Next Stageネットワーク
開催日:2024年02月09日
J-Win Next Stage ネットワーク 2023年度合宿を開催しました!
2024年2月9日(金) - 10日(土)の2日間、J-Win Next Stageネットワーク2023年度合宿を開催。 今年は4年ぶりに東レ株式会社様の総合研修センター(三島)での開催となり、約90名のメンバーが会場参加となりました。
今年の合宿は、『議論する~徹底して考え抜き、議論し、本質をつかみ、実践につなげよう~』をテーマに、Next Stageネットワークの多様なメンバー同士が議論を通じ、視座を高め、今後のアクションを明確にする2日間のプログラムです。
<2023年度合宿テーマ>
『議論する』
~徹底して考え抜き、議論し、本質をつかみ、実践につなげよう~
合宿1日目 ご講演・全体討議
■ アジェンダ
- 幹事長メッセージ
- ご講演
慶応義塾大学名誉教授 ビジネス・ブレークスルー大学・大学院経営学研究科教授 山根 節様
演題 『なぜ日本からマグニフィセント・セブンは生まれないのか』 - グループ討議・学びの共有
- 全体討議(発表・議論・まとめ講義)
- 全体質疑応答・来賓理事からのメッセージ
1日目は、山中幹事長からの 『三島へようこそ!』のwelcomeメッセージから始まり、ご講演へと続きます。今回は慶応義塾大学名誉教授 ビジネス・ブレークスルー大学・大学院経営学研究科教授の山根節様より、『イーロン・マスク ― テスラ、スペースX、疾走し続ける夢』のケースを用いて、日本からなぜマグニフィセント・セブンが生まれないのかをテーマに活発な議論が行われました。
「なぜ日本からマグニフィセント・セブン※は生まれないのか」
慶応義塾大学名誉教授
ビジネス・ブレークスルー大学・大学院経営学研究科教授 山根 節様
ご講演は、『イーロン・マスク ― テスラ、スペースX、疾走し続ける夢』のケースを用いて、なぜ業界に新規参入したばかりのベンチャー企業に優秀な技術者が集まるのか、これからのマネジメントに必要なことなどをお話いただきました。
4時間にも及ぶ活発な議論を通じ、変化の時代のリーダーシップについて各自考えを深める時間となりました。
※マグニフィセント・セブンとは、GAFAMと呼ばれる主要5銘柄(グーグル〔アルファベット〕、アップル、メタ・プラットフォームズ〔旧・フェイスブック〕、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト)に、テスラとエヌビディアを加えたアメリカの主要テクノロジー企業7社を指す。
参加者コメント(アンケートより抜粋)
- ケースが素晴らしく、ビジネススクール通学を検討したくなった。
- 事前課題も含め、気づきの多い内容や日本が変われる可能性を感じることのできる内容だった。
- 熱い講義、大変感動しました。日本人が180度の価値観の転換が得意ということ、とても勇気をもらいました。また、他のメンバーのとのセッションもたくさんの刺激をいただき、明日の糧となりました。
- 事前課題のケーススタディ、グループティスカッションを経て、全員が先生との対話というプロセスの中で、かなり深掘りしたものの見方ができたことで学びとなった。
- 山根先生の講義自体も受講者との議論を中心とした構成となっており、表層にとどまらない思考の訓練を受けられたという実感がある。
- グループセッションの時間から、メンバー同士で活発に議論されており、山根先生とのセッションでも常に手が上がっている状態であった。時間も足りず、最後まで出来なかったというほど有意義になったのではないか。
合宿2日目 研究会・勉強会セッション
■ アジェンダ
- 研究会・勉強会セッション
- セッション / グループセッション・学びの共有
- 来賓理事からのメッセージ
- 横尾理事長からのメッセージ
2日目は、研究会・委員会および勉強会セッションの2つの企画からスタートし、研究過程での検討内容や各勉強会の内容を議論することで、知識・学びの深化につなげ、今後の活動の活性化につなげることができました。
そして2日間の最後のグループセッションでは、『 Youは何しにNext Stageへ 今日からスタートする新しいアクションを考える!!』 をテーマに、マインドマップを活用しながら、自身の視野を広げ、互いに刺激を与えあうことで、改めて参加者一人一人がNext Stageに参画する目的を考え、新しい発見をする機会となりました。
2日間の合宿を通じ、自分自身に向き合い、Next Stageメンバー同士でのリアルでの交流や徹底的な議論で自身の新たな気づきを得、今後の具体的なアクションにつなげていく機会となり、充実感に満ちた時間を過ごすことができました。
参加者コメント(アンケートより抜粋)
- 合宿の2日間、直接顔を合わせてコミュニケーションをとることに勝るものはないと痛感した。
- 一番の気づきは普段の議論が足りなかったことです。自分自身の未来だけでなく、日本の未来についても良い気づきを頂きました。
- 板東理事の「生涯成長多面展開力」というキーワードが響きました。人生100年時代という諸外国もうたっていない難題を日本は選択しており、かつ大量生産、効率化を成功の糧としてきた日本が、そして我々が考え、実現していくことを言い当てていると感じました。
- 横尾理事長の「自分自身の強さをもつこと」というメッセージが響きました。日々の業務でも自身のキャリア形成においても、自分の頭で考え、自分の足で前に進める力と、強い心を持てる自分でありたいですし、そのためにより多くの経験や学び続けることが大事だと思いました。
- 皆さんがNext Stageネットワークの活動を通して何を実現していきたいのかを知る機会となった。改めて志高いメンバーと本音で議論する機会を与えていただき感謝します。
- 合宿会場と場所が良かったです。都会の喧騒から離れた場所で富士山も美しく、視界が幸せでした。
【山根 節 様 ご略歴】
経営学者 | 公認会計士 | 早稲田大学・大学院経営管理研究科(WBS)教授 | 慶應義塾大学名誉教授
1949年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。慶應義塾大学・大学院経営管理研究科(KBS)修士課程修了(MBA)の後、コンサルティング会社を設立して代表を務める。慶應義塾大学・大学院商学研究科後期博士課程修了(商学博士)。1994年KBS助教授、米国スタンフォード大学客員研究員を経て、2001年教授に就任。2014年4月から現職。2018年早稲田大学ティーチング・アワード総長賞受賞。RJCカー・オブ・ザイヤー選考委員、上場企業の社外取締役社外監査役などを務める。
主な著書に『なぜ日本から GAFA は生まれないのか』共著(光文社新書)、『なぜあの経営者はすごいのか―数字で読み解くトップの手腕』(ダイヤモンド社)『ビジネス・アカウンティング―財務諸表から経営を読み解く』(共著、中央経済社)『「儲かる会社」の財務諸表 48の実例で身につく経営力・会計力』(光文社新書)『MBAエグゼクティブズ―戦略、マネジメントコントロール、会計の総合力』(中央経済社)他多数。