Executiveネットワーク

開催日:2021年05月27日

「J-Win Executiveネットワーク 2021年度キックオフ」が行われました

2021年度のJ-Win Executiveネットワークの活動が始まります。
「J-Win Executiveネットワーク2021年度キックオフ」を、5月27日(木)にオンラインにて開催し、60名のメンバーが参加しました。

【アジェンダ】

18:30~18:35 オープニング
18:35~18:50 新メンバー自己紹介(お一人1分程度)
18:50~19:30 全体活動方針(研究会等メンバー募集含む)
       連絡事項
19:30~20:10 内永理事長 講話
20:10~20:30 Q&A
(以降は自由参加)
20:30~20:35  休憩
20:35~21:00 グループシェア

Executiveネットワーク 全体活動方針・新年度体制について

J-Win Executiveネットワークは発足から10年が経ち、メンバーは63名に増えました。木曽川幹事長(アフラック生命保険株式会社)より、「グローバル視点を持ち、変革を巻き起こす影響力のあるTopリーダーを目指す」ということが次の段階への飛躍であり、目標となります。存在感を向上させ外部との交流を盛んにしていくこと、定例会に参加するだけではなく、自律的に行動し、メンバーを拡大し、さらに三層の連携を強化して、会員企業にとっても価値ある活動をしていきたい、と活動方針についての説明がありました。

<2021年の重点施策>

  1. グローバルネットワークの拡充と深化
    (駐日女性大使とのメンタリング 各国のエグゼクティブとのネットワーク)
  2. Executiveネットワークの価値拡大(外部への発信を意識)
  3. メンバー拡大(最初は20数名。ここまで拡大出来たのはメンバーからの声掛けの成果)
  4. 後進育成(ExecutiveネットワークメンバーはTOPの階層、ロールモデルとしての役割を担う)

<7つの活動領域>
7つの活動領域を通じてExecutiveネットワーク全体の存在感を出していく取り組みとして、活動領域ごとに担当幹事を置くこととなり、その担当幹事より各領域の説明がありました。

定例会

今年から「グローバル」と「環境」を重点テーマとして、交互に掲げて定例会を実施することにより、多面的な見方を学ぶこととする。自分の意見、行動変容につなげて欲しい。

 グローバルネットワーク活動

発足3年目、11名で活動中。駐日女性大使のメンタリングが昨年から追加された。メンターとして14名の大使に参加いただいている。5月25日に最終報告会第2回を実施予定であり、J-Win全体の活動につなげていきたい。大使館とのリレーションの先を考え、国内外に影響力を示せるエグゼクティブを輩出するネットワークを通じ、一人一人がExecutiveとして成長することを期待する。

価値拡大

政府自治体、経済団体等への働きかけを通じて対外認知度を向上させる。2030企業の意思決定層への女性の参画を促す。

内永理事長 ラウンドテーブル

2回のラウンドテーブルを通じ、連続性を持った形で、内永さんのお考えを聞いて自分の成長につなげる。

メンバー拡大

3年目であり、数は力である。年間10名以上の増員を図る。

後進育成

ExecutiveネットワークはJ-Winのネットワークの中でロールモデルである。Next Stageネットワークへのラウンドテーブルも昨年からスタートさせている。

3つの研究会(全員いずれかに所属)

  • 日本近現代史と憲法研究会
    グローバルの視点をもつためには、自国のことを知らなければならない。日本国憲法に関するリテラシーを高める。一人で学ぶのは難しいが、多彩な講師を交え自分を磨き、有識者・ABD・見学会を通じてみんなで学びあう。
  • これからの日本を考える研究会 著しい環境変化を誰もが経験。これからの日本、企業、個人がどうあるべきかを考える良いタイミングであり、Webを通じた読書会や対談を行う。 ・日本文化研究会 グローバル視点を持つ前に、「自分は何なのか」、「自分の価値観は」、「日本文化から私たちはどのような影響を受けているか」、「自分の言葉で海外に説明できるか」を考える。

内永理事長 講話

J-Winには2つの三層構造がある。女性3層ネットワーク、つまりExecutiveネットワーク/Next Stageネットワーク/High Potentialネットワーク。そしてD&I推進3層システムのCEO会議・実行リーダーの会/男性ネットワーク/ダイバーシティ責任者会議である。
初めて聞く人もいると思うが、D&I推進3層システムTOPにあるCEO会議は、CEOだけが参加可能な会議である。他社の成功・失敗を共有し、役員以上の実行リーダーの会が得られた情報を参考にしつつ、自社での活動を推進する。そして、ダイバーシティ推進責任者会議、男性ネットワークはCEO会議に情報提供・提言をする。この構造によって各社のダイバーシティ推進のレベルアップが図れると期待している。
さらには女性3層ネットワークとの相互連携により企業におけるD&I推進を加速させていく。

Executiveネットワークのメンバーに期待することは、日本企業の意思決定の場には多様性が必要であり、その一役を担ってほしいということである。新しい発想、新しい価値観を持ったチェンジエージェントとして、上に行けば行くほど楽しく、エキサイティングであることを若い人に伝えて欲しい。自分の思いを実現し、輝いている姿を見せることで、目指す人は増える。そして、お互いに助けあい、支えあいながらロールモデルとして頑張ってほしい。そうすることで日本社会は必ず変わっていく。
英語に対する苦手意識を言い訳にしないで、積極的にグローバルな世界に一歩を踏み出してほしい。大使によるメンタリングでは、発想の仕方、コンセプトの作り方、ロジックの組み立て方などを学んで欲しい。
この中にはグループ会社のトップに異動された方もいるが、おめでとうと伝えたい。そして、トップの醍醐味を味わって欲しい。

<Q&A>(抜粋)
Q:トップが楽しいことをより良く伝えるために、意識していることは何ですか。
A:意識するのではなく、感じたことをそのまま伝えればよいのです。グループ会社の女性社長を増やしてほしいと考えており、そうすれば日本は変わり、真のD&Iが実現できます。

Q:ご自身の価値観はいつ確立されましたか。
A:部門長になったときです。 ただし、自分自身の価値観と上司の判断が違ったとしても反抗はしません。 従って仕事をするのが組織人だと考えています。