内閣府主催の「ワーク・ライフ・バランス シンポジウム」で「国・社会・内閣府への提言」グループが企画参画、パネルディスカッションを展開しました
2月16日(土)の午後、学術総合センター 一ツ橋記念講堂で、大規模な「ワーク・ライフ・バランス シンポジウム」が開催されました。これは2008年を「仕事と生活の調和元年」と位置づけた内閣府が主催したものです。
第1部「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現を目指して」では、内閣府特命担当大臣・上川陽子氏の挨拶と、東京大学教授・佐藤博樹氏の基調講演「女性の活躍の場の拡大と働き方の改革」が行われ、それを受けるかたちでパネルディスカッションが行われました。
J-Winは、男女共同参画推進連携会議のメンバーでもあり、分科会の1つ「国・社会・内閣府への提言」グループが、これに協力するかたちで、第2部分科会の1つを企画主催しました。
テーマは「女性が変わる、ワークスタイルを変える、生活と仕事のハーモニーとは?」と題し、IBM、帝人クリエイティブスタッフ、ベネッセコーポレーション、リクルートで女性管理職として働く、ワーキングマザーのJ-Winメンバーたちがパネラーとして出席。仕事内容、結婚前後の仕事のスタイル、出産・育児体験、思わぬハプニング、将来の夢などについて、それぞれ語りました。
仕事の種類によっても、家族構成によっても、そのスタイルはさまざまですが、共通していたことは、社会や地縁、家族など、周囲の人々の協力を仰いだこと。またハプニングが起きても、なんとか方策を探し出した前向きさが必要だったことなどでした。
さらに仕事と家庭を両立させるポイントをいくつかあげながら、両立はイノベーションだと言い切る場面も。後輩の女性たちへのメッセージには、仕事との両立を悩んだときには「迷ったら、まずやってみよ!」でした。
ワーク・ライフ・バランスは、個人の問題ではなく社会の問題なので、今後は周囲を巻き込む勇気を持ちたいという意見も出ました。
いずれにしても周囲の協力が不可欠であり、そうした関わり合いの中で新しい気づきも得られることを確認し合った有意義なパネルディスカッションでした。