2022年度活動収支報告

特定非営利活動法人ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワーク(以後J-Winと記載)は、以下の目的に沿って活動を行っています。

  • 企業の「経営戦略」としてのダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する
  • 業種や専門分野の枠を超えた会員企業、メンバーの相互研鑽の機会を提供し、ネットワーキングの構築を支援する
  • 日本社会へのダイバーシティ&インクルージョンの浸透をめざした活動を行う

総括

2022年度、NPO法人J-Winは設立16年目を迎え、7月1日から内永ゆか子会長理事、横尾敬介理事長による新体制となりました。97社にご参加いただき、「経営戦略」としてのダイバーティ&インクルージョン(D&I)推進への支援活動を進めて参りました。
今年度より、会員企業の経営トップとダイバーシティ推進実務者をつなぐ“要”である企業責任者の方々にJ-Win活動への理解を深めていただき、D&I推進の一助としてもらうことを目的として「企業責任者会議」がスタートしました。CEO会議/実行リーダーの会・企業責任者会議、男性ネットワーク、ダイバーシティ推進責任者会議という企業における「D&I推進の3層システム」と、女性リーダー育成の「女性3層ネットワーク」との両輪、そしてD&I進捗状況を数値化・見える化するダイバーシティ・アセスメントの3軸で、企業のダイバーシティ・マネジメント推進を総合支援するJ-Winダイバーシティ推進活動の体制が整いました。
D&Iは経営戦略であることの理解促進、女性管理職候補のパイプライン拡充に加えて、意思決定層への女性登用促進のために、3層女性ネットワーク活動の連携強化とD&I推進3層システムのプログラムの充実をはかりました。 そして、女性の活躍を阻む壁「オールド・ボーイズ・ネットワーク」へのチャレンジとして、男性ネットワーク活動の拡大、メディアへの発信強化をはかりました。本年度16回目となる「2023 J-Winダイバーシティ・アワード」を、内閣府、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、経済同友会のご後援をいただき実施し応募各社へアセスメント・レポートを発行しました。

ネットワーク事業

J-Winの女性リーダー育成支援活動に携わる三層の女性ネットワーク活動では、一層目にあたる「第12期High Potentialネットワーク」メンバー(234名)、二層目にあたる部長層・課長層を中心とした、High Potentialネットワークの卒業生並びに会員企業の同等職位の女性社員を対象とした「Next Stageネットワーク」メンバー(278名)、三層目にあたる執行役員以上を対象とした「Executiveネットワーク」メンバー(66名)と総勢578名で職種や年齢の枠を越えた女性ネットワーク活動が行われました。
地方におけるダイバーシティ推進支援を目的としたJ-Win関西支部の活動は6年目を迎え、High Potentialメンバー18名が参加。5年目を迎えたJ-Win九州支部ではHigh Potentialメンバー11名が参加しました。
また三層女性ネットワークのGive Back活動として、Next Stage後進育成委員会メンバーはHigh Potentialネットワークの分科会活動にアドバイスを行い、ExecutiveメンバーはHigh PotentialネットワークとNext Stageネットワークメンバーに対してラウンドテーブルを行いました。加えてExecutiveメンバーによるNext Stageメンバーとの1対1のメンタリングも実施され、メンター、メンティー共に多くの気づきが得られました。

1)第12期High Potentialメンバー活動

J-Winの掲げる「Women to the TOP!」のもと、キャリアアップに対する意識のSwitch-onをはかるため、2022年度 第12期メンバーは「Take Action ~しなやかに生きる~」をスローガンに一年間の活動を行いました。同時に「自ら考え、自ら行動する力をつける」をテーマとし、“考えて考えて考え抜く”を実践しながら問題の本質を見極め、チームを巻き込みながら問題を解決する力を身につけるよう活動を行ってきました。
新型コロナウイルス感染症対策のため、活動の多くはハイブリッド開催となりましたが、それぞれのプログラムは幹事会を中心に、実行委員会を組織してメンバー自身が企画・運営に携わり実施されました。多くのメンバーが企画運営に参画することによる自主活動から多くの学びを得ることができました。分科会活動では、10の分科会に分かれ年間を通じて活動を行いました。多くの仲間と議論を繰り返し、ゴールに向かって幾多のプロセスを切磋琢磨しながらすすめ、課題解決力とリーダーマインドを身につけました。定例会は全メンバーが参加する会に加え、東京・関西・九州の3拠点でそれぞれの拠点の特性を活かした独自のプログラム構成で実施しました。10月定例会は上司会として、メンバーの上司に活動の意義やメンバーの変化を報告し、また上司とラウンドテーブルを行うことで、J-Win活動への理解を深めていただきました。11月には、昨年度に引き続きオンライン海外研修を、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、イギリスの4カ国で3日間に渡るプログラムで実施しました。また、任意プログラムとして、在日米国大使館、在日オーストラリア大使館とのラウンドテーブルも行いました。異なる背景・文化を持つ諸外国に触れ、グローバルな視点を持つことの大切さを学び、自身のキャリア意識にも変化をもたらす素晴らしい機会となりました。2022年度、活動総括の場である拡大会議は、2022年3月10日にハイブリットで開催され、会員企業の経営層、ダイバーシティ推進担当者をはじめ人事部門やメンバーの上司方々へ一年間の活動報告を行いました。

2)Next Stageメンバー活動

Next Stageネットワークは、「企業で上級管理職として活躍し、自らが企業・社会を変える原動力になる」というビジョンのもと、企業内で部長・役員層といったDecision Makingができる実力ある上級管理職として活躍できるよう十分な経験とスキルを習得することを目的として活動しています。企業内で女性が意思決定層(役員・部長)に登用されていくために、まずはNext Stage世代がマインドチェンジして成長していくことが欠かせず、そのためにはメンバー自身がNext Stage活動の「目的」「ビジョン」「価値」を認識し真に力を身に付けていくことが重要です。7月のキックオフでは「問を立て、徹底して議論し、考え抜く」を年間の活動テーマとして2022年度の活動をスタートしました。内永会長理事から「2007年にJ-Winを設立し、これまでの15年、J-Winは企業のダイバーシティ・マネジメントの推進を支援してきた。モノカルチャーの日本では重要視されてこなかった多様性はビジネスの世界において必要不可欠である。大事なことは女性管理職の数をただ増やすだけでなく、ディシジョンメイキングできるポストに女性をあげていくこと。考えて、考えて、考え抜く。そして腹落ちして、常にこれでいいのか自問自答することで価値観や判断能力を少しずつ積み上げていき自分の軸をしっかりと持って欲しい」とエールが贈られました。合宿はこの2年間コロナ禍により完全オンライン開催となっていましたが3年ぶりにリアル開催が叶い、両日とも会場とオンラインのハイブリッドで開催しました。運営面でも『一人一役』とし参加者全員が運営に携わることで、活動を自分事として捉えてもらうようにしました。Nextのvisionである「上級管理職として活躍し企業や社会を変える原動力になる」ため、キックオフで掲げた「私の目標」を実現する次のアクションへつなげるプログラムを実施しました。内永会長理事とのラウンドテーブルは、キャリアアップの意義やリアルな組織運営、自身に不足する意識等についてアドバイスをいただき、企業人としての覚悟を持つためには、どう行動をするべきかを考え実行に移すための機会としました。昨年度から始まった、Executiveネットワークメンバーによるメンタリングプログラムでは、20名のNext Stageメンバーひとりひとりに、Executiveネットワークメンバーがメンターとしてつき、年間を通してメンタリングを行い上級管理職の職責を担える能力、スキルの向上を図りました。目の前に見えるものだけに捕らわれない、更に先を、全体を見ている、メンターの視座の高さに、メンティーであるNext Stageメンバーは多くの気づきを得ることが出来ました。

3)Executiveネットワーク活動 

2022年度Executiveネットワークは「日本最大級の女性役員コミュニティJENのネットワークを自らの力とし、一人一人が組織・社会にインパクトを与える輝くExecutiveになる」とし1年間の活動を行いました。5月に行われたキックオフでは内永理事長より「Executiveネットワークへの期待」について講話をいただき1年間の活動がスタートしました。定例会は『グローバル』と『新しい資本主義』をテーマに6回実施し、各分野の第一人者を講師にお招きして知見を深めました。2月に行われた合宿では、2022年度の活動の振り返りと研究会・委員会の活動成果が発表されました。後半は外部講師をお招きして講演を聴講し見識を深めました。研究会活動では「国内外で自身の本業以外で自らの言葉で語れる領域を持つ」をテーマとし、3つの研究会が昨年から継続して活動しており、本年もさらに研究を深めました。3年目を迎えた駐日女性大使とのメンタリングプログラムは、6名の女性大使がメンターとなり、それぞれ3名のExecutiveネットワークメンバーに対してメンタリングを行い、駐日女性大使という海外のロールモデルから様々な知見や経験をうかがい大きな学びの場となりました。後進育成では、High PotentialメンバーとNext Stageメンバーへのラウンドテーブルに加え、Next Stageメンバーとの1対1のメンタリングが2年目を迎え、三層活動の連携をより一層深めると共に、真のロールモデルとなるべく、自己の学びと成長の場になりました。

企業支援事業

企業支援活動は「CEO会議/実行リーダーの会」、「企業責任者会議」、「男性ネットワーク」、「ダイバーシティ推進責任者会議」からなる「D&I推進3層システム」の活動体制が整いました。「CEO会議/実行リーダーの会」は、経営トップのイニシアティブで企業のD&I推進を加速するため、18社のCEOと実行リーダーが参加し、D&Iをいかに推進するか、その課題について熱心な議論を行いました。また、「企業責任者会議」は、企業における経営トップとダイバーシティ推進実務者を結ぶ“要”である企業責任者を対象とし、J-Win活動の理解を深め、D&I推進の一助としていただくことを目的に今年度よりスタートしました。
「男性ネットワーク」は、6年目を迎え、23社89名の男性管理職メンバーが参加し、男性管理職自身が「なぜD&I推進・女性活躍推進が必要なのか」を理解、腹落ちし、それを自分自身の言葉で語れるようになる、さらに自らの課題に気づき、自分事として受け止め、D&I推進のチェンジ・エージェントになるべく活動を行いました。
「ダイバーシティ推進責任者会議」は、ダイバーシティ推進実務者を対象とし、J-Win活動報告やダイバーシティ・アワード授賞企業によるベストプラクティス共有など情報共有を中心とした定例会の他に、2つの研究会「ベストプラクティス研究会」と「課題研究会」を実施しました。「ベストプクティス研究会」は5つのテーマを取り上げ、互いに取組事例を徹底的に共有し、自社のベストプラクティスを導き出すことを目的として行いました。「課題研究会」は3つのテーマに分かれ、課題解決を図ることを目的とし行われ、それぞれダイバーシティ推進責任者会議や企業責任者会議で活動報告を行いました。
「J-Win ダイバーシティ・アワード」は本年16回目を迎え、37社に応募いただき、審査の結果企業賞4社、個人賞3名を決定し、拡大会議で授賞式を執り行いました。

1)CEO会議/実行リーダーの会

CEO会議は、CEOがD&Iの加速にコミットし、自ら実行し実現するトップリーダーの会であり、実行リーダーの会と両輪で実施しています。本年度CEO会議、実行リーダーの会はともに3回開催しました。CEO会議では「D&I推進の重要性・意義について」各回1~2名のCEOに思いを語っていただき、その後のディスカッションで共通の課題の議論、取組事例の共有を行いました。実行リーダーの会では、各回テーマに沿って、2~3名の実行リーダーから課題や取組事例を共有いただき、その後のディスカッションでさらに議論を深めました。CEO会議では本質的な課題の議論を行い、実行リーダーの会では、その課題を具体的な施策レベルで議論し、各社で実行へ移すという流れができてきました。

2)企業責任者会議

会員企業のD&I推進の最高責任者としてご登録いただいている企業責任者を対象とした「企業責任者会議」を本年度よりスタートし「J-Win活動の理解を深め、D&I推進の一助としていただくこと」を目的として2回開催(9月、2月)しました。経営戦略としてのダイバーシティ推進やJ-Win活動の紹介、ダイバーシティ推進担当者による活動報告で理解を深め、また企業責任者による自社取組事例の紹介なども行いました。

3)男性ネットワーク

6年目を迎えた男性ネットワークは23社89名が参加し、定例会と分科会の二本柱で活動を行いました。定例会では、会長や理事長、男性エグゼクティブ、女性エグゼクティブの方々にアドバイザーとしてお越しいただき、実体験に基づいた講話やアドバイスをお聞きすることで、「なぜD&I推進・女性活躍推進が必要なのか、それが進まないのは何故か」について、多くの気づきと刺激が得られました。分科会では12チームに分かれ、これまであまり取り上げてこなかった多岐にわたるテーマで取り組みました。参加者自ら抽出した課題・テーマの要因を深掘りし、課題解決に向けた具体的な行動を導き出し、2023年3月の拡大会議、男性ネットワーク定例会、2023年4月のダイバーシティ推進責任者会議、5月の企業責任者会議において分科会活動の報告を行いました。活動終了時のアンケートでは98%のメンバーが参加してよかったと回答。よかった理由のトップ3は「D&Iの必要性を腹落ちできた」、「考える時間と場を持てた」、「他社メンバーとのネットワークができた」。「D&I推進の必要性」、「加速しない理由」、「オールド・ボーイズ・ネットワーク」を自分の言葉で語れるかという問いには、当初7割程度であったのに対して最終報告時には9割以上が語れると回答している。

4)ダイバーシティ推進責任者会議

ダイバーシティ推進責任者・担当者の多様なニーズに対応するために、J-Win活動報告やJ-Winダイバーシティ・アワード受賞企業によるベストプラクティスの共有会など、情報提供に加え、参加者同士の情報共有を目的とする定例会を全7回開催しました。第2回、第3回定例会の情報交換セッションで出された課題のもとに、2つの研究会を立ち上げました。「ベストプクティス研究会」では5つのテーマを取り上げ、互いに取組事例を徹底的に共有し、自社のベストプラクティスを見出す取組として実施しました。「課題研究会」は3つのテーマに分かれ、課題解決を図る取組として行い、それぞれダイバーシティ推進責任者会議や企業責任者会議で活動報告を行いました。

5)2023 J-Win ダイバーシティ・アワード

本年度16回目となる「2023 J-Winダイバーシティ・アワード」を、内閣府、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、経済同友会のご後援をいただき実施しました。企業のダイバーシティ推進の進捗度に応じて、2部門に分けて募集し、アドバンス部門13社、ベーシック部門24社、計37社からご応募いただきました。第一次審査において、アドバンス部門から4社、ベーシック部門から4社をファイナリスト企業として選出しました。さらに、審査委員会により第二次審査(ヒアリング)、プレゼンテーション審査、最終審査を行い、企業賞としてアドバンス部門大賞・準大賞、ベーシップ部門ベーシックアチーブメント大賞・準大賞の合計4社、個人賞として経営者アワード、リーダー・アワードの各賞授賞者合計3名を決定しました。今年度も、第二次審査(ヒアリング)はすべてオンラインで実施し、プレゼンテーション審査と最終審査は、会場とオンラインの併用で行いました。2023年3月10日に開催した拡大会議において授賞式を執り行いアワード実施の結果報告として、応募各社別の「アセスメント・レポート」(37社分)を作成し4月に発行しました。また、全体の傾向をまとめた「2023 J-Winダイバーシティ・アワード全体報告書」(全体レポート)を5月に発行しました。 
授賞企業・授賞者ならびに授賞理由等はNPO法人J-Winホームページでも公表しております。
https://j-win5.jp/20230310_3507/

企業賞

アドバンス部門

※準大賞2社

大賞 株式会社ベルシステム24 ホールディングス
準大賞 大日本印刷株式会社
ベーシック部門 ベーシックアチーブメント大賞 エーザイ株式会社
ベーシックアチーブメント準大賞 三菱UFJ信託銀行株式会社
個人賞
経営者アワード 三井住友信託銀行株式会社
取締役社長 大山一也様
リーダー・アワード アフラック生命保険株式会社
顧問(元取締役専務執行役員 CDIO)木島惠美子様
大日本印刷株式会社
代表取締役専務 宮健司様

*企業名・肩書などは授賞当時のものです。

広報事業

広報事業は会員企業を含め、広く社会にJ-Winを認知していただき、女性活躍推進に向けた活動を理解していただくための情報発信力強化に努めています。年間を通して開催される女性3層ネットワーク活動やD&I推進3層システム、さらには内永塾や内永技術塾、拡大会議やJ-Winダイバーシティ・アワードの開催に関しては、メールマガジンの発行、Facebookへの投稿、J-Winホームページへの掲載など、オウンドメディアを通じた積極的な情報発信をおこなっています。
2022年度の広報誌J-Winレポートでは、6月(40号)と11月(特別号:41号)、2023年2月(42号)の年間3回の発行を行っており、巻頭を飾るトップインタビューやオールド・ボーイズ・ネットワークをテーマとしたJ-Win理事対談、定例会活動の報告に加え、新規会員企業の紹介など新たな構成となっています。
特別号ではJ-Winの新体制のご紹介をテーマに、内永会長理事と横尾理事長による対談企画「SPECIAK TOLK」を掲載しています。
PR活動の一環として、記者、編集者といったメディア関係者とのリレーション強化を目的に、年2回のJ-Winメディア懇談会を開催しています。毎回、D&I推進に関するテーマを設定し、J-Winとの情報共有、意見交換の場としております。
結果、メディア掲載は新聞やWebメディアを中心に年間41件の露出、掲載を獲得しました。 J-Winの活動を伝えるツールとして、8月には「J-Win案内パンフレット」日本語版、英語版の改定、「2022年-2023年活動プログラムのご案内」を作成いたしました。J-Winの価値を理解いただくとともに、新規会員企業の獲得に向けた渉外活動やグローバル活動など、さまざまな場面で活用できるように大幅な改定作業を行っています。

拡大会議

2022年度活動総括の場である拡大会議は、2023年3月10日に会場(東京国際フォーラム)とオンライン配信のハイブリッド形式で行われました。拡大会議では、女性3層ネットワーク、D&I推進3層システムの活動報告と、2022 J-Win ダイバーシティ・アワード表彰式、第12期High Potentialネットワーク卒業セレモニーが行われました。850名を超える方々にご参加いただき盛会となりました。

活動・収支報告、貸借対照表

2022年度の収入は、会員企業からの年会費が134,400千円、Executive、Next Stage、内永塾等のネットワーク事業への参加会費が26,067千円、男性ネットワーク等の企業支援事業への参加会費が10,379千円、進捗診断事業に係る収益が88千円、その他の収入が479千円で収入の合計は171,413千円でした。
一方、ネットワーク事業として50,312千円、企業支援事業として25,671千円、広報として18,212千円、拡大会議として4,914千円、進捗診断事業として359千円、計99,467千円の支出となりました。
これら事業を進めるために管理費として、事務局人件費、IT関連費、家賃・光熱費、その他法人運営費等、72,589千円を支出しました。
結果、当期正味財産増減額は、△828千円となりました。