High Potentialネットワーク

開催日:2024年04月18日

「J-Win第14期High Potentialネットワーク4月度定例会」を開催しました

第14期High Potentialネットワークのキックオフとなる「J-Win第14期High Potentialネットワーク4月度定例会」を会場(機械振興会館)とオンラインにより開催しました。会場162名、オンライン70名、ビデオ補講7名 合計239名のメンバーが参加しました。

■狙いと概要

この活動をスタートするにあたり、今回の定例会では以下の2点を狙いとしています。
①D&Iの重要性、企業戦略としての女性活躍推進を理解する
②J-Win活動の目的・プログラム概要・一年間流れを理解する

当日は、横尾理事長より女性活躍推進が企業戦略の要であるとのお話に続き、Executiveネットワークメンバーの三井住友フィナンシャルグループ執行役員 松ヶ崎穂波様より女性活躍推進がどのように自分の仕事や人生に生かされていくのかをご自身の経験・体験から実感のこもった本音のお話を頂きました。

この後メンバー同士のネットワーキング、事務局よりネットワーク活動の目的・一年の流れ・分科会活動と個人の役割などについてのオリエンテーションを行いました。
ダイバーシティが経営戦略の要であり、キャリアアップを目指すことが自分にとっても企業にとっても、ひいては社会にとって重要であることの理解が促進され、メンバーにとって今後のHigh Potentialネットワーク活動に取り組むために貴重な機会となったようです。

■アジェンダ
  1. J-Winの意義とメンバーへの期待 横尾理事長
  2. D&Iの重要性と企業戦略としての女性活躍推進
    J-Win Executiveネットワークメンバー
    三井住友フィナンシャルグループ 執行役員 松ヶ崎 穂波 様 
  3. High Potentialネットワーク活動のオリエンテーション

「ダイバーシティが組織を活性化させる、まさに経営戦略の要である」
J-Win理事長 横尾敬介

組織にも経年変化というものがあり、次第にダメになっていくものです。その原因としては3つあります。①上位下達に流れる ②同質性が高まる ③隠ぺい体質がはびこる。それを回避するためにはダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包摂)が非常に有効です。
日本でもダイバーシティ推進の努力は続けていますが、諸外国に比べ改善のスピードは遅く、海外との差は大きく開いています。この多様性の第一歩となるのが女性活躍推進です。組織の活性化、企業の継続的な成長に向け、まさに女性活躍推進こそが経営戦略の要となるのです。

「何がしたくて仕事をしているのか」
三井住友フィナンシャルグループ執行役員 松ヶ崎穂波 様

女性活躍推進という言葉には抵抗があるかもしれません。今はまだフェアに女性が評価されにくい時代なので、J-Winのような活動を活用していくのも良いと思います。
これまでよくあった質問に応えていきます。

  • どうしたら自信が持てますか? - 自信はない時も多いのですが、ない時でもそう言ってはいけません。
  • ロールモデルはいましたか? - 年下、男性など部分的にすごい人は周りに多くいるのでは。
  • 上にいく必要ありますか? - やりたいことがやれるポジションに行くことは大事です。
  • うまくいかなかった時は? - 長い目で見ましょう。今、乗り越えられなくても大丈夫。
  • 自然体ではダメですか? - ある程度の構えは必要です。
  • 視座を上げるには? - J-Winで視座の高い人に会うことで学べます。
  • 自分の軸とは? - 仕事の軸はぶれてもしょうがないけど、自分の軸はぶらさない。
  • キャリアで大事なことは? - 自分をよく知ること。

ご講演の最後には、第14期High Potentialネットワークメンバーに向けて、何がしたくて仕事をしていますか、したかったことを実現していますか、の問いとともに、普通の人が普通でないことを成し遂げられる、これが会社です。やりたいことを通じて、世の中を幸せにできる人が最も幸せな人だと思います、と伝えられました。

■講演についてのアンケートより(抜粋)

  • 「何になりたいか」ではなく「何をしたいか」という言葉に、強く共感。
  • オンラインで聴いていても、画面の向こうからエネルギーを感じるご講和に感動。
  • 「世の中にはこんなに魅力的な人がいるのか。」と驚いた。「自信がないと口にだしてはいけない」「やりたいことをやれる場所にいく」「自然体ではダメ」は座右の銘にしたい。
  • ストレートにジェンダー不平等の不条理に触れられて、気持ちよかった。
  • 自信がなくても、自信がないと口に出してはいけない。自信がないなら、降りなさい。そんなに道のりは甘くない。と言われ、我に返りました。