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| 大日本印刷株式会社 価値創造推進本部 働き方の変革推進室長 立野 和浩 氏 |
アフラック生命保険株式会社 システム開発管理部長 松尾 栄一 氏 |
カゴメ株式会社 ダイバーシティ推進室 課長 大澤 博明 氏 |
D&Iを重要な経営戦略のひとつとして掲げ、女性活躍推進、マルチカルチャー、世代、LGBT、障がい等すべての「違い」を重要視している。特に女性活躍推進についてはこのD&Iの取組の最重要課題とし、「増える」、「続ける」、「伸びる」という3つの課題に基づき施策を整理し展開している。
ANAのD&I推進は2015年4月片野坂社長が発信した「ANAグループ ダイバーシティ&インクルージョン宣言」がベースとなっている。ANAでは社員数の半数以上を女性が占めることから、特に女性の活躍推進を経営課題として位置づけ取り組んでいる。2014年に行った女性活躍のためのポジティブアクション宣言では、2020年における女性の役員数や管理職比率などの数値目標を掲げ、女性役員の数値目標は既に達成済み、また女性管理職については2020年までに15%に向けて順調に推移している。特に上位職へのパイプライン強化を課題と捉え、女性社員のキャリア意識向上施策を積極的に展開し、社外研修派遣、キャリアデザインセミナー、両立支援プログラム、女性管理職ネットワークなど女性に特化した各種施策の充実化をはっている。一方役員を巻き込んだ、フォーラムやイクボスなど男性社員の意識改革へも取り組む。働き方改革では2017年トップ自らがANA「働き方改革推進」宣言を打ち出し、部門・業務特性に応じた「働き方改革を」展開するとともに、多様な人財がそれぞれのステージで活躍できる風土づくりと環境整備を推し進めている。
サントリーグループは多様な人材、多様な価値観を積極的に取り入れ、活かすことが重要であるとの考えのもと、2011年にダイバーシティ推進室を設置、2012年には4つの重点領域「性別」「年齢」「ハンディキャップ」「国境」に絞り、取り組むべき5つの重点課題を設定した。
1974年日本で初めてがん保険を発売するなど、「新たな価値の創造」を企業理念に掲げ、活力ある企業風土の醸成に向けて、女性活躍を強力に推進している。