CEO会議/実行リーダーの会| 企業責任者会議
開催日:2023年09月21日
「第8回 J-Win CEO会議」を開催しました
2023年9月21日(木)、第8回 J-Win CEO会議を開催しました。
会場となった国際文化会館(東京)にCEO会議メンバー9名のご出席を得て、男性ネットワーク卒業生からの報告と経営トップの皆様による活発な意見交換が行われました。
【アジェンダ】
- はじめに
本日の趣旨説明
本日のテーマ 「D&Iの重要性の理解、腹落ち、自分事化」 - 男性ネットワークメンバーとの意見交換パネルディスカッション・質疑応答
「D&Iの重要性は理解され、浸透しているか」 - CEOデイスカッション「D&Iの重要性の理解、腹落ち、自分事化」
~経営トップとして何を伝え、どう行動するか~ - クロージング
今年度は、事前のアンケート結果から「課題解決のための最大の障害」としてCEOが挙げる「オールド・ボーイズ・ネットワーク(OBN)、アンコンシャス・バイアス」「D&Iの重要性の理解、腹落ち、自分事化」をテーマの軸に議論を進めています。
今回の会議では“「D&I推進・女性活躍推進」の目的を理解できている一般社員が極めて少ないのではないか。”という仮説を基に、J-Win男性ネットワーク卒業生の3名より、分科会活動での気づきや行動について語っていただきました。
男性ネットワーク卒業生からは、『経営層』がD&I推進について熱い想いを持っているにも関わらず、『一般社員層』にその想いや真の目的が届いていないこと。
D&I推進の目的が正しく伝わっていないことから、女性活躍推進がD&I推進の最初のステップになることに繋がっていないことなどが報告されました。 そして、会社の取り組みへの理解が一般社員層に進んでいない現状を受けて、まずは、マジョリティである自分たち『中間管理職層』が自分事化し、社内外に広めることが一番のアクセレレーターになると、分科会活動を通しての気づきや実践している行動について語っていただきました。
CEO会議メンバーは男性ネットワーク卒業生からの報告を受けて、D&I推進の理解浸透について腐心されていることなどについて意見交換が行われました。
ダイバーシティは経営課題。 福利厚生ではなく、女性のためだけのものでもない、同質性の打破こそが課題。 世の中が変化しているコトを認識できていない怖さを社員には実感してほしい。 管理職になりたくない女性が多いというのは、管理職のロールモデルがいれば変わる。
腹をくくって数値目標を定め、女性管理職登用を思い切って進めることがトップの役割であり、その結果、多様性のある組織を社員が実感することも可能になり、社員の理解も深まる、などの力強いご意見が出席者全員で共有されました。
一方で、J-Win男性ネットワークへの派遣者を中心に男性管理職がリードする社内活動事例なども紹介いただき、自分事化が進んでいることを垣間見ることができました。
CEO会議メンバーと男性ネットワークメンバーの相互理解が新たな覚悟を切り拓いていく会議となりました。