CEO会議/実行リーダーの会| 企業責任者会議
開催日:2024年05月16日
第10回 J-Win CEO会議を開催しました
2024年5月16日(木)、第10回 J-Win CEO会議を九段会館テラスにて開催しました。今年度 初回のCEO会議にはメンバー6名が会場にて参加、オンラインからオブザーバーなど3名の参加をいただき活発な意見交換が行われました。
■アジェンダ
- オープニング 本日の趣旨説明
- CEOご発表 「DE&I推進の重要性と意義」
第一生命保険株式会社 代表取締役社長 隅野俊亮氏 - J-Win D&Iアセスメント/アワード概況
- 全体ディスカッション テーマ「意思決定層への女性登用に向けた取組の現状と課題」
- クロージング
初めに横尾理事長より、今回のテーマである「意思決定層への女性登用に向けた取組の現状と課題」の趣旨説明を行いました。続いてCEO会議メンバーである 第一生命保険株式会社 代表取締役社長 隅野俊亮様より 「DE&I推進の重要性と意義」 についてご発表いただきました。
「DE&I推進の重要性と意義」
第一生命保険株式会社 代表取締役社長 隅野俊亮 様
時代、環境、価値観の変化が事業に直接影響します。
そして人材戦略は事業戦略と不可分との考えから、事業戦略の実現に向け多様性を生かす組織文化、社員ウェルビーイングの実現に向け様々な施策で行動変容を促しています。 また、会議体によってジェンダー、国籍、キャリア採用などダイバーシティ比率を設け、議論の観点が多様化することを狙っています。私自身も、女性管理職と直接対話も続けながら、社内では「グループが変われば誰もがマイノリティとなる」と認識するように様々な機会を通じて訴えています。
経営トップとして「同質性の罠への危機感」や「マイノリティとしての自覚」、「心理的安全性」を持ちながら「いざ、前へ。」の掛け声のもと、強い覚悟をもってDE&Iの変革と挑戦の活動を推進しています。 ご発表後、参加者からは公募制、社長塾、評価の考え方、マイノリティの自覚など多様な質問やコメントをいただきました。
会議の後半では、J-Win D&Iアセスメント/アワードの概況説明、アセスメントの結果概要として女性パイプライン形成に関する実績や、マネジメント・女性育成・会社の仕組みに関する取組8領域の実施状況をご報告しました。
部長職以上の女性比率の数値が停滞している本結果を踏まえ「意思決定層への女性登用に向けた取組の現状と課題」について各社の考えや取組の現状、苦労している点などを各CEO一人ひとりからお話し頂き、続いて活発かつ本音のディスカッションが行われました。部門間のばらつき・公平な評価などの課題、女性に経験を積ませるためのホットジョブへのアサインの重要性、経営に関する議論への参加、マイノリティ意識の理解の重要性など多様な議論が交わされました。
CEO会議発足当初よりアドバイザーを務めていただいているオーストラリアにおけるD&I推進のリーダーのお一人であるデボラ・ヘーゼルトン氏からも 「CEO会議の議論が深まってきてGood Progressである」とのコメントがあるなど、CEO会議では活発な議論が続いています。
今年度のCEO会議はこのあと 9月、2025年1月に実施予定です。