CEO会議/実行リーダーの会| 企業責任者会議

開催日:2024年03月26日

「第5回 企業責任者会議」を開催しました

3月26日(火)、「第5回企業責任者会議」を会場(アークヒルズクラブ)とオンラインのハイブリッドスタイルで開催しました。

【アジェンダ】
  1. 理事長挨拶
  2. 前回の振り返り
    「2024年度注力する取組」に関する情報交換内容
  3. D&I推進A to Z研究会報告
    東日本旅客鉄道株式会社 田島 綾乃 様
  4. 男性ネットワーク活動報告
    幹事長 アルプスアルパイン株式会社 白坂 剛様
    分科会報告
    ①【目的・方針】 アルプスアルパイン株式会社 清水 善明 様
    ②【組織・体制】 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 木下 貴史 様
    ③【仕組み・連携】 アルプスアルパイン株式会社 小林 浩紀 様
    ④【原因】 三菱マテリアル株式会社 中山 明信 様
    ⑤【結果・成果】 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 古賀 遼介 様
  5. 参加者情報共有
    「D&Iを職場浸透させるための取組と手応え」について
  6. クロージング

第5回を迎えた企業責任者会議は、冒頭 横尾理事長より、女性3層ネットワーク・D&I推進3層システムの二つの活動おいて、縦の連携とともに横の連携を強化し、仕組みとして成果の出せる活動を目指すというという年度方針に基づき、Next StageとExecutiveネットワークメンバーとのメンタリング、男性ネットワークとCEO会議の意見交換、男性ネットワークでのExecutiveネットワークメンバーやD&I推進責任者とのラウンドテーブルなどの事例が紹介されました。

■D&I推進A to Z 研究会報告
引き続きダイバーシティ推進担当となり2年未満のメンバーで構成されるD&I推進A to Z 研究会より、推進担当者としてD&I推進の基盤を築き、各自の意識・スキルを高めるとともに、新任担当者が参考となるようなレールを敷設することを目的とした約8か月の活動について報告されました。
「企業にダイバーシティがなぜ必要かを腹落ちする」という本質からのスタートが重要であり、D&I推進価値の確認・自社の現状分析・具体的な施策の検討を経て得た成果物として今後のD&I推進新任担当者へのガイドブック「ダイバーシティ推進の手引書」が紹介されました。
また、「企業を通じて社会を変えていく」を共通テーマに、「今後も互いに取り組みや進捗を確認し合いながら、DE&Iにおける歩みを続け、浸透に向け尽力する」という決意が述べられました。

■2023年度男性ネットワーク活動報告
2023年度男性ネットワークの活動報告として白坂幹事長からは1年間の活動方針と活動概要、「メンバー一人ひとりがD&I推進・女性活躍を推進する必要性を理解・腹落ちし、自ら行動を起こし企業におけるD&I推進のチェンジエージェントに変わる」という目的で選ばれた5つの分科会チームよりそれぞれのテーマの活動と気づきが紹介されました。

企業責任者からは男性管理職の皆さんが1年間時間をかけて、D&I推進について真摯に向き合ってきたことへの称賛とともに、メンバーの洞察で終わらせずに社内に浸透させるために企業責任者自身が後押しすることが大切だとの心強いコメントをいただきました。

■参加者情報共有  「D&Iを職場浸透させるための取組と手応え」について
その後参加者同士で「D&Iを職場浸透させるための取り組みと手応え」について意見交換、情報共有では、「外国人や女性を人事部門の長に据えるだけでは変わらない。経営トップが自分のことばで語り、行動することで社内が初めて変わる」「トップダウンとともに手挙げで、意志ある者はだれでも意見が言える環境作りを行うことで活性化が加速」「技術系女性の母数自体が少ない。会社が次世代育成のため、女子が理系分野で活躍する支援を行っている」「管理職の負荷が高く、男女とも管理職を避ける傾向がある。AIを取り入れ、作業時間の削減に着手」「性別役割意識の強い上司にアプローチし、男性優先職種に女性を配置する施策」等々様々な取組が共有され、相互刺激に繋がりました。

企業責任者会議は経営トップとダイバーシティ推進実務者をつなぐ要です。情報共有を通じてメンバーがともに進化し、企業におけるD&I推進の実効性を高めていくことをこれからも目指してまいります。
次回、第6回は5月28日(火)国際文化会館で開催予定です。2024年度J-Winの活動方針、ダイバーシティアワードの振り返りとして企業賞の大賞を受賞された大日本印刷様の取り組み紹介などを予定しています。