2023年2月8日（水）、第12期High Potentialネットワーク2月度定例会を会場（日本青年館ホテル）とオンラインによるハイブリッド形式で開催しました。会場58名、オンライン130名、合計188名のメンバーが参加しました。

2022年度High Potentialネットワーク活動の最後となる定例会のゴールは「目指したい姿を明確に描き、それを実現させるため明日からどう「Take Action」していくか宣言する」というものです。
目指す姿を描き、自分の力で目指す姿に向け動き出すためには、これまでのJ-Win活動を踏まえ、改めて自身の姿と現在のギャップを正確に把握し、具体的なキャリアプランを立てる必要があります。
そこで今回は「NTTにおける私のキャリア」と題し、日本電信電話株式会社 常務執行役員 研究企画部門長 岡敦子 氏（Executiveネットワークメンバー）よりご講演をいただきました。

ご講演　『NTTにおける私のキャリア』
～日本電信電話株式会社 常務執行役員 研究企画部門長 岡 敦子氏

岡敦子氏のご講演では、NTTのご紹介、現在推進中の「IOWN」～Innovative Optical and Wireless Network～について、そして歩んできたキャリアとともに３つの人生の転機についてお話しいただきました。
1つ目の転機は、1996年に国際部へ異動となったこと、2つ目はNTTナビスペース株式会社の社長に就任したこと、3つ目は日本電信電話株式会社 初の女性取締役に就任したことです。それぞれの転機を通じて実感したこととともにステップアップしていく上で、怖がらず、しっかり準備を行い、一つ一つ不安を払拭しながら進んで欲しいとのメッセージを頂きました。

また、ご自身のロールモデルは自分というお話もされています。職場の上司かつ女性で理系の人はおらず、ロールモデルが見つけられなかったこともあり、上司や先輩の良いところをパーツ毎に集めて、自身のロールモデルを作り上げているとのことでした。

講演の最後には、High Potentialネットワークメンバーへのアドバイスを頂きました。
例え伝統的な日本の企業であっても、グローバルマインド、グローバルチャレンジは意識して欲しいこと。Serendipity（偶然の発見）を求めて、自分で意識して普段読まない本を読む、記事を選ばず新聞を読む、外部の勉強会や研究会に積極的に参加してみること。そして人脈作りに注力することです。

メンバーたちに大きな転機が訪れた時、与えられたチャンスを逃さず、前進していくためのヒントを数多く頂くことができたご講演となりました。

ワークショップ

講演、質疑応答の後はグループに分かれてのワークショップ。ご講演による気づき・感想、事前課題としてまとめた「自身の目指す姿」「目指す姿に向けた課題」「目指す姿に向けて具体的に取り組んでいること」について、共有し議論をしました。

講演では、目指す姿に向かう上での不安や課題に対する様々なアドバイスを頂き、その後のワークショップを通じて、自身の課題、アクションプランを明確にすることができたメンバーたち。自分の力で、目指す姿に向けてまた一歩、動き出すためのスタートラインに立つことが出来ました。