男性ネットワーク
開催日:2021年06月17日
「J-Win 第1回男性ネットワーク」定例会を開催しました
J-Win 第1回男性ネットワーク定例会を2021年6月17日に開催し、第5期生のキックオフとなる今回の定例会には21社45名の男性ネットワークメンバーに参加いただきました。
■ アジェンダ
- オープニング
・事務局からの連絡、案内
- J-Winの紹介
- 男性ネットワークの概要・スケジュール案内
- 事務連絡、質疑応答 - 内永理事長 講話
・なぜD&I推進なのか・なぜ女性活躍推進なのか、それが進まないのはなぜなのか
・男性ネットワークの皆さんへのメッセージ - 質疑応答
- クロージング
男性ネットワークの背景と目的・価値
日本企業が経営戦略としてのダイバーシティ・マネジメントを促進し、定着させていくためには、男性管理職が「なぜD&I推進なのか、なぜ女性活躍推進なのか」を自らが理解・腹落ちし、新たな気づきを得て行動を起こしていくことが重要です。
男性ネットワークでは、男性管理職であるメンバー同士の議論に加え、内永理事長や男性・女性エグゼクティブの方からの講話や意見交換を行うことで、メンバー自身がD&I推進の価値と自らの役割・責任を理解し、女性の育成や登用につながる具体的な行動を起こすチェンジエージェントになることを目指しています。
第1回男性ネットワーク定例会では、J-Winの紹介や今年度の活動方針の説明がありました。男性ネットワークの概要として、活動の目的、スケジュール、そして最終ゴールは行動宣言と成果の共有・提言となっていること。また活動は定例会と分科会があり、定例会は講話やアドバイザーからのインプット、分科会は少人数に分かれ課題を抽出し、議論を深め、解決策を導き出すことなどが紹介されました。内永理事長からは「なぜD&I推進なのか・なぜ女性活躍推進なのか、それが進まないのはなぜなのか」をテーマにした講話と、第5期となる男性ネットワークメンバーの皆さんへの期待をメッセージとして届けられました。
内永理事長 講話
経営戦略としてのダイバーシティ・マネジメント
世界で起きた変化が一瞬にして生活様式やビジネスにも影響を及ぼしています。激しい環境変化の中で、企業には生き残りをかけたイノベーションや新たなビジネスモデルをつくり上げていくことが求められています。
日本企業の多くが、過去の成功体験を持つ人が上級管理職となっています。過去のビジネスモデルで成功を収めてきた人達にとって、新しい発想を取り入れ、改革を進めていくことは極めて難しいことです。会社が強くなる、イノベーションを起こすためには、これまでにないバックグラウンドや新しい考え方を持つ人材を積極的に活用し、意見を取り入れていく。それが新たなビジネスモデルの創造に繋がっていくのです。
今年3月に世界フォーラムから発表された「ジェンダーギャップ指数2021」では、日本は調査対象156カ国の中で120位。世界はダイバーシティの必要性を十分に理解し、真剣に取り組み、その結果、日本だけがそのスピードに追いつけず取り残されてしまっています。世の中の変化に対応し、イノベーションを起こしていくには多様性が必要です。 女性活用はD&I推進の第一歩であり、そのきっかけとなります。すでに社内に在籍していて、社風や仕事の内容も理解している女性を活用することは、ダイバーシティを進めるにあたってのリスクは少なく、メリットが多くあるからです。男性ネットワークのメンバーには、企業が成長していくための『経営戦略としてのD&I推進』、その第一歩としての女性活躍推進を後押しするためのD&I推進のチェンジエージェントとなることを期待しています。