女性経営者育成塾・女性技術者育成塾

2022年11月19日

「第5期 内永技術塾(U-STEAM)第4回ワークショップ、合宿」を開催しました

2022年11月18日(金)、 19日(土) 「第5期内永技術塾(U-STEAM)第4回ワークショップ、合宿」を開催しました。
前回に続き、10名の塾生全員が会場(国際文化会館:港区六本木)に集まりました。

今回が第5期内永技術塾(U-STEAM)としての最後のワークショップとなります。1日目に元旭化成株式会社代表取締役社長、蛭田経営研究所代表の蛭田史郎氏にご講演いただき、2日目には内永塾長とのラウンドテーブルが実施されました。

内永技術塾(U-STEAM)の目的・意義

「論理的思考」をベースに、ゆるぎない自分の価値観、立ち位置、軸を持ち、将来の経営者あるいはフェローとしてリーダーシップを発揮できるよう、その前段階(係長、課長)での技術洞察力および論理構築力を鍛える機会を提供するのが、内永技術塾(U-STEAM: Uchinaga-Science, Technology, Engineering, Liberal Arts, Mathematics)です。
これを達成するために、塾生は「技術洞察力、論理分析力、論理構築力」という33つの視点を礎にし、10年後、20年後に向け、自分と深く向き合い、自ら考え行動するためのマインドや心構えを醸成します。

1日目 ワークショップ 講演「女性の活躍する時代へ」
元旭化成株式会社代表取締役社長・蛭田経営研究所代表 蛭田史郎氏

蛭田氏1日目は蛭田氏によるご講演。旭化成の経営トップとしての成果や、社長就任前から挑戦・実行されてきたことなどこれまでのご経験に加え、「本質を見極め、戦略を立てる」ことの重要性、経営者と管理者の違いやリーダーとして求められる人材像などご自身のお考えについてもお話くださいました。

講演後のグループディスカッションでは、講演での言葉一つひとつを自分事として捉え、これまで以上に踏み込んで深く考えている塾生達の姿が見られました。
「これまでは専門技術を高める事ばかりに意識が向いていたが財務等の『技術以外の勉強』や『産業構造や事業環境の変化を読み取る力』を養う事が必要であり、すぐにでも実践したい」などの声が多数あがりました。

2日目 内永塾長とのラウンドテーブル

2日目には内永塾長とのラウンドテーブルが実施されました。「企業人としてこれから成し遂げたい姿」と「活動計画」についての塾生の発表に対し、内永塾長から一人ひとりアドバイスと励ましの言葉を頂戴しました。
ラウンドテーブル後に、各塾生が明日からの自分の行動をコミットする決意を「一行宣言」としてまとめ、一人ずつ宣言しました。塾生は最終報告会までにこの「一行宣言」を実行し、さらにブラッシュアップして最終報告会にて発表します。

合宿閉会にあたり、塾長からは「技術塾での学びを職業人として価値あるものにするか否かは皆さん次第。この塾でのネットワークも大切にしてほしい」と塾生への期待が伝えられました。 

事後アンケートでは、「今回のセッションを通じて自分がどうありたいかを考える上で、次回までに実行したいアクションをはっきりとイメージできた」という回答が大多数という結果が出ています。塾生たちはこれまで以上に、自身が目指す姿と達成のためのアクションを明確にすることができたようです。
第5期内永技術塾の活動は最終報告会を残すのみ。この内永技術塾で得た気づきが塾生の人生の大切な財産になるよう、運営メンバーはさらに一丸となって、塾生の卒業をサポートしていきます。

塾生感想

ワークショップ(蛭田氏ご講演)
  • いくつもの事例から慣例に流されず、環境変化を先読みし、決断をするという経営視点を学べた。現状の事業構造変化の本質を冷静に見極め、深堀し、自分の納得したことについては貫き通すという、経営者としての信念に感銘を受けた。
  • 「企業の経営」を常に意識し、「企業の発展にどれだけ影響を持つ立場になれるか」を意識することが重要という企業人としては当たり前のことが、いかに難しく、いかに勉強が必要か、改めて考えさせられた。
内永塾長とのラウンドテーブル
  • 「自分が世界を動かしていく」という強い意識を持ち、広く深くアンテナをはり、自分なりの解釈を持ち、成長していきたいと強く思った。
  • 厳しいご指摘もいただいたが、本質的な指摘であり、これを真摯に考え、自分の成長に繋げていきたいと感じた。
  • 恥ずかしがらずに自分の想いを考え、言葉にして宣言することで自覚が芽生え、自分の奥底にあった気持ちを言語化することで覚悟ができた。