High Potentialネットワーク

開催日:2023年08月25日

「High Potential ネットワーク関西8月度定例会」を開催しました

8月25日(金)、J-Win High Potential ネットワーク 関西 8月度定例会をハイブリッドスタイルにて開催し、会場となったブリーゼプラザに参加した15名の関西メンバーに加え、東京・九州のメンバーはオンラインでの参加となりました。

■ アジェンダ
  1. オープニング
  2. グループワーク・発表
  3. 三笠様・内永会長理事 ご講評
  4. ご講演
    日本生命保険相互会社 代表取締役副社長執行役員 三笠 裕司 様
    「関西経済の現状・課題と持続的発展に向けて」
  5. 質疑応答

今回の関西定例会はグループワークから始まりました。「関西経済の現状を改めて理解し、要因を検討、関西経済の成長戦略を練る」をテーマに議論が行われ、4つのグループの代表者による発表後にはご講演者ならびに内永会長理事からの講評をいただきました。

メンバーはこのグループワークにより関西経済への理解が一層深まったところで、日本生命保険相互会社 代表取締役副社長執行役員 三笠裕司様による「関西経済の現状・課題と持続的発展に向けて」のご講演となりました。

「関西経済の現状・課題と持続的発展に向けて」
日本生命保険相互会社 代表取締役副社長執行役員 三笠 裕司 様

関西経済同友会 常任幹事を務める三笠様より、日本生命と関西の繋がり、会社概要についてご説明いただきました。”商人の町” ”交通の要地” ”温暖な気候”とされる関西。江戸時代には「天下の台所」と呼ばれ、全国から豊富な品物が大阪に集結していました。食文化に限らず、金融業、製薬業、卸売業、製造業などが発展。なかでも、全国から薬種商が集まる道修町は、日本の薬業の中心として栄え、現在も多くある老舗の製薬会社は当時の薬種問屋の流れを汲んでいます。

歴史的背景や関西経済の強みをお話いただいたうえで、大阪府が推進するライフサイエンス拠点が多くあること、国公立大学医学部の多数設置について、各種データをお示しいただきながら、直近の状況についてお話いただきました。

続いて、関西復興の鍵となるプロジェクトの数々の計画をエリア別にご説明いただき、そのひとつとなる2025年開催予定の大阪・関西万博の概要と経済効果についてお話いただきました。

日本生命の取り組みとしては、大阪ヘルスケアパビリオンへの出展。“「人」は生まれ変われる”“新たな一歩を踏み出す”というメッセージを「健康」という観点から発信し、明るい未来が感じられる展示や催事を実現していく。最先端の医療技術やライフサイエンス産業が作り出す近未来への期待を高めていくというメッセージを発信していきます。

関西経済の持続的発展については、主な社会課題と日本生命の取り組み事例についてそれを裏付ける各種データに基づいたお話と、今後のサスティナビリティ経営の在り方という視点に基づきながらお話しいただきました。

三笠様のご講演の最後には「社会課題解決の視点が無いと、企業経営も成り立たない。経営を担う存在になる皆様は、自社事業と社会課題解決を結び付ける視点が必要不可欠という認識を持ち、自社の発展、ひいては関西の発展に貢献してほしい」とのメッセージが参加したメンバー全員に届けられました。

持続的な発展を、企業活動と社会課題解決のつながりの中で考える。多くの気づきと理解を深めることができた貴重な機会となりました。

【三笠 裕司様 ご略歴】
1986年 京都大学法学部卒業
1986年 日本生命保険相互会社入社
2007年 広電日生人寿保険有限公司総経理顧問
2008年 日本生命保険相互会社 国際業務部担当部長兼総合企画部担当部長 2009年 主計部長兼総合企画部担当部長
2011年 静岡支社長
2013年 執行役員 総合企画部長 兼 ERM推進室長
2017年 取締役常務執行役員 (総合企画部、広報部、調査部、本店企画広報部、主計部担当)
2020年 取締役専務執行役員 (IT統括部、IT推進部、お客様サービス本部、医長担当) お客様サービス本部長
2022年 取締役副社長執行役員 (コンプライアンス統括部、リスク管理統括部、監査部(コンプライアンス統括部、 リスク管理統括部、海外事業管理部に対する監査以外)、海外事業管理部担当)
2023年 代表取締役副社長執行役員 本店管掌 (大阪・関西万博推進部、コンプライアンス統括部、リスク管理統括部、 監査部(大阪・関西万博推進部、 コンプライアンス統括部、リスク管理統括部、 海外事業管理部に対する監査以外)、海外事業管理部担当)