Next Stageネットワーク

開催日:2024年04月11日

Next StageネットワークメンバーとExecutiveネットワークメンバーによるメンタリングプログラム報告会を開催しました

2024年4月11日(木)、 Next Stageメンタリング委員会活動として行われた、Executiveネットワークメンバーとの「2023年度メンタリングプログラム報告会」を開催しました。
会場となった九段会館テラスには同プログラムに参加したメンターのExecutiveネットワークメンバーとメンティのNext Stageネットワークメンバーから17組が参加。オンラインでも女性3層ネットワークメンバー、ダイバーシティ推進責任者・担当者などから参加をいただきました。

■ アジェンダ
  1. メンタリング全体報告
  2. メンター代表からのご報告
  3. パネルトーク「メンタリングを通じて学んだこと」
  4. メンティによる決意表明とメンターからの応援メッセージ
  5. 総括:横尾理事長
■ メンタリングプログラムの背景と目的

女性リーダー育成支援の活動ではGive Backと呼ばれる後進育成の活動を重要視しています。その一環として行われるメンタリングプログラムはメンティとして上級管理職(役員)を目指すNext Stageネットワークメンバーと、メンターを務めるExecutiveネットワークメンバーが約半年にわたり、会社や職域を超えてメンタリングを実施するJ-Winならではのプログラムです。

このメンタリングでは 自分自身と深く向き合うことから始め、企業や社会を変える原動力となる上級管理職の育成を目指しています。
半年のメンタリングの結果、ほぼすべてのメンバーが自分への理解が深まり、75%のメンバーに人間力の向上や自信がついた、80%以上のメンバーが上級管理職への思いに変化があった、と報告されています。

Executiveネットワークメンバーにとっても、これまでの行動を振り返る良い機会となり、後進育成が自身の成長につながる実感を持つことができた、今後もこのような活動に積極的に参加したいなどの声を数多く頂きました。
メンティ、そしてメンターの双方にとって、高い成果が期待できるプログラムとして評価されています。

■ パネルトーク「メンタリングと通じて学んだこと」

メンタリングプログラムに参加したメンバーから3組にパネリストとして登場いただき、実際のメンタリングを通じて学んだことやエピソードなどをお話いただきました。
当初メンティは「なかなか自分というものをはっきりと認識できていなかった、言いたいことが言えなかった、判断の軸がはっきりしていない、目先のことにとらわれていた」 など課題の多い状況でした。
しかし、メンターとの対話を重ねる中で一つひとつの問いに真剣に答え、自ら課題を設定し実践していくことなどを通して、「自分の在り方に気づき、自分が変わることでチームも変化することを実感し、キャリアの目標を定めることの大事さを認識した」 など多くの学びを得ることができたと報告されました。

■ メンティの決意表明とメンターからの応援メッセージ

オンラインも含めてメンタリングを行った20組から、メンティが「決意表明」を行い、メンターからはメンティに向けた「応援メッセージ」が送られました。
メンティから「組織の期待にどのように答えるかを意識する、目標を持つことの意味を理解する、視点を内向きから外向きに・短期から中長期に、ビジョンを掲げ周りを巻き込む、ポジティブマインドセット」など力強い決意が表明されました。メンターからも「周りの共感を受け止めよう、変わっていこうとする気持ちを言語化しよう、なりたい自分を持とう」などの応援メッセージとともにメンターとしても、このメンタリングを通して多くの学びがあったことが紹介されました。

■ 横尾理事長総括

今回のプログラムに対して三つの言葉を送りたいと思います。「よくやった・懐かしい・素晴らしい」という言葉です。
「よくやった」は、明らかにメンタリングの効果が出ているように思います。自分を見つめ、自らの課題に気が付き、しっかりと目標を定めることができたように思います。
「懐かしい」は、私にも皆さんと同じように迷いを感じる時代がありました。誰しもが経験することですが、その時に学び人というものを研究し自分を知ることが重要です。
「素晴らしい」は、このプログラムは素晴らしいプログラムだと思います。皆さんの発言を聞くとメンタリングの効果というものをはっきりと感じることができます。
企業社会で、さらに「上」を目指していくには、相応の覚悟とともに自分の気持ちを強く持つことが大切です。この気持ちをこれからも忘れずに持ち続けて欲しいと思います。

■ アンケートより(抜粋)

メンティから

  • メンターには厳しいことも励ましもいただくことができました。社内でのメンタリング以上に私のことをしっかりと考えてくださいました。
  • 他の会社の女性役員に大丈夫、と言ってもらえるだけで、自信を持つことができました。
  • 女性経営者に直接メンタリングをしていただける事は、これから先も早々ないことだと思うので、貴重な時間でした。日々の積み重ねが重要であることを知り、より高い意識をもった企業人になりたいと思うようになりました。

メンターから

  • 多数の企業の複数の階層メンバーが集うJ-Winだからできるプログラムだと改めて思った。
  • 私自身も大変成長する機会となり感謝申し上げます。

(その他 報告会参加者より)

  • Next Stageネットワークの活動の中でも、特に自分の力を磨くプログラムの筆頭としてあげたいプログラムだと思います。
  • 個人的なネットワークにもつながり、大変よい企画だと思いました。