High Potentialネットワーク
開催日:2022年05月13日
「J-Win High Potentialネットワーク5月度定例会」を開催しました
第12期High Potentialネットワーク5月度定例会が、5月13日(金) に行われ、会場となった日本青年館には48名が参加し、オンライン参加者163名を加え、合計で211名のメンバーの参加となりました。
5月度定例会は、"問題の本質を考える" "分科会活動を理解する" がテーマです。
J-Win事務局より、分科会活動を進める上において大切な3つのポイントについての講義とともに分科会のグループ分けとテーマが発表されました。いよいよ分科会活動の始動となります。
- 問題の本質を考える
- 分科会活動Frameworkを理解する
- 分科会活動を進めるにあたっての留意点を理解する
- 分科会活動を始動する
問題の本質を考える
分科会活動は、どんな仕事においても必要な問題解決能力を養うことを、目的としています。
問題を解決するには、先ず、問題の本質を捉えなければなりません。問題の本質を考え、問題の本質が把握できなければ、問題そのものを解決することはできません。
日銀の金融政策とそれが経済に与える影響を事例に、問題の本質を考えるとはどういう事かについて、講義が行われました。
分科会活動Frameworkを理解する
分科会活動とは
High Potentialネットワークにおける分科会とは、グループごとにテーマを設定し、研究・調査をおこない、問題に対する解を出すのが、その活動です。
研究会活動のフェーズ
分科会活動を進めるうえで大切な5つのフェーズについて。
テーマの設定に始まり、アプローチ、調査研究、解を導き提案、そして報告書作成に至るまでの過程の中で、フェーズごとに何をおこなわなければならないのかを説明しました。
- Phase 1: テーマの設定
課題は身の丈より少し高いレベルを考えるべきです。ただし、そのテーマはグループメンバーの大多数が参加できるものであり、当事者意識が持てることが大切になります。そして、何故それをチームの課題にしたのか、その背景、理由が明確となる理論的な根拠が必要です。 - Phase 2: アプローチの策定
テーマを設定し問題が明確になると、次に問題解決に向けたアプローチを策定することになります。 アプローチを考えるとき最も大切なものが仮説。言うまでもありませんが、ここでの推論をベースにして調査・研究が始まることから、プロジェクトの成否の鍵とも言えます。 - Phase 3: 調査・研究
問題の解を得るために、調査・研究をおこないます。どれがその問題の解を探るのに最も適しているかをよく考え、方法を決める必要があります。第三者がレビューしたとき、なるほど、それでこのような結論が導き出されたのかと思う論理的帰結が大切となります。 - Phase 4: 解を導き提案を作る
調査・研究により得られた解をもとに提案を作成します。テーマをどのように、調査・研究し、解を導き、提案、となったのか、と言う理路整然とした論理的帰結が必要であり、そこにはストーリーが明確でなければなりません。 - Phase 5: 最終報告書の作成
活動の全てを最終報告書としてまとめます。 課題の設定から始まり、課題解決のアプローチ、それをもとにした調査、研究、その結果どのような解をだしたのか、全てが分かる報告書を作成することが最後のフェーズとなります。
【分科会活動を進めるにあたっての留意点を理解する】
第12期High Potentialネットワークメンバーにとっては初めての分科会活動。ここでは分科会活動を進めるにあたって陥りがちな問題とその対応策、考え方などを紹介しました。10の分科会に分かれ、自主的な活動をおこなっていく上で乗り越えなければならないポイントを、具体的に、メンバーへのアドバイスとして伝えました。
- Team Building
チーム一丸となって難題にチャレンジする。
共通点は、将来会社を背負って立つような人材になってほしいと選ばれた人たちである。 - 人間にとって最も貴重なResourceとは
時間である。一日は24時間。 - 論理的な思考で論理的な帰結を
結論には明確なJustification が必要。
So What? だから何? Why so? なぜそうなるのだろうか? - これが決まっていないから先に行けない
トップダウンで進めていくことが大切。 大枠から詳細へ、ハイレベルからロウレベルへ、architectureから Codingへ。 - 絵に描く
言葉で説明すると複雑な内容も絵を描くと一目瞭然。絵を描くと足らないところが見えてくる。 - 口で説明した方が早い
文章で記述しよう。文章で記述すると、抜け、漏れにすぐ気が付く。だんだん詳細になって、内容が深まっていく。そもそも口で説明しても、相手は分からない。 - しっかりと議論しよう
Scopeを明確に。議論の時はチェアパーソンを立てて。
議論ばかりしていては何も生まれない。
議論ばかりしていてもちからが付かない。 - みんなの意見を反映しないと
総和主義には無理がある。リーダーが大切。 - Reviewer、Advisorがこう言った
分科会活動に責任を持つのは、あなた方メンバーです。 - No Return of Point
もう戻れないポイントを良く意識して。 - 考える
考え、考え、また考える。考えれば、考えただけのリターンが必ずある。
分科会活動を始動する
2022年度分科会テーマ
- Globalに打ち勝とう
- Diversity時代におけるManagementは
- 真の働き方改革を実現しよう
- これからの人事制度は
- AI、DXに打ち勝とう
- Innovationを創出しよう
- M&Aを成功させよう
- ジェンダー・ギャップ指数で世界のトップになろう
- 関西を不死鳥の如くよみがえらせよう
- 九州の位置と九州人の特性を生かし、九州をますます元気にしよう