High Potentialネットワーク
開催日:2021年06月05日
「J-Win High Potentialネットワーク6月度合宿」が行われました
第11期High Potentialネットワーク6月度合宿が、6月4日(金) 13:00-18:00、6月5日(土) 10:00-16:00の2日間に渡ってオンライン開催を実施し、240名を超えるメンバーが参加しました。
J-Win活動への理解を深め、ロールモデルとのプログラムや内永理事長の講演、そしてディスカッションを深める分科会プログラムと、4月度定例会においてダイバーシティが経営戦略であることを認識した大勢の仲間とともに、キャリアアップを目指す意識を高め合った充実の2日間となりました。
【6月度合宿のテーマ、ねらい】
- J-Win活動の理解を深める。
- キャリアアップを考え、その意味を理解する。
- 分科会活動方針・ロードマップを策定する。
- メンバー間の相互理解を深め、ネットワーキングを行う。
【第11期High Potentialネットワーク 6月度合宿 プログラム】
<1日目>
■ キャリアアップセミナー
<2日目>
■ J-Win卒業生スピーチとラウンドテーブル
■ 分科会活動(テーマの共通理解/研究・調査のアプローチの策定)
■ キャリアアップセミナー
以下に講演の様子をダイジェストでご紹介します。
「仕事からの贈り物」
J-Win理事長 内永ゆか子
ダイバーシティは企業の成長戦略
女性の管理職登用が推進されていますが、これは女性たちのためではなく、企業の成長戦略として必要だという点を理解することが大切です。急速なテクノロジーの進歩により、従来型のビジネスが通用しなくなっている中で、企業が生き延びていくためには異なる発想や価値観をどのように取り入れ活用していくかということが重要になってきます。その多様性を発揮するための第一歩が身近な存在である女性ということです。
上に行くことで視座が上がり、大きな仕事にも挑戦できる
女性の中には、キャリアを上げることに対して遠慮する人がいます。「将来像が見えない」「仕事と家庭とのバランスが不安」など、その理由はさまざまですが、キャリアアップすることの意味を少し考えていただきたいと思います。
仕事は高いところから眺めた方が楽しくてエキサイティングです。世界が広がって世の中の仕組みが見えてきます。自分のアイデアが実現できるチャンスもあります。このような仕事の楽しみを得られるのがキャリアアップすることなのです。自分の一生をどう生きたいか、が大事で、志は高く持ってほしいと思います。
目標を明確にし、チャンスが来たら迷わず挑戦を
自分のキャリアに対して、思いきり高い目標を持ち、実現までのイメージを明確にしてください。そして、チャンスが来たら必ず受け、手に入れたチャンスは結果を出してください。 さらに重要なのは、人とのネットワークです。社内外の人脈を活用した情報交換や助け合えるネットワークが大きな力となります。キャリアアップは人生における自己実現です。 私はトップを目指そうという思いで仕事をしてきて、自分の人生が豊かになったと実感しています。そういう思いを一人でも多くの人が持ち、日本の企業の競争力が上がることを目指し、皆さんと一緒に1年間取り組んでいきたいと思います。
ロールモデルによるお話とミニラウンドテーブル
(9名のロールモデル:氏名五十音順)
秋岡由起子氏 株式会社三菱UFJ銀行
楠井裕子氏 大阪ガス株式会社
小菅美佳氏 東京電力エナジーパートナー株式会社
高橋葉子氏 東急株式会社
西岡佳津子氏 株式会社日立製作所
根本和子氏 大日本印刷株式会社
藤中麻里子氏 損害保険ジャパン株式会社
松尾英理子氏 サンリーブ株式会社(サントリーホールディングス)
吉澤恵子氏 アフラック生命保険株式会社
3つのグループに分かれ、それぞれ3名のロールモデルの方にキャリアに関する経験談をお話してただきました。その後さらに3つのグループに分かれ、第11期メンバーはロールモデルに質問を投げかけ、その回答の中にキャリアップに対する不安や悩みを乗り越える糸口を見出していました。
分科会活動
10個のブレイクアウトルームに分科会ごとに分かれ、以下2点を目指して活動を実施しました。
- 決まったテーマについて議論し、テーマの共通理解に達する。
- テーマの意味することを考え、そのテーマにどのようにアタックするのか、研究・調査のアプローチを策定する。
~参加者アンケートより~
【キャリアアップセミナーの感想】
- 正直、J-Winに参加するまでは、自身に与えられたチャンスに対しても「女性だから」「なぜ私が」とネガティブにとらえることが多く、そのチャンスをプラスにとらえることができていませんでした。ただ、ロールモデルの方の話や内永理事長の話を聞けば聞くほど、自分も変わらねばと思う気持ちが大きくなり、自身のこれからのキャリアに対しては前向きにチャレンジしたいという気持ちに変化してきています。
- 自分は既婚で子どもがいないのですが、育児をしながら活躍してらっしゃるロールモデルの方々のお話を伺うことができ、私生活を見直してみようというきっかけになりました。
【卒業生とのラウンドテーブルの感想 】
- 卒業生の方々は、失敗を恐れず、積極的に参加されたからこそ得られた経験が多いのだと理解しました。皆様活動をやり切った感じが非常に印象的でしたし、1年後は自分もそうありたいと思いました。
- 積極的に参加することの重要性を強く感じました。「受け身でいるとさらーっとでも終わっちゃうんですよ」という一言が印象的でさらっと終わらせてしまうのか、充実した内容の濃い時間とするのかは自分次第なのだと思いました。