2022年10月20日（木）、J-Win Next Stageネットワーク10月度定例会をオンライン開催しました。

「グローバルに考える力を身につける」が、本年度のNext Stageネットワークの学びのテーマです。
今回は、経済産業省　通商政策局　国際経済課長であり、「経済産業政策の新機軸部会（グローバル・パート）」も担当されている藤田 健氏をお招きし、グローバル経済における日本の課題と向かうべき方向性についてご講演いただきました。

講演「持続可能なグローバル社会の実現に向けて～『経済産業政策　新機軸部会（グローバル・パート)）』での議論を踏まえた課題・論点～」
経済産業省　通商政策局　国際経済課　藤田健氏

藤田氏は2002年に経済産業省に入省。本年7月に現職に着任し、G7やG20などの国際会議に加えて、中長期的な観点からの通商政策を検討する「経済産業政策の新機軸部会（グローバル・パート）」も担当されています。
気候変動への対応など、世界的に経済社会の変革が模索される中、コロナウイルス感染症の流行、ウクライナ情勢など国際情勢にも課題が噴出し、世界経済は減速しています。それ以前から停滞していた日本経済は、少子高齢化・人口減少も加わって、今後さらに世界のGDPに占めるシェアが低下する見通しです。
この現状を抜本的に打開するために、「ミッション志向の産業政策」「基盤となる経済社会システムの組替え（OS組替え）」という柱立てで、中長期的（5～10年）な対策の方向性について官民で議論を進めているのが、「経済産業政策の新機軸部会(グローバル・パート)」です。部会での議論の内容と、藤田氏自身が考える日本の方向性についてお話しいただきました。

Next Stageネットワークのメンバーにとって、国際情勢や日本経済の課題について改めて認識すると共に、自身の企業を含め、今度日本経済はどのような方向に進むべきなのか、新たな視座で考えさせられたご講演でした。質疑応答では丁寧な回答とともに適切なアドバイスをいただき、理解をさらに深めることができました。

Team Jについて

続けて広報幹事より、Next Stage ネットワークの小グループ活動「Team J」活動状況が報告されました。
9月に始まった「Team J」は、「場の活性化」「質の良いネットワーキング」実現のため、今年度新たに設定された小グループ活動です。

報告後はTeam Jのグループに分かれ、ディスカッションと顔合わせ交流会が行われました。講演を通じて気づいたことを互いに共有することで、講演からの学びを深化させていきました。顔合わせでは参加メンバー同士で自由に交流し、親睦を深めることができました。
いよいよ本格的に始まったTeam-J活動。チームの活動が軌道に乗った後は、メンバーの自主運営により活動し、J-Win活動終了後も交流が続くような絆を育んでいきます。