メディアでの登場や講演などの活躍が紹介されました。
第2部の講演は、久能祐子先生に講師をお願いしました。 2015年「Forbesが選ぶアメリカで、自力で成功を収めた女性50名」に日本人で唯一人選ばれた、科学者であり、経営者であり、社会起業家でもある先生からのご講演は、正に今年度のテーマにふさわしく、素晴らしい会になりました。
■講演
『跳ぶように考え、這うように証明する! 21世紀に求められる人物像・社会像』
起業家 久能祐子 様
膨大な資金と時間を要する創薬の成功確率は「3万分の1」ともいわれますが、久能先生は日米両国でそれぞれバイオベンチャー企業を立ち上げ、革新的な新薬を2つも世に送り出されています。 現在は、主にインキュベーション事業に注力、意欲的な若い起業家や芸術家などを支援されています。 そのご経験からの言葉は、明るくポジティブで、力にあふれていました。
- 跳ぶように考え、這うように証明する
- ゴールから見える風景がビジョン、そこへの登り方がミッション
- 何事も自分で選ぶことが大事、リスクを取るかどうかは自分で考える
- 人生で7回、そんな分岐点がやってくる
- 何かを成し遂げるためにはGrace & Grit(品格とやり抜く強さ)を両方兼ね備えることが大切
「これまでやってきたことを並べてみると成功の連続のように見えるかもしれないけれど、何度も打ちひしがれたことがあったし、つらい思いもしてきた。だからこそ自分のための『余白』が大切。」との言葉は、私たちへの大きなエールのように思えました。
■参加者の声(久能様ご講演に対するアンケートより抜粋)
- キャリアにおける感触、感覚について図解いただいたことで、自身への打ち込み、振り返りができました。
- 「成功も失敗もすり込み過ぎない」、「未来志向で楽観的に」や「敏捷で柔軟に」等々、前に進み成し遂げるための沢山のお言葉をいただきました。
- こうありたいというゴールに向かって、失敗してもチャレンジする勇気を頂きました。
- より良い社会を作るために、まだまだやらないといけないことがたくさんあることに気づきました。まずは、自分自身がcomfortableであることがとても重要だと学びました。
- まさに跳ぶように個人のワクワクを妄想し、這うように社会実装していくために行動していくかだと思いました。
- 寛容であること、品よく強くあること、楽天的であること、などなど、教えていただいたことを心に留め、山の頂上を目指して歩いていきたいと思います。
- 変革をしていくためにリーダーとして必要な心構えを改めて認識、確認できました。
- ゴールに行くには「中からでなく周辺から変えていく」「品格とやり遂げる強さ」というこの2つの言葉にとても励まされ、心に沁みました。