High Potentialネットワーク

開催日:2023年04月19日

「J-Win 第13期 High Potential ネットワーク4月度定例会」を開催しました

第13期High Potentialネットワークのキックオフとなる「J-Win High Potentialネットワーク4月度定例会」を2023年4月19日(水)、会場(機械振興会館)とオンラインによるハイブリッド形式で開催しました。会場119名、オンラインには94名、合計213名のメンバーが参加しました。

ダイバーシティが経営戦略であることを理解する

活動のスタートにあたり、ダイバーシティ・マネジメントが企業の経営戦略であることの理解とともに、J-Win活動の目的や1年間の流れ、分科会活動と個人の役割について共有しました。
内永会長理事による講演「経営戦略としてのダイバーシティ・マネジメント」では、急速に変化する時代に打ち勝つため、経営戦略としてのダイバーシティの重要性、女性がキャリアアップすることの意義についてお話しされました。
講演後はメンバーとの質疑応答。女性活躍を阻むオールド・ボーイズ・ネットワーク(OBN)などについても質問が寄せられ、将来像が見えない女性自身の問題、ワークライフバランスともに女性活躍を阻む大きな壁となっているのがOBNであることなどが伝えられました。
メンバー全員が1年間の活動に向け、キャリアアップを目指すこと、その心構えとなる大切な機会になったようです。

以下、講演の内容をダイジェストにご紹介します。

「経営戦略としてのダイバーシティ・マネジメント」
J-Win会長理事 内永ゆか子

変化のスピードが加速する時代に、企業が生き残るには
J-Winの活動をスタートするにあたり、ダイバーシティ・マネジメントがまず企業にとってどのような意味があるのか、それを理解してほしいと思います。
世界は急速にフラット化しています。テクノロジーの進歩により、従来のビジネスモデルを踏襲するだけでは、企業競争に打ち勝ち、走り続けることが難しい時代になりました。新しいビジネスモデルにチャレンジする必要があります。
ただ、同じ成功体験を持った人たちだけで一生懸命考えても、新たなビジネスモデルを生み出すことは難しい。そこで大切になってくるのは、多様性、ダイバーシティの考え方です。違ったバックグラウンド、価値観、発想を持った人たちの意見を柔軟に受け入れ、議論によりイノベーションが生み出されるきっかけをつくっていく。だからこそ、世界中の多くの企業がダイバーシティ、とりわけ女性活躍に注目しているのです。

女性活用が経営戦略として求められる理由
世界経済フォーラムが発表したジェンダー・ギャップ・インデックス2022では、日本は146ヶ国中116位でした。
企業が生き延びるため、企業が強くなるために多様性が必要であり、その多様性の第一歩は女性活躍です。理由は簡単、企業にも多くの女性がいます。そこに違いがあるとすれば、過去の成功体験を共有していないこと。身近にいて多くを理解している女性ですら活躍できないのであれば、他の多様性はきわめて難しいと考えます。

オールド・ボーイズ・ネットワーク
男性が多い組織の中では、オールド・ボーイズ・ネットワーク(OBN)の問題があります。
これまで成功を収めてきた企業の中で、マジョリティであった男性が作り上げてきたビジネスルールや仕事の進め方、会話の仕方等でその組織を支えてきた暗黙の文化や風土です。 問題なのはこれらの約束事を男性間で共有しているのに、女性には教えてこなかったことです。日本ではOBNが女性活躍を阻むバリアとなっています。

第13期High Potentialネットワークメンバーへのメッセージ
自分のキャリアに対して明確な目標を持ってほしいと思います。私もかつて、上司から定年退職時にどのポジションまでなりたいか聞かれたことがあります。会社でのポジションが上がれば、自分のやりたい仕事、大きな仕事ができます。
色んなチャンスがやってくると思いますが、来たチャンスはチャレンジしてください。
「人的なネットワーク」も大事です。個人としての価値、強みをもって、社内外の人から必要とされる人材になってほしいと考えています。
人生の中で色々な事が起きると思いますが、大変な時は少しスピードを落としてもいいので、キャリアからは降りないでください。
D&I推進は企業のグローバル経営戦略であり、多様性を受け入れられない企業の将来はありません。自分のため、そして会社を強くするために、皆さんがチェンジエージェントとなってがんばってください。

講演のアンケート~参加者アンケートより(抜粋)

・経営戦略としてのダイバーシティの重要性、特に女性管理職育成の面における価値に関して再認識できました。
まだまだオールド・ボーイズ・ネットワークの色が濃い日本のビジネス環境の中において、女性の活躍は女性自身からのキャリアアップ意識醸成が非常に大事だと思います。日々の業務において、「なぜ」「本質は何ですか」という問題意識を持ち、まず全体像を把握した上で、管理者目線で考えなければならないことの重要性に対しても改めて共感できました。

・「たった1年なんだから思いっきりやってみなさい」という趣旨の話を受けて、背中を押された感じがしました。
現在の変化の激しい世の中において、同じビジネスエリアで戦うのであれば、ビジネスモデルを変える必要があること。経営を考えるメンバーが同じ成功体験/失敗体験をしていると考え方が変わらず、ビジネスモデルの変革に繋がらないこと。多様な価値観は多様な人が必要であり、世界的に共通のマイノリティは女性(且つリスクが少ない)という点において、なぜ経営戦略として多様性が重要なのか、また、その中でもなぜ女性(活躍)なのかという事に腹落ちすることができました。