D&I推進者会議

開催日:2022年04月22日

「2022年度 第1回 ダイバーシティ推進責任者会議」を開催しました

4月22日(金)、「2022年度 第1回 J-Winダイバーシティ推進責任者会議」をオンラインにて開催し、約100名のダイバーシティ推進責任者、担当者の皆さんに参加いただきました。

2022年度、最初の開催では、新規会員企業の紹介、内永理事長によるご挨拶に続き、J-Win事務局からは女性3層ネットワークおよびD&I推進3層システムの活動方針と本年度の計画についての説明が行われました。後半は2021年度男性ネットワークメンバーより分科会活動報告、その後はD&I推進者とのグループに分かれ、1年間の活動を通じた気づきや今後の活動について共有されました。D&I推進者からは男性管理職の生の声を聴く貴重な機会となったとのフィードバックを頂いています。

【第1回ダイバーシティ推進責任者会議 アジェンダ】

  1. 内永理事長あいさつ
  2. 2021年度拡大会議報告
  3. 女性ネットワーク活動 2022年度活動方針&計画
  4. D&I推進支援活動  2022年度活動方針&計画
  5. 男性ネットワーク活動 2021年度分科会活動報告、2022年度活動方針&計画
  6. 男性ネットワークメンバーとのディスカッション
  7. 事務局よりお知らせ

内永理事長ご挨拶

J-Winでは「女性リーダー育成の3層ネットワーク」とダイバーシティ推進責任者の皆さんが要となっている「D&I推進支援活動の3層システム」の活動体制が整い、ある意味では集大成としての形ができたと思います。ダイバーシティの認識が進む中で、加速させようとしている企業、そうでない企業に分かれ始めています。何がDifferentiation Pointかというと、個人の見解として言えば経営トップのリーダーシップ。CEOが、D&I推進の責任者が腹落ちすればあとは動きだします。昨年よりCEO会議をつくり、少しずつですが成果を上げ始めています。これはCEOの方々からのお声としても出ていることなのですが、従来の日本型の人事システムと相反するのも事実です。このため、ダイバー推進者の皆さんも壁にぶつかることもあることと思います。
今期はこの責任者会議でも企業責任者(人事部門、D&I推進部門の役員)の方々と積極的にダイバーシティ、女性活用についてもオープンに共有し、一緒にD&I推進について考える場をつくっていきたいと思います。
このダイバーシティ推進責任者会議はネットワークを広げ、男性ネットワークも活用し、経営層の意識さえも変えていくという本当に大切なGear Boxとしての役割を持っています。ベストプラクティスの共有も、また初歩的で聞きにくいと思われることについても自発的に尋ね、サポートし合える、そんな温かいコミュニティを形つくっていただけたらと思っています。問題は山積していますが、負けないで、助け合っていけば必ず良い方向に進んでいきます。是非、一緒に頑張りましょう。

2021年度拡大会議実施報告

2022年3月11日に開催された2021年度拡大会議実施についての報告が行われ、参加いただいたHigh Potentialネットワークメンバーの上司の方からのコメントとして、「メンバーの活動内容・発表等大変刺激を受けた。一回りも二回りも大きくなった部下とともに今後も頑張りたい」、「参加メンバーの方々自身が考え、議論し、自らの言葉で発信することが大切」、「企業の枠を超えたこうした活動の重要性を再確認した」などが紹介されました。

女性ネットワーク活動

女性3層ネットワーク(High Potential ・ Next Stage ・ Executive ネットワーク)担当者からは活動方針、各ネットワークの目的、活動計画が共有されました。また、Next StageネットワークからはExecutiveネットワークメンバーをメンターとしたメンタリングプログラムの活動報告が詳しく紹介され、参加者からの興味と相まって大変な好評を得ました。

D&I推進支援活動

女性3層ネットワークが女性リーダーの育成を目的に活動しているのに対し、その女性たちが力を発揮する場である各企業のD&I推進を支援するのがD&I推進3層システムです。CEO会議、男性ネットワーク、そしてダイバーシティ推進責任者会議について2022年度の活動方針、プログラムの説明が行われました。ダイバーシティ推進責任者会議では本年度、新たに、なかなか着手できない共通課題にチャレンジする「課題研究会」を立上げます。昨年発足した施策の徹底共有を行う「ベストプラクティス研究会」とともに、ダイバーシティ推進関係者同士が互いに協力してD&I推進を加速する取り組みを充実させてまいります。

男性ネットワークメンバーとのセッション

2021年度の男性ネットワークプログラムや参加者属性等の概要を事務局よりご説明した後、男性ネットワークの3つの分科会より報告があり、オールド・ボーイズ・ネットワークや女性のキャリアアップ意識について誤った先入観を抱いていたことへの気づき等、プログラム参加の振返りと、今後の行動宣言が共有されました。
男性ネットワークメンバーはD&I推進者とのグループディスカッションにも参加し、それぞれの想いを語るとともに、今後の協力体制についてアイディアを出し合いました。D&I推進者からは男性管理職が「1年間の長期にわたり、D&I推進、女性活躍について自分事として真剣に考えたこと自体に価値がある」とのコメントを頂きました。
2022年度は女性リーダーの育成とともに職場のD&I推進支援を強化していきます。