CEO会議/実行リーダーの会| 企業責任者会議

開催日:2024年01月23日

第9回 J-Win CEO会議を開催しました

2024年1月23日(火)、第9回 J-Win CEO会議を会場(国際文化会館)とオンラインにより開催しました。

【アジェンダ】
  1. 本日の趣旨説明
  2. CEOご発表 「D&I推進の重要性と意義」
    株式会社商工組合中央金庫  関根 正裕 様
    アズビル株式会社  山本 清博 様
  3. ディスカッション
    ディスカッションテーマ:「OBN、アンコンシャス・バイアス」、 「D&Iの重要性の理解、腹落ち、自分事化」 に関する 「今年度取り残した課題と次年度への取組」
  4. クロージング

今回のCEO会議のテーマは 「OBN、アンコンシャス・バイアス」、そして 「D&Iの重要性の理解、腹落ち、自分事化」に関する「今年度取り残した課題と次年度への取組」です。
テーマに関するディスカッションに先立ち、株式会社商工組合中央金庫 代表取締役社長 関根正裕様、 アズビル株式会社 取締役 代表執行役社長 山本清博様より、「D&I推進の重要性と意義」についてそれぞれの想いをご講演いただきました。

「D&I推進の重要性・意義について」

株式会社 商工組合中央金庫 代表取締役社長 関根 正裕 様

商工中金の関根様からのご講演では、過去のご経験から組織にとって「風通しの悪さ」「同質性」が非常に大きな問題であり、改革には「多様性・D&I推進」が必須であるとの強い想いとともに、現在の商工中金でのお取組をご紹介いただきました。企業のPURPOSE・MISSIONを職員の価値観などに結び付け一人ひとりの「マイパーパス」を作成、若手社員が中心となったワークショップで語り合うことで他者の価値観を尊重する、「社長×課長のガチ対談」や女性リーダーを目指すための「チャレンジカレッジ」研修など、変革し続ける人財づくりを目指していることが発表されました。

アズビル株式会社 取締役 代表執行役社長 山本 清博 様

アズビルの山本様からは、アズビル・ダイバーシティネットワーク(ADN)の活動から生まれた取組を中心にお話しいただきました。「私(i)同士がつながり、無限の可能性となる」想いが込められた社内コミュニケーション促進策「iishare(アイアイシェア)」、派遣される社員、受入れる部署の相乗効果が期待できる「社内プチインターン制度」、社員同士のコミュニケーション促進を図る「社長のおごり自販機」などが紹介され、多様な人財の活躍、多様な視点の提言が企業を強くすること、持続可能な社会に直列に繋がる貢献となることなどが発表されました。

ディスカッション

お二人からのご講演、質疑応答後はCEO会議参加者全員によるディスカッションが行われました。

「自分事化、浸透のためにはトップダウンだけでなく、ボトムアップ活動が必要。社外でもD&Iに関して起こした行動を表彰するアワードを創設する」「人は誰でもマイノリティであることを自覚し、自分のマイノリティ要素が昇格の阻害要因になったらどう思うかと発信しつづけたい」「女性管理職比率の今後の数値目標の設定では迷いもあったが、他のCEOの話を聞き、意識が高まった」「男性からの不満は時間が解決するので腹を括るだけ」「行動と体感により自信がつく。一人でも多くの人に体感してもらう」。
など、改めて 「OBN、アンコンシャス・バイアス」、そして 「D&Iの重要性の理解、腹落ち、自分事化」に関する「今年度取り残した課題と次年度への取組」のテーマで議論いただき、各社における解決のための考え方や施策などについて共有することが出来ました。

次回、第10回CEO会議は2024年5月16日の開催を予定しています。