D&I推進者会議
開催日:2024年04月24日
「2024年度 第1回 ダイバーシティ推進者会議」 を開催しました
2024年度 名称をダイバーシティ推進責任者会議より D&I推進者会議へと変更し、2024年4月24日(水) 第1回会議をオンラインにて開催しました。
冒頭 横尾理事長からJ-Winの新組織、今年度の活動方針説明を行いました。
また、D&I推進者の皆さんに対しては、「企業の成長のための様々な活動を連動させる重要な役割を担っている」こと、「J-Win活動でネットワークを広げ、自らの課題解決や活動に対する不安の解消に役立てて頂きたい」 「企業価値を向上させるため中心になってリードしていくという強い気持ちを持って臨んで欲しい」と期待が伝えられました。
続いて女性リーダー育成支援部より Executive、Next Stage、High Potential各ネットワークの年度方針と活動計画の説明に加えて、3層の幹事会によって発案された「J-Winは自分を/企業を/社会を変えるためのチャレンジ・ラボ」という3層共通の新たな指針が発表されました。
企業支援部からは D&I推進者会議、企業責任者会議、CEO会議/実行リーダーの会、男性ネットワークについて「女性リーダー育成プログラムを含め、縦横の活動の連携を強め、チャレンジしていく」という年度方針と活動計画について説明が行われました。
会議の後半では2023年度男性ネットワーク白坂幹事長(アルプスアルパイン株式会社)より活動の総括が行われました。その後、全参加者が3つのグループに分かれ、2023年度男性ネットワークメンバーより2チームずつ分科会の活動報告を行い、D&I推進者 Executiveネットワークメンバーも交えて活発な意見交換が行われました。
アジェンダ
- J-Win理事長挨拶
- 女性リーダー育成支援部2024年度方針と活動計画
- 企業支援部2024年度方針と活動計画
- 男性ネットワーク活動共有&意見交換(グループに分かれて実施)
- 2023年度男性ネットワーク活動全般について
幹事長 白坂 剛様 アルプスアルパイン株式会社 - 男性ネットワーク 分科会活動共有と意見交換
- 2023年度男性ネットワーク活動全般について
■横尾理事長ご挨拶
J-Winは持続的な企業競争力強化の貢献のため、経営戦略としてのD&I推進を支援しております。「同質化した企業文化の変革」「組織の活性化」「イノベーションを生み出す企業価値の向上」に寄与すべく、今年度、組織体制を整え、新しい段階に向け出発しています。
D&I推進者の皆さんは企業の成長のためのすべてのD&I活動を連動させる重要な役割を担っています。J-Winも様々な活動を連動させるプログラムで支援していきます。ご担当者の中ではまだこの職務について2年以内の方が7割と多いようです。環境変化の激しい中、D&I推進を行っていく上の課題や不安も多いと思いますが、J-Winの活動でネットワークを広げ課題解決、不安の解消に活用してほしいと思います。皆さんご自身が組織を活性化させ企業価値を向上させるためのD&I活動の中心として信念をもって活動をリードしていく強い気持ちを持っていただきたいと願っています。
■女性リーダー育成支援部2024年度方針と活動計画
- Executiveネットワーク:
既存プログラムに加え対外活動の強化を目指す。女性3層の連携活動、企業支援の活動などJ-Win全活動への関与を強める。グローバルのみならず、国内の企業団体への発信を強化する。 - Next Stageネットワーク:
参加者の幅広い意識の違いに応じインプット型からアウトプット型までプログラムで対応し、キャリアビジョンを明確にする契機を提供する。名称を変えた女性経営者育成塾、女性技術者育成塾も更なるプログラムの強化を図る。 - High Potential ネットワーク:
自ら考え行動する体験を通じて リーダーを目指す意識にスイッチを入れることを目指す。そのためにチームビルディングの場を提供する。負荷の高かった分科会活動は再構築する。
主な変更点は ①1分科会の人数を25名から15名に減らす ②分科会の数を10から15に増やす ③テーマ設定は各カテゴリーの中で自由にする ④5名のオフィサーズを中心にフラットな運営体制とする ⑤時間管理を明確にし、負荷を軽減させる。 - 3層の連携の強化:
Executiveネットワークメンバー卒業生も含めてのメンバー情報の再整備、3層合同の新規プログラムを開発。 今期より3層共通指針として「J-Winは自分を/企業を/社会を変えるためのチャレンジ・ラボ」が発表されました。J-Winの場を活用し様々なことがらにチャレンジするという思いが込められています。
■企業支援部2024年度方針と活動計画
- D&I推進者会議
多層連動の担い手としてのヒントを掴んで頂く。多面的なインプットと情報交換の場の提供(定例会)、経験の浅い担当者の基盤を作る(A to Z研究会)、課題・疑問を掘り下げる(事例研究会)など異なる状況・関心に対応するプログラムを用意する。 - 企業責任者会議
経営トップとD&I推進者をつなぐ要である企業責任者にJ-Win活動を知っていただき、より深く関わっていただくべく、J-Win活動の報告とメンバーの交流の機会をつくる。 - CEO会議/実行リーダーの会
経営トップ自ら徹底して実行するため、他社との相互刺激を創出。J-Winメンバーとのコラボセッションを行う。 - 男性ネットワーク
対話、行動によるチェンジエージェントへの意識醸成。経営層、Executiveネットワークなど様々なメンバーとの対話を通して「真の腹落ち」を目指す。
■男性ネットワーク活動の共有・分科会報告
2023年度 男性ネットワーク白坂幹事長(アルプスアルパイン株式会社)から、男性ネットワーク活動の報告がなされ、分科会活動の結果 「従業員視点と経営者視点のD&I推進活動に対してのギャップを埋めていくことが男性ネットワークとして重要であることを再認識し、これを埋めていくことがチェンジエージェントとして、そして男性ネットワークにとって重要である」との結論が紹介されました。
各分科会のテーマ
- 分科会1【目的】: 「なぜD&Iが必要なのか考えてみました」
- 分科会2【組織・体制】: 「D&I推進の最適な環境のあり方の明確化」
- 分科会3【仕組み・連携】: 「掛け声はあってもアクションにつながらない • このモヤモヤを晴らす」
- 分科会4【原因】: 「昇進・昇格を望む女性に対し、その実現を阻害する原因の調査」
- 分科会5【結果・成果】: 「女性管理職比率向上が企業のメリットにつながる仕組み
意見交換
3つのグループに分かれ、男性ネットワークメンバーより分科会の活動報告を行い、D&I推進者、Executiveメンバーも交えて意見交換を行いました。
参加者からの主な意見として、
- 「頭の理解」だけではなく、「心の腹落ち」の重要性を理解できたというコメントが印象的
- J-Win活動の中でも男女プログラムの連携、特に外の刺激の重要性を認識した
- 男性がマイノリティ側に立つ経験を体験させるプログラムも検討してはどうか
第2回D&I推進者会議は6月13日開催予定です。