2009年J-Winアワードにおける調査をもとにまとめました。
4.J-Win アワードについて
【J-Winアワードとは】
「J-Winアワード」は、以下を目的としてJ-Win会員企業を対象に授賞するものです。
「企業におけるダイバーシティ推進の第一歩として、女性の採用・能力評価・登用に革新的なアプローチによって、積極的に取組み、ビジネスにつながる成果を挙げている企業を顕彰する。
それを女性活躍によるビジネスの成功モデルとして、他の会員企業に提示することにより、会員企業全体のダイバーシティ・マネジメント推進を支援する。」
「2009 J-Winアワード」は2008年11月から選考を開始し、2009年3月に、次の3社が授賞企業に選ばれました。
大賞 | 日本アイ・ビー・エム(株) |
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準大賞 | パナソニック電工(株) |
継続努力賞 | (株)りそな銀行 |
また、最終選考に残った企業(ファイナリスト企業)は、次の11社です。
【J-Winアワード審査コミッティ】
J-Winアワード審査委員は次の方々です。(50音順)
審査委員長 | 岩男 寿美子氏(慶応義塾大学名誉教授) |
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審査委員 | 内永 ゆか子氏(株式会社 ベネッセコーポレーション取締役副会長、 ベルリッツインターナショナルインク代表取締役会長兼CEO兼社長、 NPO法人J-Win理事長) |
審査委員 | 大橋 光博 氏(株式会社 MRI代表取締役、NPO法人J-Win理事) |
審査委員 | 鹿嶋 敬 氏(実践女子大学教授、元日経新聞論説委員) |
審査委員 | 杉口 正子 氏(株式会社 イープ取締役会長、NPO法人J-Win理事) |
審査委員 | 板東 久美子氏(内閣府 男女共同参画局 局長) |
【「2009 J-Winアワード」の選考プロセス、評価基準】
1) 第一次審査
「J-Winアワード調査票」に記述された内容によって審査しました。評価は、次のような基準によって行っています。
●「女性リーダーの継続的輩出」の実績
女性管理職の人数や比率だけでなく、女性リーダー輩出の基盤となる層の厚みや、女性の採用、
また最近の取組みによる増加率などを評価します。
●「女性リーダーの継続的輩出」を可能にする取組みの実施状況
次の領域における取組みの実施状況と、その継続性、全社への広がり、PDCAの回し方、
などを評価します。
.経営トップ層のコミットメント
.管理職のアカウンタビリティ
.多様な働き方の促進
.女性のキャリア開発・育成・登用
.業務プロセス・評価プロセスの「見える」化*)
2) 第二次審査
第一次審査を通過した企業に対し、ヒアリング審査を行いました。
企業として、「女性リーダーの継続的輩出」のために、どのような考え方・方針で、どのような取組みをしてきたかについて
全体像をヒアリングしました。