High Potentialネットワーク

開催日:2023年08月24日

「High Potential ネットワーク九州8月度定例会」を開催しました

8月24日(木)、J-Win High Potential ネットワーク 九州 8月度定例会をハイブリッドスタイルにて開催し、会場となったアクロス福岡に参加した18名の九州メンバーに加え、東京・大阪のメンバーはオンラインでの参加となりました。

■ アジェンダ
  1. オープニング
  2. グループワーク・発表
  3. 瓜生様ご講評
  4. ご講演
    九州電力株式会社 代表取締役会長 瓜生 道明 様
    「九州経済の持続的発展に向けた取組みと企業経営への思い」
  5. 質疑応答

今回の九州定例会はグループワークから。4チームに分かれての議論のテーマは「九州経済の状況や今後の発展、自社との関わりについて考える」。それぞれのチームが意見をまとめ発表を行いました。

グループワーク発表でのご講評に続き、九州電力株式会社 代表取締役会長 瓜生道明様からは「九州経済の持続的発展に向けた取組みと企業経営への思い」の演題でご講演をいただきました。

「九州経済の持続的発展に向けた取組みと企業経営への思い」
九州電力株式会  代表取締役会長  瓜生 道明様

九州の現状と課題では「産業資本と経済価値」「自然資本と環境価値」「社会資本・人的資本と社会価値」の視点より、九州・沖縄・山口ESG投融資方針の策定について。 企業経営にあたっては、外部環境の変化と九電グループの歩みとともに社長時代の思いについてお話しいただきました。 執務室で各部門からあがってくる報告を待っているだけではなく、自ら率先して動き、離島を含めた全54営業所・配電事業所を訪問したこと。フェアプロセスを大切にすることで、ネガティブな条件であっても、合意・納得を得ることができたこと。
さらには“週刊瓜生通信”として社内テレビを活用し、経営に関する情報や会社を取り巻く状況について社長の考えを社員へ説明したことなど、実例を交えながら企業経営にあたって強く意識してきたことをお話いただきました。

瓜生様はご講演の最後に「舞台があっても前に進む気持ちがないと意味がない。ぜひ何事にも前向きな気持ちをもって取り組んでいってほしい」とのエールが参加者全員に届けられました。

ご講演後は質疑応答。メンバーからの質問にはこれまでのご経験や経営哲学に基づく適切なアドバイスとともに、自らが率先して動く事や当事者意識とチャレンジ精神、柔軟な発想やスピードなど、激動の時代を乗り越えてきた経営層だからこその思いを語っていただきました。

九州経済の第一線で活躍されている瓜生様の「TOPとしての生き様」に直接、触れることが出来ました。
企業のリーダーを目指すメンバーからは、「体力差は道具で克服できる部分も大きい」「ハード面に加えて、一緒に働く周りの人たちの理解が大切」「時として女性が優遇されないという自覚と覚悟で挑む必要がある」「仕事の成果=能力×情熱×考え方」など、今後、自分が目指したいトップ像の明確化、リーダーへの覚悟とともに、どのような視点を持ち、経営に臨んでいるかを学び、視座を高めることへと繋がったようです。

【瓜生道明様 ご略歴】
・1975年4月 九州電力株式会社入社
・2007年6月 同社 執行役員 経営企画室長
・2008年7月 同社 執行役員 経営企画部長
・2009年6月 同社 取締役 常務執行役員 火力発電本部長
・2011年6月 同社 代表取締役副社長 火力発電本部長
・2012年1月 同社 代表取締役副社長
・2012年4月 同社 代表取締役社長
・2018年6月 同社 代表取締役会長