2022年12月15日（木）、J-Win Next Stageネットワーク12月度定例会をオンライン開催しました。

現在の企業経営において、グローバルな視点は欠かせません。Next Stageネットワークメンバーがより上位職で活躍するためには、グローバルに考える力を身につけ、幅広い視野・思考で自分自身の考えを確立し、それを自分自身の言葉で発信することが必要になります。

そこで今回は、京都先端科学大学ビジネススクール教授、一橋大学ビジネススクール客員教授である名和高司氏をお招きし、「パーパス経営」をテーマにご講演いただきました。

講演　「パーパス経営　～持続可能な経営モデル～」
京都先端科学大学ビジネススクール教授
一橋大学ビジネススクール客員教授　名和高司氏

東京大学法学部卒業後、三菱商事株式会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーでの勤務を経て、2010年には一橋大学ビジネス・スクール特任教授に就任された名和氏（現在は客員教授）。味の素、NECキャピタルソリューション、SOMPOホールディングスなどの社外役員やアクセンチュアなどのシニアアドバイザーを兼務していらっしゃいます。
今回は2021年4月に出版された『パーパス経営: 30年先の視点から現在を捉える』で提唱している、「資本主義（キャピタリズム）から志本主義（パーパシズム）へ」という経営戦略についてご講演いただきました。経営コンサルタントおよび社外取締役等の豊富なご経験から得られた具体的な事例を挙げながら、企業がグローバルに成長するために押さえておくべき潮流や、「パーパス」を軸とした経営戦略についてご説明くださいました。

質疑応答ではメンバーからの質問に丁寧な回答と適切なアドバイスをいただき、メンバーたちは「パーパス経営」についての理解を深めることができました。

「志」という日本人にとってなじみの深い価値観に立脚した経営が、今後の日本経済再生の鍵となるというお話は、Next Stageネットワークのメンバーにとって思考の幅を広げるとともに、これを自分事としてとらえ、自身の企業や今後の働き方を改めて検討することができた、またとない機会となりました。