会員企業のD&I推進部門を支援するJ-Winの活動の取り組みである「第3回 男性ネットワーク ～女性活躍推進における男性管理職の在り方～」を、2018年12月13日(木)に東京ウィメンズプラザで開催しました。

■Next Stageメンバーとの意見交換
今回は、J-Win女性ネットワークに所属する女性管理職メンバー（部課長クラスからなるNext Stageネットワーク）3名が参加。女性管理職の立場・視点からのコメントや意見交換により、男性ネットワークメンバーが新たな気づきを得て、課題の本質や解決策を深掘りすることを目指しました。


■グループワーク／ディスカッション
Next Stageメンバーとの意見交換も踏まえ、参加者はグループワークを実施しました。
女性活躍推進に関する課題やその要因を深掘りし、各々書き出して分類・整理し、その結果をグループごとに発表し、参加者全員で共有。Next Stageメンバーのご経験やご苦労を伺う中で、上司と女性社員の信頼関係を構築すること、男性と女性の違いを理解すること、女性社員がスイッチを押せる環境を整えることなどの重要性について新たな気づきを得て、議論が展開されました。

Next Stageメンバーからは、今後の男性ネットワークの活動の深化を期待するコメントが寄せられ、参加者からも「Next Stageメンバーとの質疑応答や意見交換は大いに得るものがあった」とのコメントがあり、次回以降の課題の深掘りにつながる有益な会となりました。

　
■男性ネットワークの活動について
日本企業が「経営戦略としてのダイバーシティ・マネジメント」を促進し、定着させていくためには、管理職がD&I推進の価値と自らの役割・責任を理解し、女性の育成や登用に具体的な行動を起こすことが重要です。なかでも、特に「男性管理職」の理解と行動変革が、女性活躍推進を加速させるには不可欠と考えられます。
そこでJ-Winでは、「女性活躍推進のために、男性自身が自ら男性管理職の中にある問題点を出し、課題を考え、取るべき行動を導き出す」ことを目的とし、会員企業の男性管理職（人事やダイバーシティ推進担当者以外も含む）をメンバーとする会を立ち上げました。
男性ネットワークは、会員企業12社15名の男性管理職の皆様でスタートし、2019年3月までに6回の開催を予定。メンバー同士での議論に加え、先輩経営者や女性メンバー、昨年の参加者との意見交換を行い、具体的な行動に結びつけることを目指しています。
また、業種の枠を超えてのネットワーク構築は、実際に現場で女性のマネジメントに携わる男性管理職のメンバーが活発な情報交換や先輩経営者や女性メンバー、昨年の参加者との交流を行うことにより、当事者意識を強くし、自ら行動していくモチベーションを高めて、自社のD&I推進加速に貢献する役割を果たす効果をもたらすと期待しています。　
　
＜参考＞
2018年度　第1回男性ネットワーク（2018年8月8日）開催報告

2018年度　第2回男性ネットワーク（2018年10月16日）開催報告

第4回は2019年1月開催予定です。