男性ネットワーク
開催日:2023年03月22日
「2022年度 男性ネットワーク 第12回定例会」を開催しました
2023年3月22日(水)、第12回男性ネットワーク定例会を、会場(東京・エッサム神田)とオンラインによるハイブリッド形式で開催しました。会場に31名、オンラインには36名、合計で67名の男性ネットワークメンバーの皆さんにご参加いただきました。
J-Win男性ネットワークの2022年度活動は内永会長理事からの「ダイバーシティは女性のためではなく、企業が生き残りをかけた経営戦略である」の講話からスタートしました。
活動の目的は、女性活躍を阻むオールド・ボーイズ・ネットワーク(OBN)を理解・腹落ちして自らの行動を起こし、企業におけるD&I推進の“チェンジエージェント”になることです。
分科会活動では、企業の中核を担う男性管理職としての課題を洗い出し、チームごとにテーマを設定、解決策、提言をまとめ、より一層の理解を深めてきました。
2022年度活動最後となる今回の定例会では、分科会12チームがそれぞれの活動報告を行い、その成果を男性ネットワークメンバー全員で共有。2つの会場に分かれての発表となりました。 以下、発表テーマをご紹介します。
■第1会場 分科会発表テーマ
- マイノリティ・エクスペリエンス
- 男性管理職の意識(行動)変革
- 女性のキャリア意識向上
- オールド・ボーイズ・ネットワークの可視化
- 管理職のロールモデル
- 女性が管理職になりたがらない理由
■第2会場 分科会発表テーマ
- 製造業職場での女性活躍を考える
- 国内外ベンチマーク
- 女性のキャリアアップ意識醸成・意識識改革
- アンコンシャスバイアス改善チーム
- 多様性を活かす組織・風土
- D&I推進に向けた意識改革・理解の浸透
<横尾理事長の総評>
日本のD&I推進は世界から大きく遅れをとっている。ダイバーシティが経営戦略だということが男性管理職に浸透していない企業がまだまだ多い。ここにいる皆さんは理解を共有しているので、各企業に戻ってからはチェンジエージェントとして活躍してほしい。
分科会報告の中でも、具体的な行動、計画、アイデアが出ていたのでそれを実践してほしい。まさにこれから是非がんばってほしい。
<内永会長理事の総評>
世の中は大きく変化している。企業も変わっていかなければならない。 新しい考え方、新しい試み、マインドセットを変える上で、大きなバリアとなっているオールド・ボーイズ・ネットワーク。このオールド・ボーイズ・ネットワークというのは、過去に成功して長い歴史がある組織や企業が作ってきた暗黙の文化や仕組み、価値観、成功体験。過去の成功を一旦置いて、違った発想、違った価値観により議論が活性化しない限り、変革は遂げられない。
企業の中核にいる皆さん方が、多様性を受け入れられれば日本は変わると思う。皆さんが会社の価値観を変えていく、やり方を変えていく先頭を走り、チェンジエージェントとして活躍してほしい。
今後もこういう議論を活発に行い、チェンジエージェントの皆さんががんばれるように支援していきたい。一緒にがんばりましょう。