D&I推進者会議
開催日:2024年06月13日
2024年度 第2回D&I推進者会議を開催しました
2024年6月13日(木)、第2回D&I推進者会議を会場(国際文化会館)とオンラインのハイブリッド形式にて開催しました。
アジェンダ
- J-Winよりお知らせ
- ウォーミングアップ 「組織カルチャーとは?」
- 加藤雅則様 ご講演+QA
「両利きの経営の実践」~組織カルチャーの変革とD&I推進~ - 気づきの共有
- お知らせ
J-Winよりのお知らせではJ-Winの各種プログラムについてプログラム概要・応募状況・締め切りなどの詳細が説明され、9月開講の女性技術者育成塾に関しては卒塾生が登壇。塾の目的・プログラムの構成、参加を通じての学びや感想などを説明しました。
今回はメインプログラムとして 株式会社アクション・デザイン 代表取締役 加藤雅則様を講師にお迎えし「両利きの経営の実践~組織カルチャー変革とD&I推進~」と題してご講演をいただきました。
昨今、D&I推進を担当する部署の名称に「カルチャー変革」「カルチャー創造」など「カルチャー」を冠する企業も多く、また、「カルチャーを変えたい」という声をよく聞くことがあります。そこで、そもそもカルチャーをどう捉え、なぜD&I推進を行うのか、カルチャー変革を行うかについて改めて考える場としました。
課題を明確にしてトップに戻す
株式会社アクション・デザイン 代表取締役 加藤雅則様
本日は下記の3つのアジェンダでお話し頂きました。 1.「両利きの経営」とはは
2.両利きの経営をつくる
3.どうやって変化・変容の起点をつくるの
どのような事業にも寿命があるから、両利きの経営のキーワードが、短期の収益軸と中長期の成長軸を両立させるということ。その際に既存の組織能力を再活用して新しい成長領域を見出すことが重要となる。異なるカルチャーのマネジメントとなる。 組織変革は結局トップダウンとボトムアップがミートしなければうまく行かない。D&I推進者としては経営の考えを理解し、何のためにD&Iを推進するのか、カルチャーを変えるのかを戦略論と一体で考えることが重要。また、カルチャーとは風土ではなく、行動様式。組織のカルチャーを変えるためにはリーダーの役割が重要で、リーダーシップによってまず例外を作ることから始める。その例外の真似をする人が増えることがきっかけでカルチャーは変わっていく。 そうした過程で自社の中で課題を明確に言語化して、リーダー(トップ)に挙げていくことが大事である、など多くの示唆に富んだお話を頂くことができました。
参加者の声(アンケートより抜粋)
- 新しい組織カルチャーを作るアプローチを知ることができ有意義
- D&I推進者の役割について改めて考えされられた
- 新しい組織カルチャーを作る=例外を作るという考えに勇気を得た
- 人に響かせるには一般的抽象的な言葉でなく自社の中での言葉で言語化、ストーリー化する
- 組織トップが繰り返し語っていくことが重要
- 変化変容の起点を作ることや、取っておくべき文化について、整理しながら変化していく方法を実践していきたいと感じた
次回第3回D&I推進者会議は7月4日に実施、2024ダイバーシティ・アワード受賞企業により取組が紹介される予定です。