Next Stageネットワーク

開催日:2023年04月20日

「Next Stageネットワーク4月度定例会」を開催しました

2023年4月20日(木)、J-Win Next Stage ネットワーク4月度定例会をオンラインにて開催し、120名のメンバー参加がありました。

2022年度Next Stageネットワーク活動の最後となる定例会です。
Next Stage ネットワークメンバーは、年間を通じて「グローバルに考える力」について取り組んできました。メンバー自身が「グローバルに考える力」とはどういうことなのか、自分自身の現状・立ち位置を振り返り、一歩踏み出すアクションを考えることが必要です。
そこで今回の定例会では、株式会社シナモン代表取締役Co-CEO 平野 未来氏 と 執行役員 山村 萌 氏をお迎えし、「企業から見た日本の課題とトランスフォーメーション思考」をテーマにご講演いただきました。

ご講演「起業家から見た日本の課題とトランスフォーメーション思考」
株式会社シナモン 代表取締役Co-CEO平野 未来 氏、執行役員 山村 萌 氏

最初に、シナモンAIの目指す世界 『誰もが新しい未来を描こうと思える創造あふれる世界をAIと共に』からお話いただきました。

続いて、具体的な事例をご紹介いただきながら、Massive Transformative Purpose(MTP)思考について詳しくお話いただきました。ロードマップを考える計画思考と違い、30年以上も先の未来をイメージしながら「何かおかしい、違和感がある」ことを感じ取り、それを「今やろう」という考え方です。
グローバル企業のMTPをご紹介いただきながら、具体的な未来事マインドマップの作り方、個人の未来事マインドマップの作り方についてご説明いただきました。
ご講演の最後には、「『役に立つ』ではなく『意味がある』ことをする」についてお話いただきました。「役に立つ」からこうあるべきではなく、価値観に照らし合わせて「意味を持たせて」それをどう実現していくか、ということです。

講演後にはオンラインでメンバーとの質疑応答。平野氏、山村氏のお二人が考える新しい思考に、多くの質問が寄せられ、一つ一つ丁寧なお答えをいただきました。
質疑応答の後には、グループディスカッションが行われました。
当日の参加メンバーにとって、印象深かったコメントに関する感想を抜粋してご紹介します。

Next Stage ネットワークメンバーからのコメント

本日の講演の「ベトナムはコンビニに行く感覚」という言葉はこれまでのご講演とも合わせて、Global=外国ではなく、Global=地球なのだと気が付いた。日本と外国ではなく、私と地球人なのだと。それゆえに「私の考え」という軸が必要である。

どのような企業においてもこの変革期において「起業家」としての視点やマインドが必要だと思う。その点で、30年というスパンで物事を考えていること、違和感を大事に発想や課題解決に結び付けていること、言葉だけでなく、まさに実践・体現されている様子が伺えたのは大変有意義だった。

これまでの定例会もそうだったが、「グローバルに考えるとはどういうことか」を直接的にお話してくださるよりも、グローバルに活躍するその方の生き様や価値観、考え方が、自分はどうすべきかを考える場となる。現状の自分をどう変えていったら良いのかのヒントを頂くことができた

【平野 未来 氏 ご略歴】

シリアル・アントプレナー
東京大学大学院修了、在学中に創業し、2011年に同社をmixiに売却
国内外の様々な賞を受賞。世界経済フォーラムが選出するヤング・グローバル・リーダーズ(YGL)の2022年度クラスに選出
内閣官房IT戦略室本部員、内閣官房新しい資本主義実現会議有識者構成員を務め、2022年より経済相「レジリエンス社会の実現に向けた産業政策研究会」の座長就任など、複数の行政会議に就任
東京大学工学部アドバイザリーボード
三児の母

【山村 萌 氏 ご略歴】

京都大学経済学部卒業後、メガバンクに入社し、ベンチャー・中小企業向け営業を担当
2019年9月より株式会社シナモン入社
2022年2月、20代で執行役員に就任。大企業とベンチャーでの経験を活かし、大企業とベンチャー連携やオープンイノベーションの促進を目指している