Next Stageネットワーク

開催日:2023年10月26日

「2023年度 Next Stageネットワーク 第4回定例会」を開催しました

2023年10月26日(木)、Next Stage ネットワークの第4回定例会をオンラインにて開催しました。
2023年度の定例会テーマは「デジタルとDXについて考える」です。前回の定例会では、講師の荒瀬光宏様から「デジタルとDX」についてお話しいただきました。
DXの基礎を学ぶ第2弾となる今回は、「DXにかかる日本の状況や課題とその解決~アフターデジタルは行動支援の時代」を演題に、株式会社ビービット 執行役員CCO (Chief Communication Officer) 藤井保文氏よりご講演いただきました。

■ アジェンダ
  1. 開会/講演者ご紹介
  2. ご講演
    「DXにかかる日本の状況や課題とその解決~アフターデジタルは行動支援の時代」
    株式会社ビービット 執行役員CCO(Chief Communication Officer)
    藤井保文氏
  3. 質疑応答
  4. 本日の学びの共有

「DXにかかる日本の状況や課題とその解決 ~ アフターデジタルは行動支援の時代」
株式会社ビービット 執行役員CCO(Chief Communication Officer) 
藤井 保文 氏

藤井様のご講演テーマは、DXを何のために推進し、どのように活用するのか。
日本企業は「リアルにくっついたデジタル」として扱いがちですが、現在のようにオフラインの状態が存在しなくなると、あたかもデジタル側をメインにしながら暮らしているような状況になります。
デジタルがむしろ起点であり、「リアル接点という貴重な場」をどう活用するかという考え方に移行する、アフターデジタルの世界観についてお話いただきました。

その解の一つとして、顧客の行動を知り、顧客に寄り添い、関係を構築して支援していくという、デジタル化が進む時代において必要となる視点をご説明いただきました。
また、顧客のUX全体を見通したジャーニーの視点をもつことや、1つひとつの行動の前後をつないだ行動フローの価値創造といった重要なポイントを具体的な事例を交えてわかりやすくご説明いただきました。

企業において、DXを生きた取組みとするためには「ビジョン・戦略」明確化の 重要であり、トップダウンとボトムアップの両軸が大切だという点についてもご教示頂き、考えさせられたメンバーも多かったのではと思います。

前回から引き続き、定例会グループ活動では各グループが事前に予習をするなどして臨み、実施後は振り返りをLINEやZOOMで行う等、グループ内の交流が生まれる場となっています。
引き続き、Next Stageネットワークでは、定例会を通じてDXの基礎・基本を学び、自身のこれからのアクションプランの策定、グローバルリーダーに向けた活動を行っていきます。

【藤井保文 様 ご略歴】

東京大学大学院修了。
上海・台北・東京を拠点に活動。国内外のUX思想を探究すると同時に、実践者として企業の経営者や政府へのアドバイザリーに取り組む。
政府の有識者会議、FIN/SUM、G1経営者会議など「アフターデジタル」に関する講演多数。
アドバイザリーでは小売、金融、メーカー、インフラ等の様々な企業において、UX/DXから経営やビジネスモデル、顧客価値を抜本変革する取り組みに関わる。AI(人工知能)やスマートシティ、メディアや文化の専門家とも意見を交わし、人と社会の新しい在り方を模索し続けている。
著作『アフターデジタル』シリーズ(日経BP)は累計22万部。最新作『ジャーニーシフト』では、東南アジアのOMO、地方創生、Web3など最新事例を紐解き、アフターデジタル以降の「提供価値」の変質について解説している。
ニュースレター「After Digital Inspiration Letter」では、UXやビジネス、マーケティング、カルチャーの最新情報を発信中。
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