2015年3月6日(金)、「2015 J-Winダイバーシティ・アワード」の表彰式が行われました。
企業賞受賞の4社と個人賞受賞の2名、授賞理由をご紹介致します。
発表資料はこちら(ニュースリリースへリンク)
■ 企業賞
● 「2015 J-Win ダイバーシティ・ アワード」 大賞: KDDI株式会社 |
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代表取締役社長 田中 孝司 様 |
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<授賞理由> KDDIフィロソフィ「ダイバーシティが基本」を基本理念に掲げ、D&I推進を経営戦略と位置付け、経営トップが強いメッセージを発信し、女性活躍推進を加速させている。 経営層の意思形成過程を学ぶ「役員補佐」職の設置や、「女性ライン長登用プログラム」などを取り入れ、女性幹部の育成・登用を見据えた女性リーダー輩出のパイプライン形成を戦略的に推進している。経営トップと人事部による強力なリーダーシップにより、女性活用は急速に向上しており、今後の成果と進展が期待できる。 |
● 「2015 J-Win ダイバーシティ・ アワード」 準大賞:損害保険ジャパン日本興亜株式会社 |
代表取締役 副社長執行役員 磯谷 隆也 様 |
<授賞理由> D&I推進ビジョン「 Diversity for Growth 」を掲げ、経営トップが強いリーダシップを発揮して、経営戦略としてD&Iを推進している。全員総合職という環境が整う中で、全国各地域に推進の輪を広げ、女性の育成・キャリアアップ意識開発のためのプログラムを展開し、女性パイプラインの拡充に取り組んでいる。合併を契機に、業務プロセス統一により働き方の改革を進めると共に、全社に組織風土変革を推し進めている。こうした活動により、女性登用は確実に向上しており、今後の成果と進化が期待できる。 |
● 「2015 J-Win ダイバーシティ・ アワード」 ベーシックアチーブメント 大賞: イオン株式会社 |
イオン株式会社 執行役 兼 イオンリテール株式会社 代表取締役社長 岡崎 双一 様 |
<授賞理由> 経営トップの強いコミットメントのもと、ダイバーシティ推進の目指す姿を掲げ、イオングループ全体にダイバーシティの価値浸透を図り、D&I推進を強力に推し進めている。グループ全社にダイバーシティ推進実行体制をしき、D&I推進ロゴ"ダイ満足"を冠したダイ満足サミット、ダイ満足カレッジ、ダイ満足アワードといった活動に取組む。また、的確な現状分析による課題抽出と施策実行により、着実な推進を行っている。こうした活動により、今後の成果と進化が期待できる。 |
● 「2015 J-Win ダイバーシティ・ アワード」 ベーシックアチーブメント 準大賞: NTTコミュニケーションズ |
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常勤監査役 小林 洋子 様 |
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<授賞理由> 真のリーディンググローバルプレーヤーを目指し、D&I推進を経営戦略と位置付け、経営トップの強いコミットメントにより、女性リーダー輩出のパイプライン拡充に取り組んでいる。グローバル共通のICT基盤を活用して、「働き方改革」と「業務プロセス改革」を積極的に推進すると共に、現状を詳細に分析することで課題を明確にし、入社から幹部育成までを見通した女性の意識改革に戦略的に取り組んでいる。こうした地に足の着いた抜本的な活動により、今後の着実な推進と成果が期待できる。 |
■ 個人賞
● 「2015 J-Win ダイバーシティ・ アワード」 経営者アワード: 株式会社千葉銀行 取締役頭取 佐久間 英利 様 |
取締役頭取 佐久間 英利 様 |
<授賞理由> 女性活躍推進への強い信念と熱い思いをもとに、「ダイバーシティ行動宣言」を掲げ、能力ある女性行員の活躍の場を広げると共に、多様な個性から生まれる創造的で活力ある職場づくりに向け、自ら精力的に取組む。国内銀行で初めて女性を支店長に抜擢して以来、多くの女性リーダーたちが地域の最前線で活躍を続けている。 佐久間氏の女性活躍推進に向けてのリーダーシップは自行に留まらず、「輝く女性の活躍を加速する地銀頭取の会」の立ち上げや、「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会・行動宣言」を策定するなど、男性経営者が率先して女性活躍推進に取り組む動きを加速した。特に、行員が配偶者の転勤先にある別の地銀で働けるようにする仕組みを作り上げたことは、女性がキャリアを継続し、活躍する上で画期的な取組みとなった。 自行から業界、そして地域へと、女性活躍を地方創成の力として、活力ある社会の実現に向けた佐久間氏の強い影響力とリーダーシップは称賛に値する。 |
● 「2015 J-Win ダイバーシティ・ アワード」 リーダー・アワード:三菱重工業株式会社 執行役員 石井 泉 様 |
執行役員 石井 泉 様 |
<授賞理由> 日本を代表する重厚長大企業にあり、男性中心の組織風土の中、早くから女性活用の重要性を唱え、女性が働きやすい職場環境を実現すると共に、女性社員数の拡大、男性社員の意識改革に率先して取組む。新社屋設計に際しては、女性社員をコンセプト作りに参加させ、多くの女性社員の意見を取り入れることで、従来の男性中心の職場環境に風穴をあけ、女性の活躍を後押しする体制を自らの行動で整えた。 また、従来極端に男性に偏っていた新卒技術系採用において、事業部毎に女性採用目標を設定し、自らも面接に立ち合い、同社で働くことの意義や女性社員への期待を直接学生に語ることで、理系女子学生の採用を大幅に拡大した実績は、石井氏の有言実行のリーダーシップが大きな牽引力となっている。 石井氏の女性活躍推進に対する確固たる使命感に裏打ちされた行動力とリーダーシップは、統括部門のみならず、全社に影響を及ぼし、同社のダイバーシティ推進の基盤作りに大きく貢献した。自ら役員として、男性として、回りの男性社員を巻き込み、D&I推進を牽引するその姿は、まさにD&Iリーダーと呼ぶにふさわしい。 |